悲しいお見合い
ブルマが時々見えるエプロン姿でノリコさんは今日も絶好調、
おかげで少し女性免疫を感じた僕はいつものように学校に通学、
出かける前にお弁当をもらい毎日電車通学する僕でした。
「あなた~いっってらっしゃ~~い!!!」
いや僕たち夫婦では無いから・・
周りもノリコさんがアンドロイドだと知っているので過激発言も無反応、
昔は本当の夫婦で無いと問題発言だったらしいけど最近は皆さん慣れてます、
なにしろ金ある独身男性は若い美女アンドロイドにそう言わせているから・・
・・・
僕もその手なのかな?まあ僕の場合ノリコさんが勝手に言うのでセーフです!
それはさておき・・・
大学授業を受ける僕、殆どがパソコン画面とのにらめっこですが実技もあります、
それは金属加工や箱の組み立て等立体加工や物量の重さなどをここで学びます、
全部がITで出来るわけでは無いのでこの辺は体験する必要があるそうです。
キーーンコーーンカーーンコーーーン!!!
アナログチャイムが鳴り響きお昼タイム、僕はノリコさんの弁当を食べます、
大学には食堂あるけど結構高いのと・・人混みが苦手なので机で食べます、
ちなみに休憩時間はユーチューブなど見れますがアダルトなどはNGです。
本音としてはタダで見れるから閲覧したいけど・・
さすがにそれはまずいので・・というか繋がらないようになってます。
さてさて・・・
猛烈な少子化のこの頃、政府のお偉いさん達も僕たち大学生を激励します、
見た感じ僕を含め男子はその気はあるのですが女性陣は結構冷ややかです、
まあ当然ですね、理想の男性アンドロイドが手に入ればストレスフリーです。
キンコンカンコン!!!!!
チャイムが鳴り授業再開、この日は歴史で各地の紛争を勉強しました、
講師は何と当時子供だった方、生々しい講演に皆注目・・あれ?
どちらかと言うと講師女性さんのプロポーションに見とれていました。
・・・
30代後半の方でしたが凄く綺麗だったのでお嫁さんに来て欲しい位、
それだけ男性陣の目が釘つけだったので女性陣は呆れモード全開でした、
まあ止むないですね、男達は相手にされない女性を狙う気にはなれません。
キーンコーンカーンコーン!!!
長かった講義も終わり授業終り、急ぎ帰宅、ちなみに女性との会話は無し、
女性達はほぼ全員イケメン金持ちにたかるので僕は完全に対象外のようです、
こんな世の中だから・・そりゃ寂しいけど相手にされないから早く帰ります。
んで家に戻ると・・・
「あらあなたお帰りなさい、よく頑張ったわね!!」
ブルマ姿のノリコさんが僕を出迎え、(女性との)成果が無いと見抜いてます、
なので優しく出迎え・・ほんと余計な言葉が無ければ最高のアンドロイドです、
こうなれば・・マジでノリコさんと結婚を考えてるこの頃の僕です。
数日後・・
男女の進展があまりにも無いので業を煮やしたお偉いさんが企画を提案実行、
それはお見合い、将来の練習も兼ねて行わないか・・まあ半強制ですけどね、
そしてお見合い開始、序盤はお互い黙り目も合わせないので時間だけが経過。
さすがに・・
社会人になろうかと言う年齢でそれはまずいと考えたお互いは会話開始、
今僕の前には別クラスの女性と疑似お見合い、なかなか可愛い子です、
ですけど・・
「き・・キャンプなどアウトドアに興味はありますか?」
「いいえ私はアイドルの追っかけに夢中です」
「僕猫好きなんですよ~○○さんは好きな動物はいますか?」
「私猫嫌いなので・・というか動物は臭うから興味ありません」
・・・
僕の場合相手方の返答は真逆・・まあ女性陣の警戒もあるのでしょう、
とにかく自分に興味を持たないで!とうオーラが漂うので会話になりません、
ほんと社交辞令と営業スマイルばかりなのでこれじゃ少子化も当然でしょう。
キーンコーンカーンコーン!!!
長かったお見合いも終わり・・いい感じになったのはイケメンばかり、
僕は完全に対象外扱いなのでその後も挨拶しか会話がありませんでした、
自分なりにPRしたつもりだけど・・ため息しか出ず学校を後にしました。
「あらお帰りなさい、お見合いどうだった?何か進展はあったの?」
どんどんタメ口に近くなるノリコさんが僕に質問攻め、僕は全滅だと伝えます、
まあこの年になるまで女性と付き合った事が無い・・今もですけどね、
意気消沈する僕を見てノリコさんは何も語らず食事の支度をしてくれます。
翌日・・・
男性陣女性陣それぞれ分かれて感想文を書かされます、正直書きたくないです、
今の世の中イケメンやスポーツ選手、大金持ちでないと女性に相手にされません、
それを知った上での感想文書かされるのですから腹わたえぐられる気分です。
なので逆ギレの意味も込めそのまんまを感想文として書きます、もう止めて欲しい、
自分が女性だったら同じ行動に出るからこんなお見合いは意味ないと皮肉も記載、
ホント神様なんていない・・と言いたくなるような気分でその日は終わります。
翌日・・・
僕だけでは無く男子生徒ほぼ全員が同じ感想文を書いていたので・・
・・・
お偉いさん達は肩を落とします、まあ全部がお偉いさん達のせいとは言えない、
だけどこういう世の中にしたのはお偉いさん達の舵取りだから反省して欲しい、
それしか言いようのない僕、もう気分が暗くなるばかりなので黙って帰りました。
その晩・・・
早々にふて寝した僕、精神的に疲れたせいかすぐに熟睡しました、
そして朝、この日は休みなのでのんびり寝てたら・・なんか柔らかい??
ふと目を開けてみると・・
スゥスウ・・・
僕の顔を抱きしめて・・
自分の胸に僕の顔を埋めて寝ているノリコさんが隣にいました。




