支部大会1日目の終わり
「お疲れ様!勇気、翔!ナイスバトンラン!」
「お疲れ様です!野村先輩、翔!ナイスバトンランでした!」
4人が合流して互いに声を掛け合う。
「お疲れ様!亮介、友!ナイスバトンランだよ!」
「お疲れ様です!甲斐部長、友!ナイスバトンランでした!すみません、俺少し詰まっちゃって。」
「大丈夫大丈夫!良い走りだったよ、翔。」
甲斐部長がすかさず答える。
「あとはタイム順を待つだけですね。」
名波の言葉に野村が
「そうだな、でもいいレースできたしきっと大丈夫。それにしても友早かったなぁ」
「やっぱりリレーだとなんか早く走れますよね。野村先輩もナイスランでした!」
「サンキューな。本当リレーって楽しいわ。良いレースできて本当良かった。」
個人で男子100メートル走に出れない野村はリレーに賭けているからこそ、そのあとの興奮も安堵もひとしおだろう。
4人で興奮冷めやらずといった感じで話していたら、男子4×100メートル走リレーの4組目が終わり、タイムが電光掲示板に載る瞬間が来た。
結果は全体1位で都大会出場が決まった。
「やったな!都大会だ!」
「また走れるぞ!この4人で!」
3年の2人がまず今の気持ちを言葉にする。
「はい!まだまだリレーしたいです!この4人で行けるとこまで行きたいです。」
「俺もです。今回はちょっと悔いが残るバトンパスだったから、次は完璧なバトンパスで繋ぎたいです!」
「レース終わったけど、次に向けて円陣しとくか?」
「いいんじゃない?ほら、友と翔。円陣するぞ。」
4人で肩を組んで円陣の体勢に。部長の甲斐が話し始める。
「まずは支部大会を突破して都大会出場が決まった!都大会で勝ち上がれば、南関東大会が待っている!今日よりも少しでも速く走って都大会勝ち抜こう!どこまでも4人で挑戦だ!次もナイスバトンラン!!」
「ナイスバトンラン!!!」
互いにハイタッチやハグをしあう4人。リレーという競技がチーム競技だとよくわかる光景だ。
名波達が盛り上がっている頃、スタンドでも健吾達が盛り上がっていた。
「やったな!1着で都大会出場とか本当に凄いや。速かったもんなぁ、4人とも。」
「うん!なんか貫禄あったよね。やっぱ最後はリレーだね。カッコよかった!なんでかわからないけど、リレーってカッコよく見えるよね。」
「ほんとほんと!強いよね、うちの男子100メートル走リレー。やっぱり勝てるって凄いなぁ。愛衣の言う通りカッコいいしさ。」
「これで1日目は終わりだよな。結構結果としては良かったんじゃないか?かなりの人数が都大会出場できた感じあるし。」
「そうだね。中距離も勝てたし、短距離も結果出したし。と言うか結果出した側の愛衣ちゃんと健吾君ですけどね。」
美桜が愛衣と健吾を茶化す。
「美桜も明日はこっち側だよ!勝って都大会一緒に行こう!」
「そうそう。美桜は明日が出番だもんな。俺も愛衣も800メートル出るから一緒に勝ちあがろうぜ!」
「うん!2人に負けないくらいの走りして都大会出たい!」
「出よう!私も負けないから!」
美桜は今大会1種目しか出ない。その1種目で結果を出せるかが全てだ。女子800メートルに賭ける思いはとてつもなく強い。
3人で話していると3年生の中村副部長が部全体に声をかける。
「今日はこれで私達の出場種目も終わったし、綺麗に片付けて帰る用意初めてね。」
これから男子4×100メートル走リレーの表彰式が行われる。待ちに待った支部大会1日目が終わろうとしていた。
支部大会1日目結果
男子100メートル走
名波 友 都大会出場
甲斐 亮介 都大会出場
足立 翔 都大会出場
女子100メートル走
今井 和美 都大会出場
新里 春 準決勝敗退
進藤 光 予選敗退
男子400メートル走
橋本 大輝 都大会出場
会田 剛 準決勝敗退
上村 樹 準決勝敗退
男子1500メートル走
葉山 健吾 都大会出場
山村 克久 都大会出場
吉野 咲也 予選敗退
女子1500メートル走
橘 愛衣 都大会出場
中村 心 都大会出場
松本 由依 都大会出場
男子4×100メートル走リレー
野村 足立 甲斐 名波 都大会出場
女子4×100メートル走リレー
新里 笹川 進藤 今井 予選敗退




