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異世界召喚された俺は最強職を得て無双する  作者: 鬼丸海
第一章

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第一層

 ダンジョンの中に入ると目に入ってきたのはただ一直線に伸びていた道だった。どうやら第一層はこの道をひたすらまっすぐに進むようだ。


「よし、それじゃあ行くか」


 オレがそう言うと四人は頷き前へと足を進め始めた。この第一層で出てくるモンスターのランクは殆どがランクCとなっていてそこまでの強敵ではないのだが初めてのダンジョンという事もあってオレ以外は緊張していた。


「ねぇリュウガ?」

「何だ?」

「リュウガは基本手を出さないって言ってだけど流石にやばくなった時は助けてくれるわよね?」

「ああ、そこは安心してくれ」


 このダンジョンに来た目的はお金稼ぎの他にそれぞれのレベルアップも目的としている。今回は確実に勝てると判断出来る相手は一人で戦うようにし、厳しい相手ならば二人もしくは三人で戦うようにする。リリスは常に回復役という陣形で戦闘を行なう。


 特訓という事でオレは基本的に危険になりそうな時以外は戦闘に参加しないという形を取るつもりだ。


 しばらく歩いていると前から何やらモンスターらしき影が姿を現した。その姿は全長二メートルはありそうな巨大な蛇だった。


「ん?……何か現れたな。あのモンスターは何だ?リュウガ」

「ああ、ちょっと待ってくれ」


 宏太に聞かれオレは現れたモンスターに向けて鑑定を行ない始めた。


―――――――――――――――

大蛇(サーペント) レベル 39

種族  蛇

攻撃力   460

体力    346

俊敏性   475

魔力    488

魔法耐性  339

物理耐性  237

能力:水属性耐性・気配感知・毒無効

―――――――――――――――


 ステータスを見た感じ一人でも頑張れば倒せそうな相手だった。大蛇(サーペント)のランクはC、今の三人でも十分倒せる相手だ。


「奴はサーペントって名前のモンスターだ。ステータスを見た感じ一人でも倒せそうだな」

「本当?それならまずは誰が行く?」

「俺が行ってもいい……」

「ちょと待ってくれ」


 宏太の声を遮るようにオレが大きな声を上げた。


「悪いが今回は来綺が行ってくれないか?」

「まあ構わないが何でだ?」

「サーペントの物理耐性が他に比べて圧倒的に低い、奴には物理攻撃が効果的だ。となると来綺が行った方が相性がいい」


 今回のモンスターは物理耐性が低く物理攻撃が得意な者が戦った方が効果的なのだ。無論、宏太が戦っても構わないのだがまず最初の一戦目はこの第一層のモンスターの強さを知る為に相性のいい者が戦って欲しいと考えていたのだ。


「それなら分かった」

「悪いな宏太、戦いたかっただろうに」

「問題ない。でも次は戦わせてくれよ」

「ああ」


 そして来綺は皆んなよりも前に出て剣を作成し構えの態勢に入った。相手も来綺の顔を睨みつけていて今にも襲いかかってきそうな形相だった。


 相手が来綺に向かって物凄い勢いで噛みついて来た。しかし来綺は剣を使い上手く敵の進行方向を逸らす事に成功した。


(何とか上手くいったな。この先も長いだろうし一撃で決めてやる)


