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バイオレンス童話シリーズ

童話パロディ:茨姫

作者: 夏野ゆき

 鬱蒼と茂る深き森。

 その森の中には小さな城があるのだという。

 時が止まったようにしんとしたその城内には、この上なく美しい姫が、何千年もの時を経てなお、人形のように、美しい彫刻のように、目覚めぬ眠りについているのだという――。


 茨がぐるりと外周を取り囲む、その城は。


 【魔女】によって、呪われていた。


 何十年も、何百年も、何千年も眠り続ける一つの呪い。

 呪われた経緯こそ定かではないが、呪われた事実は確かにそこにあるようだった。

 この、噂話と伝承の境目を彷徨うような話を聞きつけ、森の古城に向かった者は数知れず。

 そうして古城に向かったものは、皆口をそろえてこう紡ぐ。


『あの城は、茨に邪魔されて、とてもたどり着けそうにないんだ』

『ああ美しい姫が呪いにかけられているというのに!』

『何も出来ずに帰ってくるほかなかったよ!』


 呪いにかけられた美しく可憐な姫が、静かに眠っているその城の周りには、意思を持ったかのように、操られているかのように、うねり、動く茨が生えているのだという。

 姫を眠りの呪いから解き放とうとした者を、その鋭く尖った棘で刺し、皮膚を引き裂き服を引っ掛け、何者も通さぬようにして城の周りを取り囲んでいるのだと。

 面白半分で呪いを解きに向かった者も、心から姫を思い呪いを解きに向かった者も、数日後には帰ってくる。


 誰も、その城には近づけすらしなかったのだ。


 季節は巡り、花は咲き、花は朽ち果て、また花が咲き誇る。

 幾度も幾度も巡る四季。

 最初に噂が囁かれてから幾星霜、その城の噂は依然として、東の方の森の伝説として、綿々と語り継がれ続けていた。


***


「行って参ります!」


 畑仕事の後の水浴びよりも爽やかにそう宣言した青年に、「本当に行くのか」とおろおろしながら、髭を生やした小柄な初老の男性が言う。

 恰幅の良いその男性は、上質な毛皮で出来たマントに、煌びやかな王冠を身につけ、息子の旅立ちに涙を流していた。

 その隣では、男性とは対照的に細く、背の高い女性も涙を流している。


「大丈夫ですよ、父上、母上。今まで死んで帰ってきたものはいません」

「……死んだら帰ってこられないわよぉ……」


 ううっ、と涙を零し、白い絹のハンカチで目元を拭う細やかな女性に、青年は苦笑いを零す。


「大丈夫です、そのときは『無言の帰宅』を……」

「洒落でもやめてッ!」


 場を和ませようとして、青年が口にした冗談は、母である細やかな女性には当然受け入れがたいものである。

 キリッと尖った視線を送られて、青年は「ハハ……」と曖昧な笑みを零すにとどまった。

 「戦場に行くわけでもないんですから」とせめてもの慰めを口にすれば、「戦場なんかに連れ出すものですか」と青年の母はさらに泣く。

 どうすればよいものかと青年が父を見れば、父は何も言わずに、ただぷるぷると青年を見つめ、そのつぶらな双眸から涙を溢れさせていた。

 目のくりくりしたハムスターを泣かせているような――それがしかも父親であるという――だいぶ妙な気分になった青年は、両親に「大丈夫ですよ」と晴れやかに笑う。


 彼はつまるところ、『王子様』という奴である。

 但し、王位継承権は彼には無いものといっていい。

 彼は所謂第三王子であり――『余程のこと』がなければ、彼に王位は回ってこないのだ。

 尤も、彼はその『余程のこと』が起こることを望んではいなかったし、自らで起こそうとも思っていなかった。

 彼は兄である第一王子も、第二王子も心から尊敬していたし、家族として大好きだったのだから。


 そしてその、上の兄達が、今回彼が旅に出る原因となった者達だ。

 彼の兄達はつい最近、大怪我をして帰ってきた。

 幸いと命に別状もなく、元来な体に丈夫に育てられた彼の兄達は、大怪我をした三日後にはへらりとわらって馬に乗り、森を駆けていたほどであるから、この点については本当に何の心配も要らない。

 その『大怪我』の原因が、例の【眠り姫の噂】なのであり。

 

 兄弟間の妙なテンションとノリ――「眠りっぱなの姫ってどんななんだろうな」「涎とかたらしてんのかな」「気になるよな」「見に行こうぜ」――で、ほぼ勢いだけで出て行った兄達は、噂どおりの茨の洗礼を受け、三日後には二人揃って城に帰ってきた。


 「わり、後はお前に託すわ……」「俺らの敵を取ってくれ……ガクッ」と、三文芝居さながらの台詞と共に、緋色の絨毯にぶっ倒れた第一王子と第二王子は、仲良く三日間床に伏せっていた。

