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異世界召喚された俺は最強職を得て無双する  作者: 鬼丸海
第三章 神職者会議編

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マンバス

「それじゃあリフトに向かうか」


 オレ達はクレアに紹介された宿マンバスに行く為にリフトに向かう。宙に浮かぶ建物に行くには二つの方法がある。


 一つは浮遊魔法にて直接向かう、もう一つが地上から繋がっているリフトで向かうかだった。


「そうね、リュウガ以外は浮遊魔法使えないしね」


 瑠璃の言うように五人の中で浮遊魔法を使えるのはオレだけ、浮遊魔法は意外と習得するのは難しく使える者はそう多くはない。実際にこれまで会ってきた者の中で使えた者は魔族を除いてはクレアとクレアの師匠であるビヨンドのみだった。


「リュウガが全員運んでくれてもいいんだぜ?」

「冗談じゃねぞ来綺、リリスだけならいいがお前らまで運ぶのはごめんだ」


 リリスを運ぶのはむしろ喜んでやる。しかし他の三人まで運ぶのは手間もかかるしなりよりオレが嫌だ。


 その後オレ達はリフトに着き、上へと登っていった。


「凄い景色だな」

「ああ、夜は絶景だろうな」


 オレ達は上に着きそこから少しの間景色を眺めていた。宏太の言うように景色は最高で夜になれば星も見えて綺麗な夜景が見られるのは間違いないだろう。


「とりあえず宿を取ろうぜ」

「ああクレアさんが言うには一番奥の方って言ってたな」


 オレ達は宿に向かって歩き始める。空の上に浮いているのは建物だけではなく道もしっかりとあった。オレ達はその道をまっすぐ歩く。


 しばらく歩くとマンバスと書いてある看板の宿が見えてきた。宿は相当大きな建物となっており四階建てで部屋の数も多い事が分かる。


「あそこだな」

「うん、そうだね」


 オレ達はマンバスの中に入っていく。入るとすぐに受付カウンターがありオレ達はそこへと向かう。


「いらっしゃいませ」

「部屋を三部屋頼みたいんだが空いてるか?」

「ええ、空いていますちょうど最後でした」

「それは危ないとこだったな」


 部屋はどうやら問題なく確保できそうだった。受付にいたのはエルフの女性で綺麗な銀髪、見た目は若く見えるがエルフは基本歳をとっても若く見えるのでどのくらいの年齢なのか見た目では分からない。


「お前ら三部屋でいいよな?」

「ええ、私と宏太で一部屋、リリスとリュウガで一部屋、来綺で一部屋ね?」

「ああ」


 部屋分けはいつも通り、男で一部屋、女で一部屋でもよかったが来綺以外は恋人と一緒の部屋の方がよかったのだ。


「何泊にしますか?」

「とりあえず二泊で頼む」

「かしこまりました二泊三部屋で金貨四枚になります」


 オレは金貨四枚を渡す。二泊で金貨四枚は相当高かった。実際ルーベルクで宿で泊まった時はニ泊なら三部屋でも金貨一枚銀貨四枚だった。しかしそれだけいい宿という事だろう。


「それではご案内しま……」

「姉ちゃん部屋を二部屋頼むわ」

「すいません、もう部屋が無くて」

「あ?そこのガキ達は部屋を取れてるようだが?」

「こちらのお客様で最後の部屋になってまして」


 受付の女性がオレ達を部屋まで案内しようとしたが四人の獣人族の男が宿の部屋を取ろうと女性に声をかけた。しかし部屋はオレ達で最後、もう部屋の余りはなかった。


「おい、そこのガキ共、オレ達に部屋を譲りな!」

「痛い目見たくねぇだろ?」

「ちょっと!お客様困りますよ」

「うるせぇ、ひっこんでろ!」


 女性が男達が強硬手段を取ろうとしていたのを止めに入ろうとするが突き飛ばされる。


「大丈夫?」

「すいません、大丈夫です」


 リリスが女性のそばに駆け寄る。女性は少し頭を抑えていて大丈夫では無さそうだ。


「譲るわけねぇだろ」

「あ?痛い目見てぇのか!」

「痛い目?」

「そうだ、ボコボコにされたくないだろ?」


 どうやらこの獣人の男達、オレ達を力づくで分からせようとしているようだ。しかしオレ達は譲る気はない一部屋たりとも。


「ふっ!おい、宏太、来綺こいつら何言ってんだ?」

「全くだな、ボコボコだと?」

「ああ、全くだな」


 オレ達は笑っていた。この男達オレ達の力を知らないようだ。知っていればこんなふうに言ってくるはずがない。


「どうやら、ボコボコにされたいようだな!」

「バカな奴らだぜ、来綺やれ」

「ああ、任された」


 オレは来綺にこの男達の相手を任せる。相手は獣人四人だが全員来綺の圧倒的格下、総合トーナメントに出ていたルビオやバリスクラスなら来綺にはきつかっただろうが、この程度の相手なら一瞬で片がつく。


「がはっ!」

「てめぇ、なにもんだ!」

「お前らに教えるわけねぇだろ!くたばれ!」

「がっ!」


 数秒で来綺は四人全員を倒す。その後地面に倒れていた男達を縄で縛り付け動けなくようにした。


「受付さん、悪いけどこいつらどうにかしといて」

「分かりました、警備兵に連絡しておきます」


 女性は来綺が一瞬にして男達を倒した事に驚いていたがすぐに立ち上がり警備兵にと連絡した。


「状況確認の為にみなさんすいませんが警備兵がきたらまたここに来てもらえますか?」

「ああ、問題ない」


 その後オレ達は女性に二階の部屋に案内されて部屋に入る。部屋の中にはベッドが二つと風呂場、トイレ、キッチン、冷蔵庫も用意されていてベランダまであった。流石はこの都市で一番評判がいいとされている宿だ。


「かなり広いね」

「ああ、これならゆっくりくつろげそうだな」


 部屋の広さもかなりのもので二人でも十分な広さがあった。それから二人で話していると部屋のノックがなった。


「警備兵の方達が来たので降りてきてもらってよろしいですか?」

「ああ行こう」


 オレとリリスは部屋を出てさっきの場所に戻る。オレ達が降りるとすぐに来綺と宏太と瑠璃も降りてきた。


「大体の話は聞きましたがこの獣人達はあなた達が倒したんですね?」

「ああ、オレ達というか来綺がな」


 その後オレ達は事情を全て話した。数分話しを聞かれてようやく警備兵の者達は獣人達を拘束して帰っていった。


「ありがとうございました」

「ああ、気にするな」

「ところでみなさん何者なんですか?」

「なに、その内分かる事だ」


 オレ達の事は遅かれ早かれこの都市にまで噂が広まってくるはず。この場で言わなくても時期に知る事になるだろう。


「それじゃあこの都市を見て回るか」


 オレ達は宿を出る。この都市には珍しいものがたくさんある。観光しない手はないだろう。

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