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異世界召喚された俺は最強職を得て無双する  作者: 鬼丸海
第一章

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それぞれの成長

 オレ達はただひたすらに氷の道を歩いていた。寒さはオレの能力によって感じていなく心置きなく進んでいた。


 歩いている最中、オレは思っていた。果たして今現在この四人のステータスは正確にはどのくらいになっているのだろうかと。


 オレは先程の戦闘において敵は「お前達よりは少し低い」と言っていたがそれはあくまで推測だ。冒険者ギルドで登録した日以来、仲間達には鑑定の能力を使っていなかった。気になり四人にそれぞれ鑑定の能力を使用した。


―――――――――――――――

赤羽瑠璃 17歳 女 レベル 28

才職 魔弓士

攻撃力  623

体力   639

俊敏性  599

魔力   660

魔法耐性 612

物理耐性 666

能力:弓術・魔術・火風属性適性・水土属性耐性・弓作成・能力向上・視力強化・高速成長・魔力感知・気配感知・言語理解

―――――――――――――――


―――――――――――――――

篠原宏太 17歳 男 レベル 29

才職 トリプル魔術師(火・水・風)

攻撃力  637

体力   644

俊敏性  609

魔力   689

魔法耐性 603

物理耐性 661

能力:魔術・火風水属性適性・氷属性適性・光属性耐性・能力向上・攻撃力強化・高速成長・魔力感知・気配感知・言語理解

―――――――――――――――


―――――――――――――――

遠山来綺 17歳 男 レベル 31

才職 聖剣士

攻撃力  670

体力   660

俊敏性  693

魔力   724

魔法耐性 646

物理耐性 692

能力:剣術・魔術・光属性適性・闇属性耐性・聖剣作成(弱)・剣作成・高速成長・気配感知・魔力感知・透過・言語理解

―――――――――――――――


―――――――――――――――

リリス 16歳 女 レベル 26

才職 聖治癒師

攻撃力  401

体力   641

俊敏性  400

魔力   689

魔法耐性 533

物理耐性 533

能力:治癒術・光属性適性・闇属性耐性・自動治癒・体力上昇・魔力強化・気配感知・魔力感知・高速成長・言語理解

―――――――――――――――


 四人全員のステータスは前に見た時よりも大幅に上がっていた。大体はオレの予想していた通りだったがそれでも短期間でここまで上げられたのは凄い事だと言える。


「リュウガ!何かいるよ」


 リリスにそう言われて鑑定を行なっていたオレは前方を見た。すると数メートル先にモンスターの影らしきものが姿を現した。


「あれは……さっきの奴と同じだな」

「そう見たいね」


 そう、そのモンスターはつい先程来綺が倒した氷鬼人(アヴァランチ)だった。


「今度はどっちがいく?」

「私がやってもいい?」

「ああ、それじゃあさっさと倒してこい!」


 今回は瑠璃が戦闘する事になった。しかしその戦いはかなり長引いていた。瑠璃は弓で遠距離から攻撃を繰り返すも大きなダメージにはならないでいた。


 対するモンスターは近づこうとするが瑠璃の弓が絶え間なく飛んで来てなかなか近づく事が出来なかった。


 戦闘が始まってから数十分、ようやく勝負が決まりそうになっていた。瑠璃は今までに見た事の無い大技を放った。


「”炎輝矢(アスタロト)”」


 次の瞬間、強力な火魔術を纏わせた矢を放った。その矢は巨大な炎を輝かせていた。そして敵に直撃しその炎により氷の体が見る見る溶けていきなす術なく倒れた。


「時間は掛かったけど何とか倒せたわね」

「最後の攻撃は見事なものだったぞ!」


 最後の攻撃にはオレも感心していた。あの魔法の威力はおそらく上級クラス、つまり瑠璃は上級魔法を扱った事になる。


 それから数分後、また同じモンスターが目の前に現れていた。これで三体目だがまだ氷鬼人(アヴァランチ)以外のモンスターは現れていない。もしかするとこの層はモンスターの種類が少ないのかもしれない。


