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イノベーション•アドベンチャー 〜クリアという概念がないRPG〜  作者: tota
第一章 エピローグという名の回想
3/8

第三話 十傑という選択


 MMORPGにおいてソロプレイヤーは

 珍しくない

 そして、どのゲームでも手練の猛者も多い

 それぞれの考え方やプライドを持っている場合も

 多く、ギルドを組まない理由も大体がそれらだ。


 要するにトップランカー達は

 他者との関わりを避けてる人達だと思っていた。

 

 あの人と出会うまでは…



 IAJ内

 東京都新宿エリア

 トーキョーギルド会館


 俺はSランククエストの情報収集のため

 トーキョーギルド会館に来ていた。


 「 もしもーし

  もしかしてキミ、ランカーのトウマ君?

  だよね だよね

  そうだよね? 」


 職業シスター、レベル50の女の子に

 話しかけられた。

 俺はゲーム内で話しかけられる事が

 中々ない為少し驚きながらこう答えた。


 「 そうですが、あなたは? 」


 「 私は伊知葉って言うんだー。

  あっ 一応、私もランキング入ってるよ。

  突然だけど斗真君、私達とクエスト行こう。

  キミも困ってるんでしょー?

  Sランククエストに行けなくて 」


 元気が良く明るく最初は話すだけで

 疲れてしまいそうになる人だなぁと思った。


 「 Sランクは5人以上じゃないと受けられない

  んじゃないんですか?

   もうメンバーは集まっているんですか? 」


 「 メンバーはねー、あのランキングの

  上から10人に声かけてるんだ。

  とりあえずキミで5人目。

  まだ断られてないんだー誰にも。 

  で、最終的には10人でダブル・ルークで

  戦おうと思ってるんだー。 」


 「 ギ ギルドを組もうとしてるんですか?

  まさかその10人で… 」


 俺はこの人の考えている事にまた驚いてしまった。


 「 まさかー、ギルドは組めないよ流石に

  みんなそーゆーの嫌いな人達だもん

  あっ私もね。

  同盟みたいな クエストだけ一緒に戦う。 

  それならいいでしょ? 」


 俺達トップランカーが直面していた問題の

 答えがここにあった。

 

 「 それは面白そうですね

  俺も参加させてください。 」


 俺は二つ返事で答えた。

 

 そして、ギルドを組まない

 ダブル•ルークのランカー集団は後に

 数々のSランククエストをこなし

 『十傑』と呼ばれIAJ内で名の知れた存在になった。




 

  


 




 

 


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