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異世界召喚された俺は最強職を得て無双する  作者: 鬼丸海
第二章 総合トーナメント編

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本戦出場者決定

 全てのブロックの予選準決勝第一試合が終わり続いてAブロックの予選準決勝第二試合が始まろうとしていた。

 

 対戦カードは来綺対龍弥となっている。既にお互い準備が整い試合が始まろうとしていた。


「それではAブロック予選準決勝第二試合遠山来綺選手対足立龍弥選手はじめ!」


 試合開始の合図とともに龍弥は槍を構えた。対する来綺は聖剣を作成し、何の躊躇いもなく龍弥に向かっていった。


「くっ!」


 来綺の初手をなんとか防ぐ事は出来たがギリギリだったようでかなり苦しそうな表情を浮かべていた。


―――――――――――――――

足立龍弥 17歳 男 レベル 31

才職 槍術士

攻撃力  544

体力   520

俊敏性  644

魔力   645

魔法耐性 530

物理耐性 522

能力:槍術•火水属性耐性・風属性適正・俊敏性向上・身体強化(強)・攻撃力上昇・魔力強化・魔力感知・気配感知・言語理解

―――――――――――――――


 龍弥もかなり成長しているのが分かる。


「やるじゃないか、全力ではないといえ俺の攻撃を防ぐとはな」

「まあな、次はこっちからいくぞ!」


 龍弥は間合いを取り槍を構え魔力を込めた。その槍には風が纏い始めた。その槍を来綺に向かって投げたしかしその攻撃は軽々と防がれてしまい、次の来綺の攻撃になすすべなくやられた。


「悪いけど、龍弥と戦っても何の成長も出来ないからな、とっとと終わらせてもらったぞ」


 来綺は攻撃を防いだとほぼ同時に龍弥との間合いを詰め、魔力を込めた剣を振りかざした。龍弥はその攻撃に反応できず攻撃を受けてしまい気絶した。


「勝負あり!勝者遠山来綺!」


 当然の結果といっていいだろう。二人の実力には明らかな差があった。龍弥も確かに強くなっていただろう。出場者の中でも上の方に位置するくらいに、だが来綺の実力は確実に出場者の中でもトップクラス、故にこ勝敗は当然だった。


 この試合に勝った事により来綺の予選決勝進出が決まり同時に決勝トーナメント進出が確定した。


「お疲れさん」

「おうリュウガ、まあ当然だな」

「これで後は私だけね」


 現在、オレと宏太、そして来綺の決勝トーナメントの進出が確定し残りは瑠璃だけとなった。瑠璃の実力ならば問題ないとは思うが油断は禁物だ。


「それじゃあそろそろ控え室に向かうとするわ」

「おう、頑張ってこいよ」


 瑠璃はそういうと控え室に向かって歩いて行った。


 しばらくするとBブロックの予選準決勝第二試合が始まろうとしていた。一人は長身な人間の男、見たところ剣士のようだ。もう一人は小柄な頭の上に獣耳が生えた男、おそらく獣人だろう。


