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異世界召喚された俺は最強職を得て無双する  作者: 鬼丸海
第二章 総合トーナメント編

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怒り

 数分前、オレはマグナとゼルが融合したマグゼルと戦っていた。


「はぁ……はぁはぁ」

「さっきまでの勢いはどうしたんだ創造神よ」


 マグゼルの実力は確かだった。融合前は優勢に戦えていたが今は劣勢となっていた。


「これてもくらえ!″大星渦潮(メイルシュトローム)″!」


 オレが放った魔法は水属性最上級魔法だ。その魔法は大量の水から渦潮を発生させた。この魔法は範囲内のものを魔法だろうが何だろが全てを飲み込む。


「″血黒真魔(レディシデスヘル)″」


 マグゼルは闇属性最上級魔法を放うつ。血に滲んだ真の黒い闇の巨大な魔力砲がオレの放った魔法とぶつかる。先程マグナがこの魔法を使用していたが融合する前よりも遥かに威力は増していた。


「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」


 両者の魔法はぶつかり合う。この魔法のぶつかり合いは先程もあったが見事にオレの魔法が勝利していた。しかし今回はオレが押され始めている。


「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

「終わりだ!はぁぁぁぁぁあ!」


 オレの魔法が押し負け、魔法がオレに向かってき直撃した。


「はぁ……はぁはぁ……」

「なんとか持ち堪えたようだな」


 オレは魔法が衝突する直前に全力の魔力障壁を貼った。しかし完全には防御しきれず身体の至るところにダメージを負っていた。


―――――――――――――――

悪魔皇デーモンロード マグゼル レベル 160

種族  魔族

攻撃力   10190

体力    9930

俊敏性   10008

魔力    11090

魔法耐性  9690

物理耐性  9130

能力:特魔術・特拳術・擬態・火風闇属性適性・火水風属性耐性・魔力感知・気配感知・思考加速・飛行・透過・分身・俊敏性向上・攻撃力超強化・魔力強化・防御力強化・体力減少超低下・魔力回復上昇・鑑定・鑑定無効・自動再生・状態異常無効・言語理解

―――――――――――――――


 マグゼルの強さは融合前の力を遥かに超えていて、オレのステータスを凌駕していた。


(魔力はもう半分程しか残ってないな、このまま戦っても勝てる見込みもない、どうしたものか)


 オレはかなり厳しい状況に陥っていた。マグゼルの強さはオレを凌駕している。それに魔力にはまだまだ余裕があるように見える。このままでは状況は好転しないだろう。


「おいおい、創造神ともあろう者がこの程度で終わるわけないよな?」

「当たり前だろうが、傷も癒えてきたとこだからな」


 自動治癒により先程まで受けていた傷も大半が元通りになってきた。


「では、初め……!ふっ!はっははは!」

「何がおかしい?」

「どうやらこの戦、オレらの勝利が確定した!」

「何を言っている、もう勝ったつもりか!」

「下をよーくみてみろ」

「あ?下がどうしたっ………て……」


 オレはその光景を見た瞬間、頭が真っ白になった。これは現実なのか、嘘であってくれ、そこには腹に大穴が空いて倒れているリリスの姿があった。


「あ……あ…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!リリーーーーーーーーーース!」


 オレは絶望に溢れていた。そして後悔した、こうなる可能性もゼロではないと分かっていたはず、リリスに遠距離回復をさせ続けていれば相手の標的になるのは少し考えれば分かっていた事、なぜオレはその事に気づかなかった。


「どけ!」

「は?」

「どけといったんだ!」

「どくわけないだろ、どうしてもどいて欲しいのならオレを倒す事だな……まあ無理な事だろうがな」

「″大海星竜(ダイダルウェイブ)″!」


 オレは水属性最上級魔法を放つ。前方に津波を発生させマグゼルに向かっていく。極限まで範囲を絞っている為その威力はより強大になっている。


「″風雅天筒(センヘルサイクロン)″!」


 対してマグゼルは風属性最上級魔法を放つ。これは高圧圧縮した空気塊を細長く引き絞り、竜巻状に螺旋回転させぶち当てる魔法である。


 両者の魔法はぶつかり合う。風属性と水属性では風属性が有利となる、それに加えてマグゼルの力はオレを上回っている、魔族は勝利を確信し笑みを浮かべていたがそれは覆る。


「な!ばかな!」


 オレの魔法はマグゼルの魔法をものすごい勢いで押し返す。そして一瞬にして魔法の撃ち合いは終わりマグゼルに直撃、大きく後方に吹き飛ばされた。


 その直後、オレはリリスを殺した魔族に負けて火属性最上級魔法である炎帝(アヴァロン)を放つ。その魔法は魔族に直撃し一瞬にして消滅した。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



 そして時は現在に至る。オレはみんなの所に降り立つ。


「リュウガ……」

「リリスが……どうしたら」

「もう少し早く敵を倒せてたらこんな事には……」


 宏太、瑠璃、来綺は涙していた。リリスが死んでしまった。これは変えられない運命、いくらオレでも死者の蘇生をする事は不可能、そしてクレアでもそれはおそらく不可能だ。


 オレはリリスの倒れている側にいき彼女をそっと抱き上げる。既に体温は冷え始めていた、脈はなく完全に死んでいた。


 オレは涙した。初めて心から愛した女性だった。そんな彼女が死にオレは悲しみ、そして魔族に対する怒り、苛立ちの感情が溢れる程増幅していた。


「創造神!貴様!よくもやってくれたな!」


 先程オレが吹き飛ばしたマグゼルが戻ってきた。マグゼルは怒り狂っていた。


「全員まとめて殺してやる!」


 マグゼルは自身の前方に巨大な魔法陣を展開させる。込められていた魔力は絶大だった。


「やばいよ、あんなのまともにくらえば終わりだよ」

「みんなまともに動けないわ、終わりね」


 ルビオとリーナは諦めていた。もう抵抗するだけの力は残ってない、仮に残っていたとしてもあれだけの力を前にしてはなす術がないであろう。そしてそれはテルシアとヨルゼも同様に感じでいた。


 オレはみんなの前に立ち、魔法陣を展開する。


「死ね!″暗黒覇王光線デス・エクス・ブラスト″!」


 マグゼルは闇属性特級魔法を放つ。放たれた魔法は黒く光っており巨大な魔力砲となって向かってくる。威力は絶大で直撃すれば辺り一面が吹き飛ぶ。これは闇属性上級魔法の黒暗爆砲(ブラックバースト)の上位互換で威力は桁違い、破壊力、速度ともに遥かに上をいっている。


「死ぬのはお前だ!”侵水溶滅ハービセルヘスト”!」


 オレは水属性特級魔法を向かっくるマグゼルの魔法に目掛けて放つ。放たれた魔法は徐々にマグゼルの魔法を溶かしていく。


「ばかな!なぜだ!どうなってる!」


 マグゼルは焦っていた。それもそのはず、先程までは自分が圧倒していた。それなのに今は自分が圧倒されつつある、その状況にマグゼルは困惑している。


「溶けて死にやがれ!この憎き魔族が!」

「くっ!が……がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


 オレの魔法がマグゼルを飲み込み溶けて消え去った。強敵を倒したがオレの中の怒りは依然として収まらなかった。


「くそ!あぁぁぁぁぁぁぁぁ!リリス!リリス!」


 オレは叫んだ。魔族への怒り、そして魔族との戦いに集中し過ぎていて潜んでいた魔族に気づかなかった自分の無力さを悔やんだ。


 だが次の瞬間リリスの方に顔を向けるとそこには……

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