番外編:清白葉月の日常 Ⅰ
PV10000突破記念!
本当にこんな駄文に付き合って下さる方が沢山居て、ここまで来れました。
本当ありがとうございます。
まぁまだまだ10000というのは少ない気がしますが、是非これからも宜しくお願いします。
私こと清白葉月は、一応高校三年生だ。実家の道場のこともあるから、家の用事で何回学校を休んでも公欠扱いなので卒業とかには響かないというなかなか粋な計らいをされている身分だったりする。それほどには家の道場は名が売れているらしい(意外と自分が深く関わっているものの対外的な評価などは本人達には分からないものだ)。
私の通っている高校は、私立ながらまぁまぁな進学校だ。一応毎年T大やK大などに何人も(何十人とまではいかない)送り出しているらしい。
けれど、私はスポ薦で高校に来たので、そこまで勉強が出来る訳でもない。精々行って中の上、普段は中の下だ。
だから、将来の夢とかは特に何も考えてないし、行きたい大学とかも特に無いから意外と気楽な高校生活を満喫している。
「まぁどのみち道場継ぐと思うけどね。」
何回か海外でアーチェリー大会に出場したりして、既にどこそこから留学のお誘いも受けてるけど、英語できないし別に良いかなと思ってたり。
「因みに私の学年には、何かしらの天才ってのが山ほど居るんだよね。」
例えば演劇の天才。まぁぶっちゃけて言ってしまうと昔は子役をやっていて、今は修行中って子。例えば書道の天才。既に書家としての堅苦しいような厨二くさいような二つ名を持ってるやつとか。まぁこの子は私の幼なじみなんだけど。
あー、でも勘違いしないでほしい。ここは女子高だ。そして私のパラダイス。
「自分で言うのもなんだけど。」
私はプロポーションが良い。それはもう、グラビアアイドルにでもなれるんじゃないかってくらい。まぁ一応謙遜しておくと、グラビアアイドルになろうとも思わないし、例えスカウトとかされても他人と比べられると必ず見劣りするはずなので実際にはなるつもりは無いのだが。
つまり何が言いたいかと言うと、同性受けが良い顔と体をしているということだ。武道を究めている人間として良い感じに筋肉はついているし、おかげで姿勢は良い。そして、普段はセミロングの髪をポニーテールに纏めているので、袴を着るとまるでプロのコスプレイヤーかのような見栄えになる(勿論こっちにそんな意図は無い。ただの正装だ。)。
いつの間にやら私のファンクラブが出来ていてめちゃくちゃびっくりしたものだ。
「それに。」
私は正直、あまり男の人に興味は無い。というのも、初恋は一郎おじさんであり(それは叶わぬ恋なのは分かっていて既に諦めているのだが)、一郎おじさんを超える男性に未だ会った事がないし、おそらくこれからも無いだろうからだ。
そして、むしろ可愛い女の子を見ている方が楽しい・・・いや、満たされる感じがするからね。
大体、女子高になると結構百合な子って居たりするんだ。かくいう私もその一人だし、私自身何度か告白された事もある。
・・・前置きが長くなったけれどここから本題。
そんな私がある日とある女の子から告白された時のお話。
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呼び出されたのは、学校の屋上。普段は立ち入り禁止だけど、部活で使う人(主に吹奏楽部)が居るとあけてもらえる場所だ。まぁ勿論今屋上には誰も居ないんだけど。部活動生は誰も居なかったから、おそらく相手の子が手回ししたんだろう。
「そっれにしても今時下駄箱に置き手紙+屋上とはねぇ。」
少し早く来すぎたかも知れない。予定の30分前だ。相手の名前も書いてなかったから連絡の取りようもないし・・・
そう思いながら外の景色を眺めていると、扉がギィ・・・という重い音を立てて開いた。そこから出てきたのは・・・
「ぁまね!?」
沢村天音。又の名を、沢村清龍。幼なじみの天才書道家だ。
「え・・・手紙くれたのって天音だったの?」
「むー、そんなに意外かなぁ・・・」
まさか幼なじみにこんな手紙を貰う(別にラブレターと決まってる訳ではないが)なんて!
「まぁそれで話ってなに?」
「うん・・・あの、ね。」
何やら落ち着かない様子で顔を赤らめながら何かしらを言いかけては止めていた。
それを3回ほど繰り返したあとに、ポツポツと言い始めた。
「あの・・・私と、付き合って欲しいの。」
「・・・」
キタ━(・∀・)━!!!!
幼なじみに告白されるシチュとはリア充も真っ青ダネ!
とか思ってにやにやしていると、慌てたように両手をぱたぱたと顔の前で振って否定した。
「いや、ほんとに付き合う訳じゃなくて、カモフラージュの為なの!」
・・・まぁ、そんなもんだよね人生なんて。
っと、気を取り直して・・・
「うーん、というと、誰かにストーカー紛いの告白でもされてて、それ断るためってこと?」
「そう!さすが葉月、話が早くて助かるわぁ!」
「だが断る!」
「えぇ!?」
「いや冗談、ちょっと言ってみたい台詞第12位だったから。」
「う・・・うん、てことはやってくれる?」
ここでまぁ所謂選択肢な訳だ。さぁて、どうしたものか・・・
1.断る
2.恋人のフリをする
3.食べる
・・・うん、迷わず3だよネ!
「じゃあ、偽りの恋人じゃなくて、本物の恋人だったらやってあげる。」
そういうと、天音はまた一気に顔を真っ赤にしていやいやいやと顔を思い切り横に振った。
・・・ちょっとショック。
「私達女だよ!?」
「それがいいんだよ(笑)」
「!?!?」
さすがに引かれた。
「まぁ冗談。そのくらいならやったげるよ。それに、私に頼んだって事はストーカーは女の子って事でしょ?」
すると、コクンと小さく頷いた。天音は突っ込みも凄いが照れた顔も可愛い子なのだ。思わずにやにやしそうになるのを必死に抑える。
「それで・・・何時ストーカーされてるの?」
「家に居るときとか学校が無いときはいっつもケータイとか家の電話にかかってくるんだよね・・・」
うわぉ。
「そりゃ筋金入りの好き者だねぇ。」
「なんか私の扱い酷くない・・・?」
「気のせい気のせい。」
まぁそんな子を諦めさせるのは確かに彼女を作るってのも有効だろうね。
「よっし、じゃあ取り敢えずしばらく一緒にすごそうか。」
「うん、お願いね。」
「・・・」
やば、今報酬は体で、とか下らないこと言いかけた(笑)
さぁて、どうやってその子を私のものにするかな〜
突破記念の番外編なのに「続く」にしてしまったorz
まぁまた20000超えたら続き書きます(笑)
あぁ嘘です殴らないで!(泣)