案件3 魔女裁判 15
シーちゃん、寮母の先生に聞いてみてよ。CD貸す約束してるのにさ。
それから一言言っておきますけど、従弟のダイキなんか駄目よ。
全然ガキなんだから。上げるわよ。あんなのでよかったら、いつでもシーちゃんに。
受験生か。ヒトミはきっと短大に行って、花嫁修業で料理学校にでも行かされた後、お見合いさせられるんだろうな。
アユはいいわよ。夢があって。国立の日文科に推薦で入れるんじゃない。
リナも大学行くし、シーちゃんも芸大行くんでしょ。みんなバラバラになっちゃうね。しんみり。
またね。バイバイ。
PS.リナ。負けてもくじけるな、よく頑張ったぞ。次の試合で屈辱を張らすのだ。頑張れば報われるとは言わないけれど、頑張った分、得るものは多いんだからね。
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集中連載 第一回 『悪魔に魂を売り渡した少女たち』
都内にある某有名私立女子高で、とんでもない不祥事が発覚したことは、新聞やニュースでとり沙汰されて、多くの人間に知られることなった。しかし、この事件の真相は、未だ闇の中と言っても過言ではない。
お嬢様学校として有名なこの学園で起こった問題は、思いもかけない事件から明るみに出ることになった。売春組織があったことを知る者は、生徒のうちでもごく少数であり、関与していた者は更に限られていただろう。
証言できる人間が、誰一人としていないことで、事件は迷宮入りを見るしかない。事件そのものよりも、名門女子高で行われていた売春行為という事実の方が、記事としてはよほどセンセーショナルな響きを持ち、人々やマスコミの目もその部分にだけ向けられがちだ。
しかし、忘れてはいけない。売春はあくまで、事件の全容を被い隠すものでしかないことを。――中略――
唯一証言を期待できる少女、仮名Kさんは未成年でありプライバシーを侵害される可能性からか、事件の真相を黙したままでいる。
どれほどの波紋をこの学園に及ぼしたかを考えれば、真実を明るみに出すことの必然性は問わず語りだろう。――後略――
〈記者 萩原武史〉
週刊Nより一部抜粋
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アユカ→ディアフレンズ 1/30
三日間学校を休んでいただけなのに、まるで浦島太郎の気分です。
シホさんが電話をくれなければ、きっと驚いて今日は何も手につかなかったでしょう。昨日の夜は、ちなみによく眠れませんでした。
自殺は大罪です。