 後を託され、敵を討ってくれといわれれば、第三王子とはいえどもその噂に挑戦せざるを得ない。

 普通なら兄のぼろぼろな姿を見て「俺は絶対に行かない」と決意するものなのだが――如何せん、第一王子、第二王子と同じく、彼もまたある意味で【バカ】なのである。


 父である王はそれを諌めようとしたものの、「俺には解きたい謎があるのです」とくそ真面目な顔でそう告げた第三王子にころっと騙され――彼の解きたい謎は、二人の兄と同じく『眠っている姫は涎をたらしているのか否か』というものだったのだが――それを許可してしまった。

 母である王妃はそれに酷く反対したのだが、好奇心の塊と化した馬鹿三兄弟をとめることも出来ず、今日、晴れてこの日を迎えたというわけだ。


 旅立つ段階になってやっと、「ああ、俺って馬鹿なのかもしれない」と第三王子は思ったものの――「馬鹿が出来るのも今だけだろう」と間違ったポジティブさを発揮し、彼は泣きながらハンカチをかみ締める母と、うるうると瞳を潤ませた父に見送られ、城を出たのだった。

 

 森へと至る道はそれほど辛くもなく、彼は少々拍子抜けたが、何事も楽なのは嬉しいものである。

 城へ至るといわれている獣道を、半分踏破したころには、彼はもう『ちょっとしたハイキング気分』でこの旅を楽しんでいた。

 随分と気が抜けているが、不思議なくらいに何の仕掛けも、何のアクシデントも無かったのだ。


 彼はそのまま、何の苦労もなく城へとたどり着き、ぼうっとしながらもその城を見上げる。

 白っぽい外壁には噂どおりに茨が撒きついてはいるのだが、噂のように茨は青年を襲ってくるでもなく、心なしか、どこかだらりとだらけているようにも見えた。 

 夏の暑い日に、石畳の冷たいところで転がっている猫のような、間抜けなだらけ方というか――元気が無い。

 わずかに見えている白い部分には土のような、コケのような、じめじめした何かがついている。

 


「かび臭そうだなあ、城の中……」


 正直な感想だった。

 何しろ、鬱蒼と生い茂った森の中に、ずどーんと急に建っている城だ。日当たりも悪ければ、【呪い】のせいで城の状態を正常に保つ者もいない。

 掃除も何もされていない城内に踏み込むというのは――黴と埃の真っ只中に突っ込んでいくのと同義だ。


「ひっくしゅ!」


 うぃー、と親父臭いくしゃみの名残を漏らしながら、第三王子は鼻の下を擦る。

 鼻炎持ちの第三王子としては――埃に反応して、涙のように流れ出る鼻水と格闘する必要がありそうだった。


「うーん、涎じゃなくて鼻水が流れそうだなあ」


 二人の兄がこの場にいたら、「きたねえよバカヤロウ」などと言って笑い転げながら、彼の鼻にティッシュでも突き刺したのかもしれないが、生憎と一人である。

 ちょっと寂しいなと思いながら、彼は城に足を踏み入れる。


「ぶへっくしょーい!」


 無駄に気合の入ったくしゃみが、誰もいない城のホールに木霊した。




 


***




「口付け一つで解けるなんて、呪いって随分安上がりだと思わない?」


 風邪だって治すときには薬がいるのに、と鈴を鳴らすような声で笑うのは、少女と言うには少々成長している、けれど、女性と言うには若いような――微妙な年齢の娘だった。

 手にした赤い薔薇に、口付けるようにして唇を寄せるのは、【魔女】に呪われた、と言われている、件の姫君だ。


 春の日のように煌めく金の髪に、白く透き通った肌、空のように青い瞳は、真ん丸く美しい。

 絶世の美人だとか、その類いの言葉がよく似合いそうなのに――


「ついにここまで来ちゃったの? 悪い子ね……」


 微笑む姿はまさしく悪女だ。


 あれ、俺ってば夢でも見てたのか、と第三王子は頬をつねる。きりきりと遠慮なく抓れば、その分自分の頬が痛んだ。千切れそうな痛みに、「夢じゃないだと……」と涙目になりながら王子は呟く。

