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派閥の分裂 二次元貧乳派と二次元巨乳派


 それは前日の休み時間。

どこかのクラスで数名の男子生徒が集まっていた。


「二次元、つまりアニメや漫画などがエロを促進している事は間違いない。

だがそれはオッパイあっての話だ。

勿論パンツも必要だし、たまには貧乳もいいだろう。

 しかし、貧乳ばかりではロリコンを増やす結果になりかねない。

ロリコンが増え犯罪者が増える様な事があってはいけないのだ。

諸君が愛している二次元は巨乳を以て正しきエロへと導かれるのだ。

 オッパイ万歳。

我々二次元巨乳派こそ正しきエロの道。エロ神様を崇めるに値する教えなのだ!!」

「「「オッパイ。オッパイ」」」


 ある男の演説に周囲の男たちが同調する。だが、その集団から距離を取っている女子生徒たちの視線は冷たい。


「オッパイ。オッパイ。うるさい」

「変態どもが、恥ずかしげもなく」

「貧乳好きの同士もいる事を忘れるなよ。『過ぎたるは猶及ばざるが如し』って言葉を知らん様だな。脳筋どもめ」


 等々、陰で批判されていた。

 なお、『過ぎたるは猶及ばざるが如し』では貧乳と巨乳は等価になってしまうので、貧乳好きの同士諸君は間違えない様に注意して欲しい。




 話は戻って、6月14日の一時間目が終わった後の休み時間。

 晴奈と哲平はおしゃべりして過ごしていた。


「どーするの?」

「なにをどーするの?」

「今一番問題になっているのは、エロ神教の事しかないでしょ」


 そこに美咲がやってくる。悪魔の様な笑みを浮かべて哲平に話しかける。


「面白い話を聞いたぞ」

「嫌な予感しかしないんだけど」

「二次元派が貧乳派と巨乳派に分裂したぞ」

「嫌な予感的中。

そういえばショタ君の描いた絵はロリ……貧乳だったな。

巨乳派が出来るのも無理はないか。

だけど僕としては恵みのゲリラ豪雨がない事の方が問題だよ。

はあ。あの日見たパラダイスが懐かしい」

「どうか童貞に恵の雨を……ってか」

「童貞いうな。

ところで美咲さんはどうしてエロ神の事を広めたのさ。

何時か面倒な事になりそうで怖いんだけど」

「皆に広めるのは楽しむ事が目的じゃない。間違いに早く気付く為だ。

私は間違いを早く経験して頭のいい奴らに追いつきたいんだ。

それが私のバカの美学なんだよ」


 美咲の顔から笑みが消え、普段あまり見る事がない程、真剣な表情になる。


 哲平は

「バカの美学。おお、よくわからないけどなんかカッコイイな」

と感心する。

それとは反対に騙されないという意思を露に晴奈は美咲を睨む。


「ただ哲平君を困らせようとしているだけの様な気がするのだけど!」


 美咲が笑顔になる。哲平の方を向いて片手を自身の顔の前で立てる。


「いやー、ごめんごめん。

私は何処まで広がるか試してみたかっただけなんだけど、以外と広がってビックリしているよ。

でもさ、エロ神だよ? 広まる方がどーかしてるって」

「そっかー、実験したんだね。ま、普通に考えれば、エロ神が広まる訳ないよね」


 哲平もつられて笑顔になる。

 哲平の返事を聞いた美咲は笑顔から、悪魔の様な笑みになり

「バカの学校だからエロ神が広がる可能性があるかもと思って、拡散したんだけどね」

と呟いた。


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