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異世界に転生したんだが、何の特殊能力も無いのでとりあえず頑張ってみる  作者: フツーなHITO
異世界転生してから冒険者になるまで
1/2

異世界に転生しちゃいます

「ここは、どこだ?」

目を開くと、全く知らない天井が見えた。俺は何処で何をしていたのか・・・記憶があやふやだ。

俺は少し目を瞑ってみる。・・・・・・ ああ段々と思い出してきた。


~~~~~


俺は神川大樹しんかわひろき17歳日本で高校生をやっていた。学校ではいつも成績上位をキープしていたかなりできる奴だった。しかし、小さい頃から友達を作るのが苦手でいつも一人でいた。そして、だいぶ()()()だった。

ある日、学校が終わりいつも通り一人寂しく下校していたときだ、異世界転生お馴染み誰かが(かれそうになるという展開に出くわした。俺は咄嗟とっさにその人を押した。身体からだに衝撃が走った。何が起きたのか理解できなかった。

ゆっくりと意識が闇に沈んでいった。


「・・きさん」「・ろきさん」「ひろきさんっ!」


俺は目が覚めた。周りを見回した。そこは謎の白い場所だった。上も下も右も左もどこまで続いているのかわからなかった。

先ほどの声の主は目の前にいた。とても美しい女の人?だった。髪は肩の辺りまでの長さでまるで輝いているかのような金色だ。唇は薄いピンクで肌は新雪のように真っ白、胸もそこそこある。

うん、女神様と呼ぼう。

女神様はその少しつり気味な目でこちらを見ていた。そして女神様はこう言った、


「貴方は死んでしまいました。」


うん、知ってた。こういうのはアレだろなんか異世界行きませんか的なのだろ。


「そうみたいですね。俺はこれから異世界転生しちゃったりするんですか?」

「え?なんでそんなに冷静なんですか貴方は?」

「いや、だってあんなおもいっきり撥ねられたら死ぬでしょ普通。っていうか異世界転生するんすか?、俺。」

「貴方の言うとおり異世界転生することもできます。ただ、他にも選択肢があります。」

「それは?」

「まず、神川大樹としての人格を失い、もう一度日本に生まれ変わることです。次に、貴方という人格を持ちながら天国又は地獄へいくことです。今まで良いことをしてきたなら天国へいけるし、逆に悪いことをしてきたなら地獄へ堕ちます。貴方はどうしますか?」

「じゃあ俺は異世界転生で。楽しそうなんで。」

「わかりました。」

「あの、転生するときのチート能力みたいのないんですか?」

「ありますけど貴方にはあげません。」

「?何でですか?」

「なぜならさっき貴方は私の胸をみていたからです。バレないとでも思ってましたか?」

「すんません。」

「ではさようなら~」

「え、ちょ、まっ!」


突然目の前が光に包まれた。


~~~~~


ということで俺は異世界転生した。


こちらでの俺の名前はツヴァイ・ツァン・アスタロトだ。歳は14歳前の俺より少し若い。一応伯爵家の次男だ。兄はアインス・ツァン・アスタロトという。結構歳が離れていて20歳だ。

ちなみに俺が住んでいるこの国はシェール王国というらしい。しっかりと異世界らしく魔法もあるみたいだ。

俺は両親や兄と仲が良くないらしい。らしい、というのも14歳より前の記憶は俺であって俺でない。つまり元のツヴァイ・ツァン・アスタロトの記憶ということだ。

俺は随分適当に扱われてきたみたいだ。

ぐー。

お腹がなってしまった。そういえば死んでから何も食べてないな、飯を食べるついでに家族に会ってみるか。

食事が始まった。俺は貴族のマナーなんて知らないので普通に食べた。そしたらなぜか汚物を見るような目で見られた。どうやらこの家はマナーなんかに厳しいみたいだ。とその時の俺は思っていた。

食事が終わった後、兄に呼ばれた。兄のところに行くと殴られた。


「!?」

「お前みたいな弟なんか要らない。早くこの家からでていけ!」


意味がわからなかった。

昼飯までの間俺はずっと何故殴られたのか考えていた。そして、一つの答えに行き着いた。兄はマジで俺のことが嫌い。という答えに。

昼飯はできるだけおとなしく食べた。しかし、家族目は変わらなかった。俺はこの家を出たいと思った。

まず、この国について調べた。どうやらこの国には魔法学園というものがあるようだ。俺はそこで魔法を学びたいと思った。

その日の夜俺は両親に魔法学園に行きたいと話した。両親はよほど俺のことが嫌いだったのだろう。俺が家を出て、魔法学園に行くことにとても喜んでいた。最低限のお金はやる、と言ってくれた。

俺は部屋に戻り、荷造りをした。明日の早朝にでも出発するそうだ。俺はワクワクする気持ちで眠りについた。

翌朝、俺は両親が用意した馬車に乗っていた。車と比べるとだいぶ乗り心地が悪い。


何はともあれここから俺の第二の人生の始まりだ!

来週も投稿したいと思います。

よろしくお願いします。

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