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異世界召喚された俺は最強職を得て無双する  作者: 鬼丸海
第二章 総合トーナメント編

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リュウガvs来綺

 次の日、オレ達は試合が始まる1時間前にコロシアムに到着していた。既に観客席はほぼ満員で昨日以上に盛り上がりそうな雰囲気だった。


 ちなみに本戦の方でも賭けが行なわれるようで優勝する一人を当てるものだ。現状、来綺が6番人気、瑠璃が4番人気、宏太が3番人気、オレが一番人気となっていた。オレの倍率は1.6倍となっており、リリスには金貨四十枚を賭けてもらったがこの倍率ではそこまでの価値金は期待できないだろう。


「さてとオレと来綺はそろそろ行く」

「うん、じゃあ私達は観客席で見てるね」

「ああ」


 オレと来綺が控え室に向かっているとクレアの姿があった。


「あら、リュウガに来綺」

「クレアさん」

「どうも」


 クレアはエルフの剣王であるテルシアと二人で仲良く話しをしている所だった。二人は仲が良く一緒にいる事が多いらしい。


「これから試合かしら?」

「はい」

「リュウガ、ちょっといいかしら」

「ええ、来綺先いってろ」

「分かった」


 クレアはオレに話しがあるようだった。話しの内容は大体想像がついた。オレは来綺を先にいかせ、クレアとそれからテルシアも交えて話しを始めた。


「来綺には魔族の事いってないの?」

「ええ、来綺には試合後に言おうと思ってます」


 来綺は今となっては魔族とも十分に戦えるだけの実力を有している。魔族襲来時には戦力になってくれるだろう。だが今は試合に集中してもらいたい故、試合後に話すのが的確だろう。


 また来綺だけではなく瑠璃と宏太にも試合敗北後に伝えるつもりだ。ちなみにリリスにはもうこの事を昨日の夜に伝えている。


「ねぇ、クレア」

「何かしら?テルシア」

「さっきからリュウガって言ってるけど」

「ええ、察しの通りこのリュウ•セブンスターの正体は七宮龍牙よ」


 それを聞いてテルシアは驚くかと思ったがさほど驚いた様子はなかった。まあ無理もない、昨日の決勝でオレは少々やりすぎてしまった。洞察力の高いものにはいやでも勘づかれてしまっただろう。


