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作者: 愛犬家

晴れは優しい。

雨は悲しい。

雪は辛い

雷はこわい。

僕には全部こわい。

ある日嵐がやって来た。

それは僕にだけ訪れた。

こわいものが降って来た。

冷たいものも降って来た。

両親は怒っていた。

理不尽な怒りだった。

僕は傘を持っていなかったから。

それら全てにさらされた。

僕はひどく傷ついた。

それから僕は傘を持ち歩くようになった。


暫く経って、嵐は過ぎた。


今日は晴れが多かった。

あったかいものが降って来た。

両親は笑顔だった。

僕は傘をさした。

信じられないからそうした。

屋外でも屋内でもそうした。

両親は悲しい顔をした。

それは当然だと僕は思った。


今日はずっと雨だった。

屋上からは人が降った。

クラスメイトだった。

悲しいものが降って来た。

みんなは泣いていた。

僕は傘をさした。

傷つきたくなかったからそうした。

屋外でも屋内でもそうした。

みんなは僕を非難した。

それは当然だと僕はおもった。


今日はずっと雪だった。

冷たいものが降って来た。

僕は傘をさした。

傷つきたくなかったからそうした。

屋外でも屋内でもそうした。

みんなは僕を責めた。

それは当然だと僕は思った。


嵐が再びやって来た。

同じくそれは僕にだけ訪れた。

こわいものが降って来た。

冷たいものも降って来た。

それらはみんなが降らせていた。

あの時とは違って嵐は直ぐには過ぎなかった。

だけど僕には傘がある。

あの時とは違う。

だから大丈夫。

僕は傘をさした。

傷つきたくなかったからそうした。




数年経って、嵐は過ぎた。


僕には何も降らなくなった。









なんのこっちゃという作品になりました。なんとなくで書いたので仕方ない。メッセージは有るような無いような。有るとすれば、それは親となる人へのものなのかもしれない。


本文よりキーワードを埋める事に尽力しました。努力の成果をみてください。

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