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異世界召喚された俺は最強職を得て無双する  作者: 鬼丸海
第三章 神職者会議編

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クラスメイトside:5

 試合開始早々に雷人は勇輝に向かって全力のパンチを繰り出す。


「おら!」

「な!……開始早々かよ雷人」

「へっ!先手必勝だ!」


 開始早々の攻撃に一瞬戸惑った勇輝だったが雷人の拳を剣にて防ぐ。


 雷人の戦闘スタイルはただ真っ直ぐ目の前の敵を殴るという単純な戦い方。


「おら!おらおら!」

「どうした雷人、そんな荒っぽい攻撃じゃ俺には当てられないぞ」

「ちっ!」


 雷人は次々と攻撃するが勇輝はそれを全て避けるか受け止めるかしている。雷人はクラスの中では決して強い部類にいるとは言えない。


「″火球(ファイアボール)″」

「″水球(ウォーターボール)″」


 涼介は火属性初級魔法を春樹は水属性初級魔法を放つ。二人とも初級魔法に関しては無詠唱で打てるようになっていた。


 両者の攻撃はぶつかり合い数秒後、春樹の攻撃が押し勝った。


「くっ!……がっ!」


 涼介は避けきれずにダメージをくらってしまう。本来実力、ステータス的には春樹より涼介の方が上なのだが火と水は水の方が有利属性となっていて涼介にとって春樹は相性が悪いのだ。


「ちっ!」

「君にとって僕は相性最悪だね、涼介」

「へっ!相性なんざ関係ねぇ、火が水に勝つとこを見せてやる」


 涼介は相性による不利など気にしていなかったようだ。逆に燃えていた。属性不利による相性最悪の状況をひっくり返す事に。


「確かに属性不利を打ち消すなんて事はよくある事、それは学院でも習ったよね、でもそれはステータスが相手よりも大きく上回ってる事前提、そこまで離れていないならそれを打ち消すのは難しい事だよ」


 春樹の言った通りステータスの差が少しなら属性不利を打ち消す事を容易な事ではない。実際、涼介の方がステータスは高いが春樹とそこまでの大差はない。


「だがな、不可能ではないだろ?」

「うんそうだね、だけど涼介に出来るかな?」

「だったら俺がやってやるよ!」


 涼介は意気込んでいた。そして魔力を込め詠唱を始める。対して春樹も魔力を込めて詠唱を始めた。


「″巨砲爆水フラッシュフラッド″」

「燃え盛かれ!″獄炎(インフェルノ)″!」


 春樹は水属性中級魔法を放つ。放たれた魔法は巨大な水の塊となり涼介の方へと向かっていく。対する涼介は火属性のなんと上級魔法を放った。


「な!上級魔法?」

「へっ!たまたまだけどな」


 どうやらこの上級魔法、運任せでやったらたまたま出来たようだ。


「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


 両者の魔法はぶつかり合う、先に押し勝ったのは涼介の方だった。


「なに!」

「終わりだ!」

「くっ!……夜月さん、頼むよ!」

「任せて」


 春樹の言葉に答えた奈子は春樹に魔力強化の能力を付与する。奈子は付与魔術師、その主な力は他人にあらゆる能力を一時的に付与する事ができるもの。


 その効果は付与魔術師の力に比例して熟練の者であれば一人に対して三つや四つ付与を可能となるが大半の者は一つか二つが限界、奈子も一つのみだ。そして付与時間は三分と短い。


「どう?これなら?」

「くそ!押し返され始めてるだが!」

「な!また押し返された!」


 押し返したかに見えた春樹の魔法だが涼介がそれを一瞬で押し返した。


「終わりだ!」

「くっ!……がっ!」


 魔法の押し合いに敗れた春樹は向かってきた魔法に直撃しその場に倒れた。


「ふぅ、こっちは片付いたな、さてと勇輝の方に加勢に行くか……と思ったが問題なさそうだな」


 涼介は勇輝と雷人の戦いを見て加勢はいらないだろうと判断した何故ならもう勝負がつこうとしていたからだ。


「はぁ………はぁ……はぁ」

「どうした雷人?もう終わりか?」


 勇輝はまだまだ余裕があった、対して雷人はかなり疲れた様子をしていた。


 雷人は勇輝に対して何度も攻撃を繰り返していた。何発かは勇輝に当たり多少のダメージは与えていたものの勇輝の攻撃の方が決まっており雷人の体には傷が多数入っていた。奈子により攻撃力強化の能力が付与されたものの勇輝には及ばなかった。


