鐘の音を鳴らせ!⑤ それぞれのアプローチ
分かりづらいので図を作りました。あくまでイメージ図です。
/3人称視点/
4つの学園が競い合う親善試合。
金槌が配置された聖堂の位置は霊峰の麓に広がる平地の中央付近。地形的には比較的開けた場所でどの学園の初期位置からもアクセスしやすい場所であった。
全ての学園の初期位置は、金槌のある麓の聖堂を中心に。
放射状に半円を描き等間隔に配置された。
――――鐘の音が鳴る。
全学園のメンバーが配置位置に着いたと共に、しばらくして始まりの鐘の音が鳴った。
始まりの鐘の音が澄んだ空気に響き渡る。
それぞれの学園は異なるアプローチを取る事になる。
『マホロ』は主人公陣営。圧倒的な火力を誇る生徒が多数所属する。彼らは迅速に金槌を奪取し、そのままゴールするというシンプルで効果的な戦術。火力を活かし、敵の妨害を最小限に抑え目標を達成する事にした。
『聖教会』は地の利があり、防御力に特化した魔術を扱う者が多い。彼らは始め、麓の聖堂から金槌を奪取するのではなく、地の利を活かし霊峰の峰に障壁を作り、他学園の侵入を防ぐ結界を張り巡らせる。
金槌を運んで来た学園のプレイヤーから金槌を奪取する阻止妨害戦術に出る事にした。
『士官学校』は軍事的な知識と戦略に長けており、前線での他学園の動きを監視するアプローチを取る。彼らはゴールへの最短ルートの確保と、撤退ルートの確保を最優先にする。機動力を活かし、状況に応じ、他学園生が争いを行っている最中に漁夫の利を狙う。
『ヘッジメイズ』陣営は、高リスク・高リターンの戦略。
『プレイヤーキル』を重点に置く事にする。
他の学園のプレイヤーを排除し、自陣営の進行を有利に進める事にした。