 今回は宏太が戦闘を行なった。オレも予想していたがやはり戦闘は長引いていた。初級魔法や中級魔法を連続で放っていたがやはりステータスにそこまでの差がない分ダメージは少なかった。


「仕方ないこれを喰らえ”炎煌龍(ヒュドラ)”!」


 次の瞬間、宏太の手から火属性上級魔法が放たれた。その魔法はまるで龍のように見え敵に直撃し焼き尽くした。


「まさか宏太も上級魔法を扱えるようになっていたとはな」

「まあ少しでもお前に追い付けるように頑張ってるからな」


 つい先日までは初級魔法しか使えなかったのにもう上級魔法を使えるようになっていた事にオレは感心していた。


 そしてここまでの三回の戦闘全てにかなりの時間を要した事からオレ達は先を急ぎ更にペースを上げて前に進んで行った。


 ダンジョン内で正確には分からないが外はおそらくもう暗くなっている頃だろう。皆んなかなり疲れていた為今日は五層の攻略までにしておこうと考えていたのだ。


「流石にもう疲れただろう?」

「ええ、身体に大分きてるわ」

「俺も身体のあちこちが痛え」

「俺はもう戦えそうに無いな」

「私ももう魔力が残り少ない」


 オレが四人に聞くと、瑠璃、宏太、来綺、リリスは答えたが全員かなり疲れていた様子だった。


「よし!じゃあ後は俺がやろう」


 四人の疲れた様子を見たオレは残りの敵は自分がやるといった。いくら特訓も兼ねているとは言え先程の敵レベルのモンスターと連戦していてはいつか力尽きると考えたのだろう。


 それから数十分後、ようやく下へと続く階段が見えた。ここまでの間で数十体のモンスターが現れが全てオレが一瞬の内に消し炭にしていた。


 オレは上級魔法を使わずに初級魔法と中級魔法ばかりを使ってここまで来たが初級魔法でも平均的な上級魔法クラスの威力が出ていた。更には魔法を使わずに己の拳だけで一撃で敵を沈めていた場面もあった。


「リュウガにとってはあのモンスターは相手にもならないのは最初から分かってだけど流石に拳で倒すのは驚いたぜ!」

「そうよ、あれは流石に私も「えっ!」ってなったわよ」


 階段を降りながら来綺と瑠璃はオレの先程までの戦闘について驚愕していた事を話していた。ただ驚いていたのは二人だけではなくリリスと宏太もだ。


「まあ、あの程度のモンスターなら魔法なんて必要ないな」


 オレにとっては雑魚だとしても四人にとっては十分に強敵と言えた存在を拳一発で仕留めたオレはまさに規格外の存在となっていた。


 そんなこんなで話している内に五層と六層の間にある休憩所についた。今日はもう皆んな疲れているうえに夜遅い時間帯なのでここで一泊する事となった。


「じゃあ飯にするか!」


 そう言うとオレは空間収納から今日の晩ご飯を取り出した。晩飯は前もって作って置いた黒狼(ブラックウルフ)のステーキと野菜が沢山入ったスープだ。


 空間収納に保管していたので状態も作った時のままで温かかった。


「それじゃあいただくか」

「もう腹ペコだぜ」


 オレ達は食べ始めた。それからオレは空間収納から再びある物を取り出した。


「やっぱこれが無いとな」

「リュウガ、俺にもくれ」

「おう」


 そう、取り出したのはベールだった。オレはここ最近は毎日のようにベールを飲んでいた。それで今日も持ってきていたのだ。来綺も欲しいと言って来たのでもう一本取り出し渡そうとした瞬間だった。


「いって!何すんだよリリス」


 リリスがオレの頭を叩いたのだった。


「何じゃ無いでしょ!明日からはもっとリュウガの力が必要になってくるんだから酒なんて飲んだらまともに動けないかもしれないじゃない」

「大丈夫だって一杯だけだ……な?」

「分かった、でも絶対それ以上は飲まないでね」


 オレはリリスに一杯だけだと約束し手に持っていたベールを来綺に渡した。


 それから数十分後、五人共晩ご飯を食べ終わり眠りにつこうとしていた。明日は六層からの攻略、今日よりも更にモンスターが手強くなり手こずるようになってくるだろう。

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