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異世界召喚された俺は最強職を得て無双する  作者: 鬼丸海
第三章 神職者会議編

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マジックショー

「さてとまずはこの辺りから見て回るか」

「うん、そうしよう」


 オレ達はまずこの宙に浮いているこの辺りから見て回る事にした。ここは半径にしていえばおよそ十キロ程の街となっているがそれでも都市のほんの一部に過ぎない。


「それにしても都市全体を見て周ろうとすると何十日もかかるな」

「ああ、今日と明日で一割も見れないぜ、多分」


 オレは出来れば都市全体を見て周りたかったがそれは不可能だ。仮にそれをするならこの都市に何十日も滞在しなくてはならない。


 しばらく歩くと何かの会場らしきところに多勢の人達が集まっているのを発見した。


「なんだ?」

「何かやってるのかしら?」

「ちょっくら見ていこうぜ」


 瑠璃、宏太は興味があったのか先に行った。そしてすぐさまオレ達も後を追う。


「ちょっといいか?この集まりは何だ?」

「ん?兄ちゃん達、旅の人かなんかかい?」

「まあそんなとこだ」


 オレはこの集まりが何なのか知る為に一人の人間の男に声をかける。


「これは今からエルフの姉ちゃんがマジックショーをやるのさ」

「マジックショー?」

「ああ、つまり今から様々な魔法を披露してくれるって事だ」


 マジックショーと聞けばオレ達の世界ならコインやカード、ハンカチなどを使ってするあのマジックが一番に想像がつくものだがこの世界でのマジックショーは魔法を披露するという事みたいだ。


「珍しい魔法も披露するのか?」

「分かんねぇが今回ショーをしてくれるエルフの姉ちゃんは月に一度ここでショーをやっていてな毎回凄い魔法を見せてくれるんだ」

「へぇ〜、そいつは興味が湧くな」


 オレは男の話しを聞いてこのマジックショーに興味が湧いてきた。


「せっかくだし見ていかねぇか?」

「賛成だ、見ていこうぜ」


 オレが提案すると宏太は大いに賛成した。瑠璃、来綺、リリスも少し興味が湧いたようでオレ達はこのマジックショーを見ていく事にした。


「みんな!集まってくれてありがとう!サリー・バーネスのマジックショーを始めるよ!」


 ステージに上がってきたエルフの女性がそう大きい声でいうと会場は大いに盛り上がっていた。


「バーネス………あっ!バーネスっていや」

「そうだわ、テルシア・バーネス!」

「あのエルフの剣王の親戚かなんかなのかな?」


 バーネスと聞きオレ達は総合トーナメントに出ていたエルフの剣王テルシア・バーネスを思い出した。名前が同じ、たまたま同じ可能性もあるがよく見ると顔が似ている、もしかしたら親戚なのかもしれない。


 見た目はテルシアより身長が少し低く、胸は少し大きく目元はそっくりだ。


「兄ちゃん達、知らねぇのか?」

「何がだ?」

「いや、知らないならその方が盛り上がれるだろ」


 そう言って男は言葉を止める。オレは何の事だろうと思ったがひとまずは考えないようにした。


「それじゃあまずはこれから!」


 サリーは用意していた壺に魔力を込め始める。するとその壺が宙に浮かび始めた。


(重力魔法……いや違うな物体浮遊の魔法か)


 オレは重力魔法を使っているのかと考えたがすぐに違うと判断した。なぜなら重力魔法ならば上下にしか動かせない。しかし壺は上下だけでなく至る方向で自由に飛んでいるからだ。


「最初は軽めの魔法でいったけど次からどんどん派手にしていくよ!」


 会場の人達は大いに盛りがっていた。


 サリーはそれから続けていくつもの魔法を披露していった。オレもいくつか驚く魔法がありぜひ習得したい魔法もあった。


「時間も押してきたし、残り二つはド派手にいくよ!」


 最後の二つは今まで以上に凄い魔法を披露するようだ。会場の盛り上がりは増していた。


「みんな!ちょっと寒くなるけど我慢してね!」


 寒くなる、その言葉でサリーが次にどんな魔法を使うのかが想像できる。


「いくよ!」


 サリーは地面に手をかざし魔力を込める。数秒後、地面から巨大な氷が出てきて一瞬にして女神の彫刻が完成した。


「な!」

「嘘だろ!」

「あんな巨大な彫刻を一瞬で?」

「あれ相当魔力必要だろ!」

「すごすぎるわ!」


 オレ、宏太、リリス、来綺、瑠璃はそれぞれ驚いていた。あれだけの巨大な彫刻を一瞬にしてつくるとは思いもしなかった。あんなのオレでも造るのに数十秒はかかってしまうだろう。それを数秒で完成されてしまうなんていったい何者なのか。


「驚いてくれたかな?みんな!次がラスト!ラストはいつも通りあれで締めるよ!」


 どうやら最後に見せるのは毎回同じもののようだ。毎回それをやるという事はそれ程人気がいいのだろう。


「いくよ!……我、氷獄神ミース様より力を与えられし神職者なり」

「なっ!嘘だろ!」


 オレは驚愕していた。サリーが今いった言葉、間違いない、あれはクレアが神装を展開する時に唱えていたものと同じ。つまりサリーは神職者だという事だ。


 サリーが唱え始めると身体は光始める。


「その力を持って善の神職者として人々を導かん!神装第一形態展開!」


 次の瞬間、サリーは身体に青の衣を纏っていた。


「神装……ただものではないと思ってたがまさか神職者だったとはな」

「驚いた」

「クレアさんがやってたやつね」

「ああ、凄い魔力を感じる」

「氷獄神って言ってたな」


 オレ達は全員驚いていた。あれは神職者に与えられる力である神装、ステータスが大幅に上昇する能力。オレやリリスはまだ出来ないがクレアの神装を見た事はあった故に見るのは初めてではない。


 そしてサリーは氷獄神、おそらくだが氷と水属性の魔法を使う神職者だろう。


「驚いたか?兄ちゃん達」

「ああ、まさか神職者がこんな催しをやってるとは思いもしなかった」


 男はサリーの正体を知っていた。男だけでなく会場の全員サリーが神職者だという事を知っていて大いに盛り上がっていた。


「みんな!今日はありがとう!また次も見にきてね!」


 そう言ってサリーはステージを降りて去っていった。


「さてと行くか、色々とありがとうな」

「いいって事よ、兄ちゃん名前は?」

「リュウガだ、あんたは?」

「オレはヒースだ」

「そうか覚えておこう」


 そう言ってオレ達は会場を後にした。


「さてとリュウガ、こっからどうする?」

「悪いな、オレとリリスはちょっと用事ができたこっからは別行動で」

「分かったわ」


 オレとリリスは三人と別れてとある場所に向かう。


「リュウガ、こっちで合ってるの?」

「ああ、気配はさっきので覚えた」


 しばらく歩くと探していた人物を発見した。


「サリーさん」

「ん?君達は?」

「どうも、初めましてオレは創造神の七宮龍牙です」

「治癒神のリリス」

「なるほど、君達がクレアの言っていた新しい神職者ね」


 どうやらオレとリリスの事は既にクレアから聞いているようだ。

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