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閉ざされた唇  作者: 変汁
3/18

美沙の家族が夜逃げをしたとお母さんから聞いたのは三太とホラー映画デートをする2日前の事だった。


その後、三太との映画デートをきっかけに私の周りでは様々な事が起こり始めた。


私と映画デートをした事が三太の彼女にバレ、修羅場になったのだ。


三太の彼女は私と三太の関係を疑いヒステリックに喚き散らしたらしかった。


彼女の気持ちの治りがつかなくなり、私自ら説明しに出かける羽目になった。


「だから風子とは幼馴染で妹のようなものなんだって」


妹のようなもの。


そのような言葉を女は信用しない。


つまり言い訳なんてものはより疑いを強めるだけに過ぎない。


だけど三太を含め男は直ぐに言い訳をしたがる。


信用されないなら別れてしまえば良いだけなのに。


目の前で痴話喧嘩を見せられた私はいい加減辟易して2人の間に割って入った。


「三太、信用されないなら、別れれば?」


私の言葉に三太の彼女は目を吊り上げ私を睨みつけた。その目を見返しながら


「三太は私の初恋の人。つい数年前までずっと片想いだったの。その事は三太もわかってるよね?」


「ん、あ、あぁ…まぁ…うん」


「三太の事を信じられないような彼女なら、別れて私と付き合おうよ?」


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