 次の瞬間、来綺は剣に全神経を集中して魔力を込め始めた。剣に魔力が流れ込むと次第にその剣はどんどん大きくなっていった。


「来綺の奴、いつの間に魔法を使えるようになっていたんだ?」

「昨日だ」

「昨日?そう言えば昨日は三人共殆ど一日見なかったな」

「ええ特訓していたの」


 オレは昨日リリスと新居の家具を揃えていた。その間に来綺達三人はギルドの地下を借りて特訓を行なっていたのだ。そして昨日一日だけで来綺は魔法の習得に成功していた。


「くらえ!”光幻一線(ライトイグニッション)”」


 そう唱えると来綺は持っていた光輝く剣を敵に向けて振り下ろした。すると敵は真っ二つになり勝負は一瞬にしてついた。


「正直ここまでとは思ってなかったぞ、来綺」

「当然だ。俺はいずれお前も超えるてやる」

「ふっ、まあ無理だと思うが頑張ってくれ」

「何笑ってるんだ?不可能なんて言葉は無い」

「それを言う前にまずは神職者にならないと話しにならないんじゃないか?」


 来綺はオレを超えると宣言した。しかし言葉で言うのは簡単でも実際にそれを実現しようとなると弛まない努力が必要となってくる。


 現時点でのオレの実力は冒険者ランクで言うとSランククラスは確実、それ程遠くない内に他の神職者達と互角にやり合えるようになってくるだろう。


 そんなオレを超える為には現在の才職である聖剣士を神職へと至らさなければならない。


「でも神職者ってどうやってなるんだ?お前は始めから神職者だったし……」

「……さあな、地道に鍛錬していけばその内至るんじゃないか?」

「そうか、なら努力するしかないな」


 オレは言わなかった。それが創造神アフラとの約束なのだから。神職者に至るにはその才職に合った神に力を認めて貰わなければならない。来綺の場合は剣神もしくは聖剣神に実力を認められれば神職者になれるだろう。


「来綺だけじゃなく瑠璃も宏太もリリスも目指すんだろ?神職者」

「ええ、勿論よ」

「リュウガに頼りきりになるのは駄目だしな」

「うん、私も」


 オレが三人に聞くと、瑠璃、宏太、リリスはそれに答えた。瑠璃は弓神、宏太は魔術神、リリスは治癒神あたりに認められれば神職者になれるだろう。


 オレは現状四人の中で一番可能性があると踏んでいるのはリリスだと思っていた。治癒能力は一部だけを見れば既にオレを超えている。遠くない将来、確実に神職に至れると考えていた。


「……っとおしゃべりはここまでにして先へ進むか。この先もかなり長いようだし」

「そうだな」


 それからオレ達は再び歩き始めた。その道中には珍しい鉱石などもあってそれを拾いながら進んでいった。


 しばらくするとまたしてもモンスターが出現した。今度は如何にも頑丈そうな見た目をした敵だった。


「何か頑丈そうなのが出て来たね」

「そうだなリリス」


―――――――――――――――

巨神(ゴーレム)  レベル 43

種族  巨神(ゴーレム)

攻撃力   520

体力    470

俊敏性   50

魔力    523

魔法耐性  477

物理耐性  488

能力:風属性耐性・魔力感知・雷無効・状態異常無効

―――――――――――――――


 そのモンスターはゴーレム、攻撃力は高くなっているが俊敏性は圧倒的に低かった。遠距離から戦えばまず間違いなく倒せる相手だろう。


「で、どうする?宏太が行くか?」

「ああ、やらせてくれ」


 そう言って随分気合いが入っている宏太は前に出た。


(さあて、まずはどうするかな?あの頑丈そうな見た目からして一撃でやるのは無理そうだな……なら)


 次の瞬間、宏太は火属性初級魔法”火球(ファイアボール)を放った。まずは様子見といった所だろうか。そしてその魔法は直撃するが殆どダメージは無かったようだ。


「宏太の奴も短い間でかなりの成長を遂げたようだな、前よりも威力が上がっている」

「でもリュウガ、宏太の実力はまだまだこんな物じゃないわよ」

「何?」

「見てて、多分びっくりすると思うから」


 瑠璃にそう言われてオレは宏太の戦いに再び目を向けた。


(あいつ、まさか中級魔法を使う気か!?)


 オレが思った通り宏太は中級魔法を使用する為に魔力を込め始めていた。何故すぐに中級魔法を使うのかが分かったかと言うと込めている魔力の量が先程よりも明らかに多かったのだ。


「ではこれで終わりだ!……”氷菓聖天(アブソリュートヘブン)”」

「な!」


 次の瞬間、宏太によって氷属性の魔法が発動された。その魔法によって敵は凍り付き戦闘不能となっていた。敵がいた半径五メートル程の地面も凍り付いていた。

 

「お前……今の魔法」

「ああ、リュウガが俺達に最初に見せた魔法だ」

「昨日だけで出来るようになったのか?」

「ああ」


 オレは正直驚いた。氷菓聖天(アブソリュートヘブン)は簡単な魔法ではない。オレは簡単に習得したが本来この魔法は頭で想像するのが難しく無詠唱でやるものではないと思っていた。


 しかしオレは無詠唱で行なう事に成功した。そして今回宏太も無詠唱での発動に成功した。


「凄いな」

「まあ、リュウガ程じゃないがな」

「それでも十分だ」


 確かにオレ程の威力は無かったがそれでもゴーレム相手ならば十分な威力だった。


 それから五人はまたダンジョンを奥へと進み始めた。

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