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閉ざされた唇  作者: 変汁
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閉ざされた唇 2 プロローグ

何処からか声が聞こえてくる。その声は近くで聞こえる気もするし、遠くから聞こえて来る気もした。


瞼を、開き身体を起こして窓から外を見たかった。


カーテンの僅かな隙間に顔を近づけ外の様子を確かめたかった。


でも気持ちと裏腹に瞼は開いてくれなかった。

睡魔が、お前はまだ眠っていろと瞼を押さえつけているみたいだった。


身体は軽い気がした。でも無理だ。動かせなかった。


その声は闇の中に響いている。とても小さな声で話しているようだ。


話しているという事は複数の人がいるという事になる。


その中の一つの声に怒気が含まれている。

そんな印象を受けた。何か争っているのか。

それとも慌てているのか、睡魔に襲われている風子には判断出来なかった。


あー何だろ。気になるなぁ


意識がそう告げるとほぼ同時に、風子はすやすやと寝息を立てていた……


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