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七夕の別れ

 2021年、ユズもミカンも随分大きくなった。抱っこされるのも撫でられるのも嫌いだけれど、食べ物に関する執着は凄い。




 ランの遺骨をほんの少しだけ、ストラップとして持ち歩いていた。車の鍵と一緒にして、共にあちこち出掛けていた。


 そのストラップが、壊れた。


 接着剤でくっつけていたはずなのに。もう弱くなっていたのだろう。知らぬ間に蓋が開いていた。中の遺骨は欠片とて残っていなかった。


 この出来事は、2021年7月7日。七夕の日だった。本当にお別れした気がした。不思議と、あまり悲しくなかった。これが七夕だったからなのか。もう悲しまないことを知って、骨とも別れるようにランが仕向けたのかもしれない。



 なんて、妄想してみている。


 この出来事をきっかけに、この世界にランの話を出そうと決めた。ランが亡くなった日に書いてから、ずっと出せずにいたのは……きっと、お別れできていなかったからなのかも。


 お礼を言うよ。

 ラン、今までそばにいてくれてありがとう。












――我が家で過ごしたモルモット『ラン』のこと。知ってくださり、本当にありがとうございます。


 こうして書き留めるのは、自己満足だ。美談にしようとしている。そう思われることもあるかもしれません。


 でも、文章を書くことでしか覚えておけなかった。たくさんの写真も、動画もあるけれど、それでも足りなかった。

 大切な家族が亡くなった時の辛さを、吐き出さずにはいられなかった。



 投稿しようかしまいか、実は定期的に悩んでいました。ランの思い出は、私が知っていれば良いのでは?と。いつだって、読み返すと辛かったから。


 だけど七夕の出来事が、私の気持ちを整理して……投稿を決めました。当時と考えが変わった今は、誰かひとりにでもランを知ってもらえたら、それは非常に嬉しいと思っています。だから、ここまで読んでくださった貴方には感謝しなければいけません。



 改めて、最後まで読んでくださったこと

 ランというお母さんモルモットを知ってくださったこと

 深く感謝申し上げます。



 ありがとうございました。

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