番外編:清白葉月の日常 Ⅲ
なんか、清白葉月の日常 Ⅰのとき言ってた20000PV…いつの間にか行ってました。
びっくりしたー(笑)
という訳でお久しぶりです&短くてごめんなさい。
まぁこの番外編は今回で終わります。
とりあえず続きはあとがきでノシ
ナオナオが、消えた。
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あの告白の日以来、本当に天音の部屋で3人で暮らし始めた私たちは意外と息が合った(と私は思う)。
学校に行くにも、遊びに行くにも、買い物に行くにも三人で行き、ナオナオと私はどちらが天音をより喜ばせられるかを基準に争い合った。
三人で馬鹿みたいに過ごす時間が楽しかった。なのに、ナオナオは、違ったのだろうか。
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「・・・」
私と天音は、警察署からの帰り道何となく家に帰る気にならず、ファミレスに立ち寄った。
最後まで一緒に居た人物として色々聞かれたが、正直警察の人と話すのがつらかったからだと思う。
「ナオは死んでないもん・・・」
「うん、私もそう思うよ。もうちょいしたら、『驚いたー?』とか言いながら出て来るんだよ・・・」
そういう私も、震える声を抑えるのに必死だったことは天音には内緒だ。ちゃんと出来たかはわからないけど。
二人して無言で紅茶を飲みながら、私はふと、ナオナオが消える日の直前に言っていた事を思い出した。
「そういえば、さ。」
「?」
「ナオナオがこの前言ってたんだけど、この世界に魔法があれば良いのにって。どういう意味だったんだろう?」
「魔法かぁ…」
グラスをテーブルの上に起きながらストローを使ってずぞずぞと紅茶を飲みながら、天音が答えた。
「やっぱさ、ナオにも何か、深刻な、叶えたい事があったんだよ。」
「そのせいてどこか行っちゃったって事?」
「さぁ…そこまではなんとも。むしろ、葉月の前でそんな事言ったんなら、葉月のが分かるんじゃない?」
「分かってたらこんな風に言わないわよ。」
「だよねー…」
二人してなんとも言えない雰囲気で、それでもとりあえず話さないといけない気がしてそのまま二時間ほど口を開き続けた。
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結局、1ヶ月経っても、2ヶ月経ってもナオナオは姿を表さなかった。
学校や警察の方では、何かしらの事件に巻き込まれて居ると判断したらしく、まだしっかり捜索が続けられている。
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ナオナオが居なくなってから3ヶ月後の事、天音は高校を中退した。
別に、今回の事件がなにか関係あるわけではない。ただ単純に、書道の修行の為に高名な書家の弟子になるそうだ。
それでもやはり気にしていたのは、未だ手掛かり一つ見つけられていないナオナオの行方だった。
そして、私は天音の分までナオナオを探す事にしたんだ。まぁ、それでも私には大した事なんて出来ないけれど。
たまに街中で、キョロキョロするだけでも探すことは可能なんだし。
・・・別に呑気なわけじゃない。ただ、私には、ナオナオは元気にしているという感じがしていたんだ。
そして、ずっと心に残っていたのは、消える直前に言っていた言葉だったんだ。
はい、如何だったでしょう。
まぁ、ですよねー。
分けわかんないですよねー。
と言うわけで、このお話のプチ解説を。
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うん。特に無いかな。
あ、ちょっ!まっ!今やるからっ!
・・・ゴホンッ、さて、ナオナオは今回だけのかませいぬ的ななにかではありません。ちゃんと本編にも絡んできます。
まぁそのための伏線を張る為のお話と言うことですNE☆
というか、勘の良い人なら既にナオナオがどんな位置付けに在るのか薄々気が付いてくれているのでは?という淡い期待を込めつつ。
ちゃんと早めに投稿出来るようにしますー(笑)