表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界召喚された俺は最強職を得て無双する  作者: 鬼丸海
第三章 神職者会議編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

86/98

 家の前にてオレは空間収納から先程貰った金属などの材料を全て取り出した。


「車?どんな乗り物なの?」

「ああ、車はオレ達の世界では主な移動手段として使われているものだ」


 この世界には車はなく主な移動手段は馬車か自身の足、それか魔法による移動となっている。魔法で移動手段を確保できる者は問題ないだろうがそれ以外の者は何かと不便であるだろう。


「オレは車をこの世界に広めようとも思ってる」

「広める?つまりリュウガが車を造って売るという事?」

「ああ、そうしたいと思ってる」


 オレはこの世界はオレ達のいた世界とは違って魔法があり便利な事が多いと思ってる。しかし不便な事もある、その一つが移動手段というわけだ。だからそれをオレが解決しようというわけだ。それに車の販売は大儲け出来そうだからだ。


「まあ、最初は一台造るのにも少々時間は掛かると思うが慣れれば数分、いや数十秒で一台造れるようになるさ」

「リュウガなら出来そうだね」


 オレは早速車を物体創造の能力で造り始める。まずはタイヤから造り始める。造り始めてものの数分で4本のタイヤが完成した。後は空気を入れるだけだがこれは魔法で簡単に入れられる。


「タイヤは簡単だったな」


 続いて車の車両本体を造っていく。車には多くの種類がありスピードが出るスポーツカーや、大人数が乗れるミニバン、レジャーやアウトドアに適したSUVなどがあるがオレが今回造るのはミニバンだ。


「まずは内装からだな」


 ハンドル、運転席、助手席、二列目の席、三列目の席、その他諸々、内装を五分程度で造り終える。


 次に外装、ボンネット、ルーフ、ドア、窓ガラス、ライトなどを十分程度で造り終える。


 そして最後に車を造るにあたって一番重要な機能、エンジンやブレーキ機能、アクセル機能などに三十分かかりここに一番時間を費やした。


 車が完成し、最後に魔法で外装の色を黒色にしてミニバンの車が完成した。


「完成だ!」

「これが車……すごい、こんな乗り物がリュウガの世界にはいっぱいあるの?」

「ああ、実はオレも運転はした事がない」

「え?そうなの?」

「ああ、オレ達の世界だと車は18歳にならないと運転出来ないんだ」


 日本では車は18歳にならないと運転出きなくその上に免許を取らないといけない。しかしこの世界ではそんな事は関係なく運転できる。


「とりあえず試乗だ、ここでは人の目につく可能性があるから街の外に出るぞ」


 オレとリリスは街の外に出て車の試乗を始める。オレは運転席に乗り、リリスを助手席に乗せて車を運転し始める。ちなみにこの車はガソリンの代わりに魔力を動力に動かせるようにした。


「問題なく動くな、ブレーキの効きも上等だ」

「すごい、こんな速い乗り物があるなんて」


 俺は今時速60キロ程で車を運転している。徐々に運転に慣れ始めて70キロ、80キロとだんだんスピードを上げていく。


「よし完璧だ!何の問題もない」


 約一時間試乗したが不備はなかった。これからはこの車による移動が多くなるだろう。しかし車を使えるのは街の外でだけだ、街中で運転なんかしたら危険であるためだ。


「リュウガ、ほんとに運転始めて?乗り心地よかったよ」

「ああ、けど案外簡単だったな」


 車を運転するのは始めてだったが何となく運転の仕方は分かっていた。それ故に車の操作も思ったよりはやく慣れた。


 それからオレとリリスは家に戻った。まだ材料が残っていたため、ミニバン以外にもスポーツカーとSUVを一台ずつ造った。オレには車に興味を持っていた時期があったため問題なく造る事に成功した。試乗はしなかったがおそらく問題ないだろう。


「これでエルスへの移動手段は確保出来たな」

「うん、この車で行けばあっという間ね」


 ここからエルスまでは約800キロ、車を飛ばせば信号がないこの世界では一日もかからない距離だろう。


「……来綺達も連れていくか」

「いいね、みんなで行こう」


 リリスと話し合い来綺達三人も一緒にエルスまでいく事となった。クレアに口止めされているのは神職者会議の内容だけ、それ以外は別に口止めされてはいない。つまり来綺達もエルスまで同行してもいいという事だ。


「あの車なら五人なんて余裕で乗れるしな」


 オレが造った車の内二台は五人では窮屈な広さだがミニバンに関しては7人から8人乗りの車なので五人でも広いくらいだ。


「しかしオレだけで運転するのも疲れるしな、宏太と来綺にも運転の練習をさせて三人で交代で運転するか」

「私と瑠璃は?」

「こういうのは男の仕事だからいいよ」

「そうなの?ありがとう」


 そして次の日の朝、早速宏太と来綺に車の運転を練習させようと街の外へと出た。


「すげぇなリュウガ、まさか車を造っちまうなんて」

「さすがはリュウガって感じだな」

「ええほんと」


 来綺、宏太、瑠璃はオレが車を造った事に驚いたがすぐに納得した。


「それじゃあ来綺から練習してみろ」

「おう、上手く運転できるかな?」


 来綺は運転席に乗り、オレは助手席に乗り車の動かし方を教える。練習を始めてしばらく経った、最初は急にスピードが出たり急ブレーキを何回もしたり危ない場面が多々あったが何とか問題のないレベルにまでは車の運転が出来るようになった。


「車の運転手って案外楽しいもんだな」

「そうだろ」


 来綺の言うようにオレも車の運転は楽しいものだと思っている。自分の思うように車を動かせるようになってくると達成感、満足感が得られ楽しく感じてくる。


「それじゃあ次は宏太」

「分かった」


 来綺に教えた時と同様に宏太にも運転方法を教える。宏太はなかなか筋がよく来綺のように危ない場面が一切無く一時間程練習して完璧に運転出来るようになった。


「完璧だな」

「案外簡単だったな」


 宏太もオレ同様に車の運転はさほど難しく感じなかったようだ。


「これでエルスまで三人で運転を交代してできるな」

「それにしてもオレ達までついていっていいのか?」

「ああ、オレ達が会議してる間は観光でもしとくといい」


 別に来綺達がエルスまで同行するのには何の問題もない。


 その後オレはスポーツカーの試運転も兼ねて練習をした。スポーツカーはミニバンとは違いMT車、運転も難しくなっていて流石に苦戦した。しかし一時間も練習すると完璧に乗りこなせるようになった。もちろん車の不備は一つもなかった。


「それじゃあ腹も空いたし帰って飯にするか」

「ええ、私腹ペコだわ」

「瑠璃は見てただけだろ?」

「うるさいわね宏太、見てるだけでもお腹は減るのよ」


 車を空間収納に終い、オレ達は家に向かって帰っていった。家に帰るとポストに何か封筒のような物が入っていた。


「ん?……なんだこれ?」

「リュウガ、何か入ってたの?」

「ああ……えっと………Sランク昇格の案内?」


 そこに書いていたのはSランク冒険者への昇格の内容だっあ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