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001 プロローグ
眠い。眠すぎる。
昨日も徹夜だった。
今の業務量なら間違いなく、今晩も徹夜だろう。
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・・・・
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寝ていた。
やばい、やばい。
やかましい奴に見つかったら後々面倒な事になる。
まったくちょっと年上だからって、でかい顔しやがって
めんどくさい。
しかし、この会社、年に1人ぐらい居なくなるな。
それが原因で、この忙しさなんだけど。
まあ、逃げ出したくなる気持ちも分かるよ。
あの給料じゃ割に合わないもんな。
この忙しさと安月給じゃ恋人もつくれやしない。
見た目だけはその辺のホストに負けない自信があるけど
忙し過ぎて、身嗜みも整える気にならないし
服もろくに買えないし
やってられん。
疲れたから休憩がてらトイレにいくか。
後ろからあいつの文句が聞こえるが、無視だ、無視。
さて、最初は自販機でコーヒーを買って。
いつも思うけど、なんで缶コーヒーが160円もするんだろう。
普通、会社補助で安くなるんじゃない?
仕方ないけど。
さて、トイレに着いたぞ。
個室に入って、コーヒー飲みながら、休憩するか。
俺はボーっとしながら、扉を開けた。
それが、この世界とのお別れだとは知らずに。