 馬鹿じゃないの?と、薄暗い部屋の中、寝台に尊大に腰掛けた姫君がせせら笑う。

 姫君というよりは、継子を虐める継母のようだと彼は思った。

 足を組みながら笑う姿は、まさしく悪女のそれである。


「噂ってほんとにあてにならないもんだなあ……」


 確か、彼の聞いた噂では、「城の中では可憐で美しい姫君が、呪いで眠りについている」はずだったのだが。


「どう見ても起きてるしなあ……ああ、もしかして魔女のほうか」


 笑い方といい、尊大な態度といい、彼女が魔女なら全てうまく行く気がした。

 眠っている姫君の姿が見えないのが気にかかるが、この際そんな事はどうだって良いと第三王子は開き直る。

 涎をたらして眠りこける、可憐で無防備で可愛い少女を期待していたというのに、出てきたのが悪女さながらの美しい女性であったことのほうがショックだ。

 「姫君」というイメージを、壊されたくは無いのである。


「魔女?」


 尊大な継母が、するりと目を細めて青年を見つめる。ネコ科の野獣のような、毒のある獰猛な色気を感じた。

 花びらのように淡い薄桃色の、ふっくらとした唇が、緩く動き始める。


「魔女はこの城にはいないわよ? この城にいるのはね、王女たる私のみ」

「嘘だろ」

「嘘を言ってどうするっていうのかしら?」

「あなたが王女なんて、悪い冗談ですよ……」

「男に寝室に無断で来られることの方が、よほど悪夢だと思うわよ」

「それに関してはちょっと申し訳なくは思ってますよ、多分ね」

「あんまり悪いなんて思ってないわね?」


 なんでこんな子がここまできてしまったのかしら、と毒々しいほどに鮮やかな赤のドレスを揺らし、古の眠りについていたはずだった姫君が、ゆっくりと寝台から立ち上がる。

 薔薇のような香りが、青年の鼻腔を掠める。


「この前も馬鹿みたいにうるさい二人組が押しかけてくるし……」

「あ、多分うちの兄です」

「嘘でしょ!?」

「嘘を言ってどうするっていうんですか」

「だってあの二人、ゴキブリ並みにしつこかったわ……茨で追い払っても諦めないし」

「間違いないです、兄です――しかし、ゴキブリなんかと一緒にしないで頂きたい」


 うちの兄はスリッパで叩いたくらいじゃ死にやしませんよ、失礼な――と言った青年に、だって本当にしつこかったわよと姫君が頬を膨らませた。

 

「お陰で私の可愛い茨たちが、疲労困憊で動かなくなるくらいだもの」

「それは何というか――ご愁傷様です」

「その上貴方みたいな人が入ってくるし……もう、嫌になってしまうわ」


 ん、と第三王子は首を傾げた。


「今、何て仰いました?」

「『貴方みたいな人が入ってくるし、嫌になるわ』?」

「いえ、その前です」

「『疲労困憊で動かなくなる』?」

「いえ、もっと前」

「『ゴキブリ並みにしつこい』?」

「通り過ぎました」


 ふうん、と首をかしげながら、毒々しいほどに鮮やかな薔薇色のドレスの姫君は、頬に手を添えて言葉を紡ぐ。

 見た目や口調は継母のような意地悪さを醸し出していたが、所作だけなら小さな子供のようで愛らしかった。


「『私の可愛い茨たち』?」

「それだッ!」


 びしっと指差す青年に、「人に指差しちゃいけないって教わらなかったの?」と女性がため息をつく。


「貴女、茨を操っているんですか? まさか、魔法で?」

「そうよ。全部魔法。誰もこの城に入り込まないようにね。――更に言うなら、この城の中の時間を止めたのも私」

「魔女じゃないですか……」

「魔女じゃないわよ。私はれっきとした王女」


 じゃあなんで魔法なんて使えるんですか、と口にした第三王子に、魔女のような王女は、悪女の笑みを浮かべて薔薇に口付けた。

 

「魔女から奪っちゃったのよ」


 うふ、とゆるりと口元を吊り上げて浮かべる笑みは、まさしく以って魔女の笑みだ。

 爽やかな笑みのまま、第三王子は「可憐な姫君なんて存在しなかったんですね」とついうっかり口にしてしまう。


「ああら? 私は可憐よ? ただ、ちょっと乱暴なことが出来るってだけ」

「可憐な人は乱暴をしません」

「そんな些細なこと、どうだっていいでしょう?」


 些細じゃないと思うんですけど、と呟きそうになったところで、第三王子は口をつぐむ。

 乱暴なことが出来る、の『乱暴』がどのあたりなのか、少し恐ろしくなったからだ。

 その『乱暴』が物理的なものであった場合、性差を考慮に入れても、この女性には勝てなさそうだと第三王子は悟る――雰囲気的に。


「魔女から奪うって……」

「ちょっと脅しただけよ。腰紐を首に巻きつけてきゅっ、ってするふりをしただけ」


 立派な殺人未遂でしょうと第三王子がぽろっと零せば、少しやりすぎたかしら?と女性は可愛らしく小首を傾げた。


「この東の森には、魔術を使える者たちがいたでしょう? ――ほら、【魔女の一族】と言ったかしら」

「――ああ、聞いたことがありますね」

「その中の一人から『譲り受けた』だけよ。お陰でこの三千年間くらい、楽しく過ごせてきたわ」


 三千年、と呆然と青年は呟く。

 青年は自分の両の掌を見つめながら、指を折ったりまた戻してみたりと、美しく若い姫君の唇からこぼれた言葉を自分なりに受け止めようとした。


「……年増っていう言葉の範疇にも収まらないぞ……?」

「失礼な子ね」


 憮然として呟かれたそれには反応を返さずに、青年は「三千年も何してたんですか」と魔女のような王女に尋ねる。

 王女は艶やかに笑い、「呪いを作っていたわ」と軽やかに返した。

 

