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さくら少女の失踪

各所で上がる悲鳴。一斉に駆け出す生徒の波。

怪物は野太い叫び声をあげながら、腕と思わしきものでヘドロを投げつける。


「さくら!早く走って!!」

「分かってるけど、足が動かない…!」

「さくらちゃん!!」

「ちょっちょっと待っ……」

「神田!!なにやってんだよ急げ!!」


ばっと声の方を振り返ると神田少年が酷く狼狽えた顔で尻もちをついていた。

男子テニス部の友達が手を引っ張り強引に立たせようとしている。


(まさか神田くんも腰が!?まずい、怪物に襲われちゃう!!)


「えっさくら!?校門あっちだよ!!」

「先行ってて!!」


(神田くんを助けなきゃ、私が!)


「神田くんーーー!!関くんーー!」


少し先にいる二人に声を振り絞る。


「み…宮前…?」

「なにやってんだよ、お前も逃げろ!」

「私も神田くんのこと助けたいのーー!!」


目を丸くして驚く表情の二人がだんだんと近くなる。

しかし、テニスコートに写るさくら少女の走る影を何かが覆った。


「みっ宮前!うしろー!!」


怪物が投げた高速ヘドロが背後に迫っていた。


(うそ、このままじゃ神田くんを助ける前にやられちゃう…!!)

(それでも、私は―――!)


その時、さくら少女の姿が少年達の前から消えた。

ヘドロは危機一髪のところで回避し、コート上に散漫している。


「…宮前は、どこに行ったんだ…?」

「知らねえ…、それはそうと早く立てよ」

「悪ぃ……」


見渡してみても、もう人の姿は無い。

さくら少女はいずこに?

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