「そろそろ決めさせてもらうぞ」

「くっ!」


 勇輝は最後の一撃を与えた、そして雷人は倒れる。


「勝負あり、勝者は星宮チーム!」


 勝ったのは勇輝のチーム、終始勇輝のチームが押していた事もあり聖治癒師の由衣の出番はなかった。


「やったね」

「ああ、由衣の出番はなかったな」

「うん、二人ともあんまりダメージ終わなかったしね」


 勇輝と涼介はクラスの中でも上位に位置する強さ、対して雷人と春樹は上位には位置しておらない事からこのような結果になっても不思議はなかった。


 それから一回戦残り三試合も行なわれていった。勝ち上がったのは剣士である七香チーム、槍術士である龍弥チーム、そしてクラスの中で勇輝の次に実力がある聖剣士の覇龍チームとなった。


「続けて試合を行なっていくぞ、次は星宮チーム対西園寺チームだ」


 次の試合は勇輝、涼介、由衣のチーム対七香、梨花、奏多だ。


 美空奏多、身長は百五十七センチメートルで黒髪の女子、性格は温厚で丁寧な口調をしている。豊満な胸をしておりスタイルがいい。


「よろしくね、勇輝」

「ああ、全力でやろう」


 七香もまたクラスの中ではトップクラスの実力を持つ、剣技だけならば勇輝とほぼ互角の実力者である。


 両者がそれぞれ持ち場につく。立ち位置的に勇輝と七香が涼介と梨花がそれぞれ戦うようだ。


「それでは試合始め!」


 リトナーの開始合図とほぼ同時に七香が勇輝に向かって攻撃を仕掛ける。


「ふん!いきなりだな!七香」

「最初から思いっきりいかせてもらうわ!」


 勇輝と七香が剣を撃ち合う。両者の撃ち合いはほぼ互角、攻撃力では勇輝が勝っていたがスピードでいえば七香がほんの少し上回っていた。


「はぁぁぁぁぁ!」

「たぁぁぁぁぁ!」


 両者の撃ち合いは激しく繰り広げられていた。しばらくは互角だったが徐々に勇輝が七香は押し始める。


「くっ!」

「どうした!こんなもんじゃないだろ?七香」

「当たり前よ!」


 七香は再び押し返す。しかし完全には押し切れなかった。


「はぁ!」

「″火球(ファイアボール)″」


 梨花は銃弾を放ったが涼介はそれを防ぐ。


「涼介、私はね強くなってるわよ」

「そうか、だが俺には勝てない」

「いや勝てるわ、ルーベルクで実戦をした私は前とは違う」


 梨花は自身が言うように強くなっている。ルーベルクにて総合トーナメントでの戦い、そして魔族との一戦、実戦を得て強くなっていたのだ。


「そこで提案があるわ」

「なんだ?」

「お互いの最大火力をぶつけ合い勝ち負けを決めるってのはどう?」

「なるほど……面白い受けてたとう」


 梨花の提案に涼介は賛同した。それからお互い距離を取りそれぞれ準備を始めた。


「全力でいくわよ」

「俺も全力の中級魔法をくらわせてやる」


 涼介は先程の試合で上級魔法を使っていたがあれはたまたま、今回は発動させようとしたが無理だったようで中級魔法の詠唱にとりかかる。対して梨花も銃に魔力を込め始める。


「″蒼白炎セイントファイア″!」


 詠唱を終えた涼介が火属性中級魔法を放つ。放たれた魔法は蒼白い炎となって梨花に向かっていく。


「”銃蒼炎弾カムランバレット”」


 梨花は全力の魔弾を放った。打ち放った魔弾からは蒼く燃え盛った炎が見えた。


 両者の攻撃はぶつかり合う。しばらくぶつかり合ったのち梨花の魔弾が涼介の魔法を消し去った。


「な!そんな!」

「私の勝ちね」


 魔弾は涼介をギリギリのところで避け壁にぶつかる。この撃ち合いの勝者は梨花となった。

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