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異世界召喚された俺は最強職を得て無双する  作者: 鬼丸海
第三章 神職者会議編

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Sランク冒険者

 Sランクダンジョンを二時間も掛からず攻略したオレ達はギルドに戻ってきた。


「よう、エルナ」

「リュウガさん!もう戻って来たんですか?」

「ああ、楽勝なダンジョンだったよ」

「驚きました、まさかこんなにはやいとは」


 エルナは驚いていた。オレ達がギルドを出て行ったのは三時間前、それだけの時間でダンジョンを攻略して帰ってくるとは思っていなかったようだ。


「ギルドマスターの所に案内します」


 オレ達はエルナに案内されたギルドマスターであるアイクの元に連れられていく。


「戻ったぞ」

「もう戻ってきたのか、予想より二時間程はやかったな」

「あんな簡単なダンジョン二時間もありゃ攻略出来る」


 どうやらアイクはオレ達が五時間程で帰ってくると思っていたようでこの時間に帰ってきても然程驚いてはいなかった。


「簡単か、あれは並のSランク冒険者でも苦戦するぐらいのダンジョンなのだがな」

「オレ達にとっちゃあの程度のダンジョンは余裕なんだよ」


 やはりオレの思っていた通りあのダンジョンはそこそこ難易度が高かったようだ。それでもオレ達にとっては簡単だったが。


「多分オレ抜きでも三時間もあれば余裕で攻略出来てたぞ」

「そうね、今回のダンジョンはそこまで難しくなかったしね」

「まあ、最下層の敵には少し手こずりそうだけどな」


 宏太の言うように最下層のボス、赤龍(レッドドラゴン)は三人にとっては少し手強い相手であるが連携して戦えば確実に勝てる相手だ。


「まあ昇格試験は合格だ、お前達五人はこのギルド初のSランク冒険者となる」


 オレ達はこのギルド初のSランク冒険者となった。オレ以外の四人は喜んでいた。しかしオレは喜ばない、なぜなら当たり前すぎて喜べないのだ。神職者としてSランクでいるのは当たり前、今の状況が本来あるべき形であり今まで低ランクに留まっていたのがおかしいくらいだ。


「で、他に何かあるのか?」

「いや、特にはないが定期的にSランクの依頼を受けて欲しいというだけだ」

「ああ、暇な時に受けてやる」


 Sランクの依頼は他のランクの依頼に比べて数は少ない、しかし受けられるものがいなく長い間置いてある依頼が数件あるようだ。


「それじゃあそろそろいく」

「ああ、また何かあれば頼む」


 そう言ってオレ達は部屋を出ていく。


「さてと今日はこれからどうする?」

「そうね、無限タルタロスで特訓でもしようかしら」

「ここ最近、よく行ってるよなお前ら」


 無限タルタロス、世界に三つしかない最高峰の特訓施設でその一つがこのギルドの隣に設けられている。


「で、今何フロアなんだ?」

「私は百八十五フロア」

「オレは百九十ニ」

「オレが百九十六だ」


 三人ともそろそろ二百フロアにまで到達しそうだった。来綺が一番進んでいるようだったが三人にそれ程差はなかった。


「オレも久々に行くか」


 オレは現在二百四十一フロアまで攻略している。三人に追いつかれないようにそろそろ攻略を始めたいと思っていた頃だ。


「おそらくオレが苦戦をするのはまだまだ先だろうが、お前達はそろそろ苦戦を強いられるフロアになってくる頃だろう」

「そうね、百七十フロアからはSランクの災害級になってるし」

「ああ、油断してれば負ける事が増えるだろうな」

「そうなれば三回のコンティニューもあっという間に使っちまうな」


 二百四十一フロアは赤龍(レッドドラゴン)だった。オレの実力では余裕な相手だが三人にとってはそこに至るまでに勝てる実力を手にするだろうが苦戦は強いられる相手となるだろう。


 それに宏太の言うように負けてばかりいれば一日三回までの挑戦もすぐに使い切ってしまう故にできるだけ慎重にいかなければならなくなってくる。


 それからオレ達は各々無限タルタロスに挑戦していく。リリスは前回同様にオレについて来てくれた。


「さてと二百四十ニフロアからだな」

「うん」


 この無限タルタロスはセーブする事で前回の途中から再スタートする事が出来るためオレは二百四十ニフロアからスタートだ。


「オレにとってはまだまだ楽勝なフロアが続くな」

「うん、後少なく見積もっても百フロアはリュウガにとって余裕じゃない?」


 それからオレはフロアは次々と進んでいき数時間が経った、現在二百九十フロアにまで到達していた。


「ここまで全部十秒以内に倒してるねリュウガ」

「ああ、雑魚相手に時間を使いたくはないからな」


 ここまで来たが敵はまだSランクの災害級だった。Sランクの絶望級にまで敵のレベルが上がってくれればオレも少しは楽しめるが現時点の敵のレベルでは少しも楽しめない。


「さてとこのフロアの相手は白龍(ホワイトドラゴン)か」


―――――――――――――――

白龍ホワイトドラゴン レベル 94

種族  龍族

攻撃力   3230

体力    3190

俊敏性   2820

魔力    3423

魔法耐性  3166

物理耐性  3008

能力:全属性耐性・火水風属性適性・攻撃力超強化・超魔術・魔力強化・分身・覇気・威圧・筋力増強・気配感知・魔力感知・自動治癒・状態異常無効

―――――――――――――――


 鑑定で見ると、赤龍(レッドドラゴン)を超えており上級魔族グレーターデーモンにはやや劣るステータスだった。


 少し前までのオレならば負けていた相手だが今のオレなら余裕で倒せる相手だ。


「本来なら白龍(ホワイトドラゴン)は喋るはずだがここは無限タルタロスだからな」

「うん、ここでは敵は喋らない」


 白龍(ホワイトドラゴン)は本来、人の言葉を発する事ができるモンスター、しかしここは無限タルタロス、ここの敵は魔法によって再現されているが言葉までは発しない。


「さてと今回は楽しむ為に魔法なしでやろうかな」

「魔法なしで?」

「ああ、この拳だけで戦う」


 魔法なしの戦い、オレは様々な戦い方が出来るが魔法なしの戦いは経験した事が少ない。なぜならオレは魔法が一番得意だったからだ。


 拳術のみの戦い、魔法を使ってやる方が攻撃力や戦法も上だがこの方が格下相手でも楽しめると思いこの判断に至った。


「それじゃあ始めるか」


 オレは地を蹴り敵に向かっていく。敵は向かっていくオレに対して炎のブレスを放つがそれを軽々と避け敵の腹に全力のパンチを放った。


「グォォォォォォォォォォォ!」


 敵は大きな悲鳴を上げた。まだ動けているもののダメージは大きかったようでふらついている。


 魔法に比べれば攻撃力は劣っているがオレの攻撃力は8000を超えており物理耐性が3000程度の白龍(ホワイトドラゴン)では耐えられない痛みだったようだ。


「ちっ、つまらないな魔法を使わなくても余裕とは」


 オレはその後十数発本気で敵を殴り敵は倒れた。


「余裕だったね」

「ああ、オレが楽しめるのはまだまだ先のようだ」


 その後、オレ達はセーブし無限タルタロスから出ていった。

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