「この事は内緒にしてよね」

「分かったわ」


 今はオレの正体を明かすつまりはない。まあここまで来たら隠すのも意味がないのだがせっかくなら最後まで隠し通しておきたいのだ。


「リュウガ、昨日のうちに二十人程の強者を呼んでおいたわ、これで私達の負担も少しは減るでしょ」

「ありがとうございます」


 クレアは昨日、早速魔族対策の為に魔族に対抗出来る強者に連絡を取ってくれたそうだ。実にありがたい事だ。


「氷獄神にも声掛けたんだけど忙しそうだったわ」

「神職者ですね?」

「ええそうよ」


 氷獄神、創造神アフラからも聞かされていた神職だ。クレアの話しによると種族は鬼人の男で水と氷の魔法を極めし者だそうだ


 しばらく話していたが試合開始十分前になったのでオレはこの場から立ち去る事にした。


「ではまた後ほど」


 それから試合開始時刻となりオレと来綺は現在ステージ上で向かい合わせになっていた。


「それでは第一試合、リュウ•セブンスター対遠山来綺始め!」


 開始の合図とともに来綺は赤く染まった聖剣を作成した。


「来い!聖剣アロンダイト」

「ならオレも聖剣デュランダル」


 対するオレも来綺と同様に聖剣を手にした。次の瞬間、来綺は全力でオレに向かって攻撃を仕掛けてきた。だがオレはその攻撃を軽く受け流し平然としている。


「くっ!やっぱり簡単に受け流すか」

「当然だ、オレを誰だと思ってる?」


 オレは来綺が追いついて来られる程度のスピードとパワーで来綺に向かって攻撃を仕掛けた。来綺は何とか対応してきてそこから凄まじい打ち合いが繰り広がった。


「これは凄いです、全く見えません」

「そうね、殆どの観客には見えてないでしょう、この打ち合いは」


 クレアの言う通りオレと来綺の打ち合いは殆どの観客には目で追えない程のものだ。見えているのはクレアやごく一部の者だけであろう。


 次に来綺は数歩後ろに下がった。すると魔力を剣先一点にのみ集中させた。これはエルフの剣王テルシアに使った技だ。


「あの技でくるか」

「いくぞ!”紫電雷超蛇(しでんらいちょうだ)”」


 来綺は剣先に込めた魔力を紫色の雷に変えその雷はまるで蛇のような形になりオレに目掛けて全力で剣とともに向かってくる。


 しかしオレは焦りはしない確かにこの技は威力、スピード共に素晴らしい、だがオレに言わせてみればまだまだと言える。


「予想はしてたがまさかここまでとは」

「残念だったな」


 オレは来綺の渾身の一撃を軽々とデュランダルで止めた。だが今の一撃はおそらくテルシアと戦った時、つまり昨日よりも少し威力が上がっているように感じた。


―――――――――――――――

遠山来綺 17歳 男 レベル 62

才職 聖剣王

攻撃力  2140

体力   2033

俊敏性  2296

魔力   2339

魔法耐性 2009

物理耐性 1999

能力:超剣術・魔術・火光属性適性・雷属性適性•闇属性耐性・聖剣作成(強)・剣作成・限界突破•俊敏性向上•高速成長・気配感知・魔力感知・透過・能力隠蔽•言語理解

―――――――――――――――


 来綺はかなりの成長を遂げていた。才職であった聖剣士は聖剣王になっておりレベルはもちろんの事ステータスも上がり能力数も増えていた。能力隠蔽でおそらく最低でも一つの能力は隠しているだろう。


「来綺!そろそろお前の最高の技を見せてくれ!」

「ちっ!やっぱりリュウガには気づかれるか」

「当たり前だ、昨日みんなが寝静まってから一人出ていったよな、特訓してたな」

「その通りだ」


 来綺は昨日の夜、家を抜け出して特訓をしていたようだ。おそらくルビオに負けて悔しかったのだろう。そしてルビオ程度に負けてはオレには到底及ばない、勝てないとは分かっていても少しは近づきたかったのだろう。


「かぁぁぁぁぁぁ」


 来綺は自身の魔力を極限まで高める限界突破を使用した。昨日の試合時点ではおそらく使えなかったであろう限界突破を使ってきた。これも昨日の夜のうちに習得してきたのだろう。


「来い!聖剣アトランタ!」


 来綺は二本目の青い聖剣を作成して左手にもった。


「なるほど、二刀流か」


 今、来綺の両手には二本の聖剣がある。どうやら能力隠蔽で隠していたのは二刀剣術だったようだ。

 

 無論オレにも同様の事は出来るがそれはしない。何故なら一本でも十分だと踏んでいるからだ。


「いくぞ!」

「さっさとこい!」

「”雷火流竜(スルガト)”」


 来綺がそう叫ぶとアロンダイトからは雷の竜がアトランタからは火の竜が魔法によって形になっていた。そのまま来綺は俺の方へと向かってきた。


「やるじゃないか、ならばオレも答えるしかあるまい」


 オレは次の瞬間、デュランダルに自身の魔力を込め、火の魔法を付与した。その魔法は来綺もよく知っているものだ。


絶•火聖天刃(ぜつひしょうてんじん)


 オレは来綺の一撃を防いだ。その剣からは炎が燃え盛っておりまるで剣が巨大になったかのように見えていた。


「見覚えがあるだろう?」

「まあ、リュウガなら当然としかいいようがないな」


 来綺は驚きはしなかったが観客はほとんどが驚いていた。まあこの技はエルフの剣王であるテルシアが使用していた技、しかもテルシアよりもさらに巨大だからだ。


「さて、終わりにしようオレの創造神流で」

「ちっ、全く最後まで剣だけで相手されて手も足も出ないなんてな」

「創造神流、弐の型、”紫炎滅剣(しえんめっけん)”」


 そう言ったと同時に聖剣から紫色の炎が発現した。オレは来綺に剣を振りかざし寸止めした。


「俺の負けだ」

「遠山来綺の降参を確認、勝者リュウ•セブンスター!」


 来綺が降参を宣言しオレの準決勝進出が決まった。


「さすがだな」

「来綺もなかなか凄かったぞ」


 確かに終始、来綺の攻撃はオレに届かなかったがそれでも来綺の成長には驚かされていた。今の来綺ならばルビオにも負けはしないだろう。


 オレは来綺とともに会場を後にした。

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