「それではBブロック予選準決勝第二試合オーマ•ラウェイ対獣人バリスはじめ!」


 試合開始の合図とともにバリスはオーマに向かって攻撃を仕掛けた。獣人族特有の長い爪を利用してオーマの額に傷をつけた。


 しかし獣人族の恐ろしい点はそこだけではなかった。獣人族は他の種族と比べても並外れた身体能力を誇っている。その身体能力を利用してオーマを翻弄していた。


「強いな、あの獣人」

「まじかよ、リュウガが強いって言ったら」

「ああ、かなりの強さってことだろ?」


 オレはこの短い戦闘の中で獣人バリスがかなりの強さを誇っている事を見抜いていた。だが強いといってもオレには到底及ばないが。


―――――――――――――――

バリス 23歳 男 レベル 96

種族 獣人

才職 拳王

攻撃力  1901

体力   1669

俊敏性  2006

魔力   2009

魔法耐性 1596

物理耐性 1777

能力:拳術•光闇属性耐性・火属性適正・俊敏性向上・身体強化(強)・攻撃力上昇・魔力強化・毒無効•限界突破・魔力感知・気配感知・言語理解

―――――――――――――――


 鑑定を使用して見たところかなりのステータスだった。オレは次の試合この獣人と当たる事になるがこのステータスならば少しくらいは楽しめそうだった。


 そうこうしているうちに勝敗はついていた。勝負の決め手は限界突破を使用して力を込めた拳がオーマの急所に当たった事によるものだった。


「勝者獣人バリス!」


 予想通りの結果となった。この二人の実力には大きな開きがあった。バリスは高いステータスを誇っていたがオーマはどのステータスもバリスの半分以下だったのだから。


 これで六人目の決勝トーナメント進出者が決まり同時に次にオレと戦う相手が決まった。


 そして続くCブロック予選準決勝第二試合は順当に瑠璃が勝ち、続くDブロック予選準決勝第二試合はかなりの接戦となっていたが騎士団員リーナ勝利を掴み最後の決勝トーナメント進出者が決まった。


 決勝トーナメント進出者はオレ、来綺、宏太、瑠璃、秋先生、リーナ、ルビオ、バリスの八名となった。


「これより1時間休憩とし午後8時より残りの予選決勝四試合を開始させていただきます」


 1時間の休憩、辺りを見渡すと既に日は沈みすっかり暗くなっているのが分かる。


「それじゃあ飯でも食いに行くか?」

「うん、みんないっぱい試合してお腹空いてるでしょ?」

「ああ、まだ一試合あるからあまり食べすぎないようにしないとな」

「私、お腹空いたわ」

「俺も腹ペコだ」


 オレが提案するとリリス、宏太、瑠璃、来綺は賛成し夕飯を食べに向かった。


「クレアさんじゃないですか」

「あなた達もご飯?よかったら一緒に食べない?」

「それじゃあぜひ」


 オレ達がコロシアムの食堂に着くとそこには火炎神であるクレアの姿があった。オレ達は夕食を一緒にする事にした。


 周りの人はオレ達に注目していた。いや、オレ達と言うよりかはクレアに注目しているのだろう。


「全員無事、決勝トーナメント進出できたようね、おめでとう」


 オレ達は「ありがとうございます」と返した。


「全員かなり力を上げてきたようね」

「ええ、無限タルタロスで訓練してきましたから」

「なるほど、あのタルタロスで」


 オレ達は前にクレアとあった時とはまるで別人のように強くなっている。これも無限タルタロスでの特訓の成果と言えるだろう。


 ちなみにオレは最終三百八十フロアまで到達していた。そこまでいくとオレでも負けはしないが苦戦するような相手となっていた。


「来綺、だったかしら?」

「はい、何でしょうか?」

「あなたの次の相手ルビオ•サーマルは強敵よ、おそらくテルシア以上の強者でしょう」


 拳王ルビオ、その実力は試合を見れば分かったが来綺と接戦を繰り広げたテルシア以上だとは思ってもいなかった。


「そんなにですか?リュウガは知ってたのか?」

「いや、奴には鑑定を使っていなかったからな」


 オレはそう何人も鑑定はしないのだ。自分の相手は勿論試合開始直前には鑑定するがそれ以外の者にはたまにしか鑑定は使わないのだ。


「オレと戦う前に負けるんじゃねぇぞ」

「負けるつもりはないさ」

「まあ、来綺の相手は強敵みたいだが瑠璃と宏太の方は楽勝だろうな」


 瑠璃の相手は秋先生、そして宏太の相手は騎士団員のリーナどう転んでも二人が負ける確率はゼロに等しい相手だ。こう見ると何故かAブロックに強者が多く集まっていた事が分かる。


「まあ、そうね」

「ああ、オレと瑠璃、それからリュウガの一位通過は確定だろうが来綺はどうかな?」

「馬鹿野郎、俺は負けねぇよ」


 来綺はやる気に満ち溢れていた。


 そうこうしている内に試合再開二十分前になり来綺は控え室に向かって行った。オレ達も試合開始までそれ程時間はないので観覧席には戻らず控え室のモニターで試合を見る事にした。控え室は四試合先の選手まで使用する事が出来る。


 ちなみに控え室は全部で十六部屋ありどの部屋でも好きに使える。対戦相手同士でなければ同じ部屋も使用でき、選手以外も選手の許可で部屋に入る事が出来る。


「それではお待たせしました。只今よりAブロック予選決勝を行ないます!」


 会場は両者の大きな声援に包まれていた。ここまで来るともはや弱者はおらず強者同士の戦いとなって来て観客の期待が高まっているであろう。


「では、ルビオ•サーマル対遠山来綺始め!」


 Aブロックの最強を決める試合が今始まった。

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