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ゲーム的異世界攻略譚  作者: 小説好き
Chapter 1  チュートリアルその1
2/5

一  初戦闘はドラゴンです

 ドラゴンが現れ、クラスのライト以外の者達がドアを開け、逃げ出す。窓側の生徒はドラゴンに睨まれているため、逃げ出すことができない。ライトも一応は窓側だ。但し、ライトを普通ととらえてはならない。

「さて、どうしようかな?」

 ライトはもの凄く冷静だった。

 ライトは暗器を構えて、ドラゴンに投げつける。狙ったのは、目だ。鍛えようがないからだ。だが、ドラゴンがとっさに上げた腕により防がれる。だが、意識を自分に向けることに成功したライトは小太刀を構える。

 次の瞬間、ライトは窓からとびおりた。ドラゴンの攻撃を避けるためだ。

 だが、ライトですら危なかった。三メートル弱の巨体が高速でタックルしてくる。トラウマ物だ。

 着地はきちんと受け身をとる。直ぐに体勢を立て直す。

 ドオン!!!という音と共に砂が舞う。砂を挟んで、ライトとドラゴンは睨み合う。

「くくくくくく・・・・・・最高だ!!来いよ!とかげ!スライスしてやるよ!!ふはははははは」

 ライトはそう言ってドラゴンを煽ると、一瞬で間合いを詰める。

 そして、凄まじい速さで鱗を削ぎ、離れる。この間一秒もかかっていなかった。・・・・・・人外の速さである。

(・・・・・・この鱗・・・小太刀じゃあ斬れそうもないな。)

 ライトは気づかなかった。この時、轟音でかきけされたため頭の中に音声が響いたことを。

 ライトに向かって、ドラゴンは毒々しいブレスを吐く。ライトはすぐさま飛び退き、ブレスをかわす。ブレスが当たったところが溶けていく。

「酸か?いや、物を溶かす毒とかか?」

 幾つもの作戦を考える。

「何っ!?」

 爪が飛んできたのだ。ライトは体を捻り、かわそうとするが一本だけかわせずに脇腹に一本突き刺さる。

 そしてライトは痛む脇腹を押さえながら、撤退した。


「はあ、はあ、絶対に毒があるよな。コレ。」

 ライトが逃げ込んだのは、近くにあった用務員の倉庫だ。脇腹を押さえながら座っている。

(っ!?体が動かない!?)

 そう思った瞬間、暗器の入っていない方の胸ポケットが光りだす。その光が止まったあと、ライトの目の前にHPバーとMPバー、そしてSPバーが現れる。HPバーは現在回復中だ。

「まさか、ゲーム!?」

 ライトは叫んだ。

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