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異世界召喚された俺は最強職を得て無双する  作者: 鬼丸海
第三章 神職者会議編

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余裕の攻略2

―――――――――――――――

緑龍グリーンドラゴン レベル 86

種族  龍族

攻撃力   1993

体力    2039

俊敏性   1908

魔力    2190

魔法耐性  1760

物理耐性  1960

能力:水光属性耐性・火風属性適性・攻撃力強化・筋力増強・危機感知・気配感知・魔力感知・自動治癒・状態異常無効

―――――――――――――――


 ステータスは蒼龍(ブルードラゴン)を大きく上回り赤龍レッドドラゴンには劣る程でかなり高いといえるが宏太には劣っている。


「”射出突風ジェットストーム”」


 戦闘態勢に入っていた宏太は早速続いて風属性上級魔法を敵に向かって放った。放たれた魔法は発動者の周りの物を全て吹き飛ばす突風を巻き起こすものだ。並大抵の者ならその突風には耐えられず吹き飛んでしまう、しかし敵はかろうじてそれを耐え凌いだ。


 宏太は以前から風魔法を苦手としていたが今は他の属性と変わらないぐらいにまで使いこなせるようになっている。


「ヴォォォォォォォォォォ!」

「″風雅天筒(センヘルサイクロン)″!」


 敵は炎のブレスを放った。対して宏太は風属性最上級魔法を放つ。これは高圧圧縮した空気塊を細長く引き絞り、竜巻状に螺旋回転させぶち当てる魔法である。


 両者の攻撃はぶつかり激しい風が吹き荒れていた。


「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」


 属性相性的には宏太が不利な状況であったが。両者のぶつかり合いはほぼ互角、一歩も譲れない状況だった。


 しばらくぶつかり合ったのちに両者の攻撃が爆発し打ち合いは引き分けとなった。


「はぁ……はぁ…………!なに!……がっ!」


 敵は宏太の隙をついて急接近しその強靭な拳で腹に強烈な一撃を与えた。避ける事が出来なかった宏太はそのまま後方に吹き飛んだ。


「宏太!」

「おいおい、大丈夫かよ」

「ったく、油断するなと言ってたのに」


 瑠璃と来綺は宏太の心配をしていた。あれだけまともに攻撃が入れば骨の一本や二本は折れているだろう。


「リリス、治してやれ」

「うん、もちろん」

「おい!治癒はまだいらねぇ!」


 リリスが宏太に治癒を施そうとしたが宏太はそれを拒否した。


「オレはまだまだやれる!」

「宏太がそう言うなら」


 宏太はまだまだやる気満々だった。リリスの治癒を受ければ全回復して楽できただろうに。おそらく完全な勝ちではなくなる為、拒否したのだろう。


「今度は有利な属性でいくぞ!……″大星渦潮(メイルシュトローム)″!」

「ヴォォォォォォォォォォ!」


 宏太は水属性最上級魔法を敵に向かって放つ。これはオレが何度か使った事のある魔法だ。その魔法は大量の水から渦潮を発生させ範囲内のものを魔法だろうが何だろが全てを飲み込む。


 対して敵は先程よりも威力の高いブレスを放った。


「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」

「グォォォォォォォォォォォォ!」


 両者の攻撃は激しいぶつかり合いをしていた。しかし数秒経つと宏太の魔法が敵の攻撃を徐々に飲み込み始めた。


「終わりだ!」

「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


 宏太の魔法が敵を飲み込んだ。油断して手痛いダメージを負ったものの宏太が見事な勝利を納めた。


「おい!あれだけ油断するなといったろ」

「すまねぇ」


 オレは戦闘前に油断するなと言った。しかし宏太は一瞬だが油断をして敵からの攻撃を受け大きなダメージを受けた。


「あの程度の相手だったからよかったものの格上だったら死んでた可能性もある、次からは油断するなよ」

「分かった、肝に銘じておく」


 今回の相手は宏太よりもステータス的に低い相手だったがそれがもし格上の相手なら命の危機に晒されていた場合もある。無論リリスがいるから万が一死んだとしても問題はないが、リリスがいなかった場合は詰んでいる。


 それからリリスは宏太に治癒を施し、宏太の傷は一瞬で完治した。


「それじゃあ気を取り直して次にいきましょ」

「そうだな、次は誰がやる?リュウガがやるか?」

「いや、オレは最後でいい、次はお前達三人で連携して戦ってみろ」

「そうか?リュウガがそう言うならやるか」


 正直このダンジョンにオレの相手になるような奴は出てこない。しかし戦わないというのは昇格試験としては不十分だと思いオレは最後、五層のボスを相手にする事にした上に四層のボスは三人に任せる事にした。


 それから四層についた。第四層はこれまでの層とは違い辺り全体が凍りついていた。そこで待ち構えていたのはSランク災害級の凍獄狼王(フロストキングウルフ)だった。ステータスは先程の緑龍(グリーンドラゴン)を少し下回っていた。


「ステータスがさっきのより下なら一人でいいんじゃねぇか」

「そうね、俊敏性だけは飛び抜けているけど他はさっきのより下だからね」

「ならジャンケンで決めるか」

「いや待て、三人でやれ」


 ジャンケンで決めようとした三人に対しオレは三人で戦うようにいった。


「なんでだよ?」

「そうよ、ステータスはさっきの奴より低いんでしょ?」

「いいかよく聞け、ステータスだけで敵の強さを測るのは馬鹿のする事だ」


 確かにステータス的に見ればさっきの敵より低いがそれだけで敵の強さは測れない、無論ステータスも敵の強さを測る上で大事だがそれだけではない。


「ステータスの他に能力や技術、判断力などで強さは測るものだ」


 そして今回の敵、凍獄狼王フロストキングウルフは特殊な能力を持っており相手が自身の格上でなければ触れた箇所を凍らせるという能力を持っている。この能力は格上のオレには適用されないが三人には適用されるのだ。  


「分かったよ」

「そうだな、触れられた時点でやばいしな」

「危険度はさっきのより上って事ね」


 三人は納得し共闘して戦うこととした。一人で戦えば勝てるかどうかわからない相手だが三人で戦えば余裕で勝てるだろう。


 そして思った通り戦闘は数分で終わった。三人は見事な連携攻撃で勝利を納めた。


「上出来だ」

「三人でやったから余裕だったわね」


 瑠璃の言うように勝負は余裕だった。その証拠に三人共一つの傷もなかった。


「さてと思ったよりはやく攻略出来そうだな」

「うん、まだ一時間ぐらいしか経ってない」


 リリスの言うようにダンジョンに入ってからここに来るまでの経過時間は一時間と数十分、あと残すは最下層のみ、このままいけば二時間以内に攻略出来るだろう。


「さっさと攻略しようぜリュウガ」

「ああ、行こうか」


 オレ達は最下層に向かって歩いていく。


 そして数十分後、思っていた通り二時間以内にダンジョンを攻略した。最下層の敵は赤龍(レッドドラゴン)だったがオレが一瞬で消し炭にした。全く歯応えのない相手だった。

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