「呪い……ですか」

「ええ、呪いよ。この【東の森】に踏み入れたものが、須らくかかってしまう呪い。何の役にもたたなさそうな呪いだけど。案外、後の世の大迷惑になるかもしれないわよね」


 どんな呪いですかと試しに青年が尋ねれば、「恋に落ちる呪いよ」と、くすくすと可愛らしく王女が笑う。

 随分この人には似合わない、ファンシーな呪いだなあと青年が思っていれば、可愛らしかった笑みが悪女のそれへと摩り替わった。


「王族が魔女に恋をしてしまったら、大層面白いお話が出来るでしょうね!」


 あはははは、と高笑いを響かせる王女に、ファンシーな可愛らしい話ですみそうに無いもんな、この人の作った呪いなら――と、青年は妙に納得してしまった。

 魔女に王族が恋をする。

 どう考えても、ひと悶着ありそうな呪いである。


「えっと、なんていうか――もの凄く性格の悪い……いえ、勿体無い時間の使い方をしてきたっていうのは何となく想像できました」


 三千年も、この日当たりの悪い古城で呪いを作って暇を潰していたというのは――なんというか、根暗にも程がある。

 それも、後の世に大迷惑を引き起こすようなことも、想像の範疇に入れているというのだから性質が悪い。

 俺と一緒に外に出ませんか。親切心でそういった王子に、王女はにっこりと綺麗な笑みを浮かべ、「絶対に嫌」とすっぱりとそれを断った。


「いい? よくお聞き。私が魔女から魔法を奪ってまで、この城で暮らしているのは何故だと思う? わざわざ茨を操って、来訪者を追い返しているのは何故だと思う?」

「いや、……分からないですけど……」

「でしょうね。分かっていたら『外に出ましょう』なんて恐ろしいことは言わないはずだものね。私はね、外に出たくないからここにいるのよ」


 外に出たくないし人にも遭いたくないから、わざわざこうして魔法を操って暮らしているの。邪魔をしないで頂戴――

 そこまで一気に言い切って、王女はキッと青年をにらみつけた。


「さあ、出て行って」

「絶対にイヤ」


 へらりと王子はそう笑い、眼差しを鋭くした王女の手を取った。

 王女の額辺りに、青年の影が落ちる。

 自分の目線より、頭一つ分ほど上にある青年の眼をにらみつけながら、魔女のような王女は口の端をかみ締めた。

 青年はふ抜けた笑みを浮かべたまま、王女の手を引っ張る。


「湿っぽい部屋で呪いを作るより、外に出て日に当たったほうがずっと健康的ですよ」

「大きなお世話ね。知らない男についていくほど、私が尻軽に見える?」

「むしろお尻に根っこが生えていそうなほど、腰は重そうに見えますね」

「良く分かっているじゃない。だったらそんな馬鹿なこといわず、出て行って」

「嫌ですよ。今絶対に一人では出て行かないって決めました」


 茨に元気が無くて丁度良かったです、とにっこりと爽やかに笑んだ青年に、「面倒な子ね」と女性が歯軋りをする。

 青年はそれについては何も返さずに、「さあ行きましょう」と軽々と魔女のような王女を担ぎ上げてしまった。

 所謂【お姫様抱っこ】というものであったりしたなら、絵画的だったのだろうが――青年の担ぎ上げ方は、ワイン樽を小脇に抱える、酒場の親父のそれだ。


「ちょ、ちょっと――」

「外に出ますよ。こんなところにずっといたら、いつかは体中から黴が生えてきます」


 知ってましたか、水虫って足に巣食う黴なんですよ、と無駄な知識を披露した。青年の頭を、王女はぽかりと殴る。


「そんな事は聞いていないわ!どこに連れて行く気!?」

「外に出ます、ってさっきから言ってるじゃないですか」

「外に出ない、ってさっきから言ってるじゃないのよ!」

「とはいっても、もう手遅れですよ」


 青年はにっこりと笑い、脇に抱えた魔女のような王女を見つめる。


「貴女の作った呪い、効果覿面のようですね」



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