表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
96/201

案件3 魔女裁判 15

 シーちゃん、寮母の先生に聞いてみてよ。CD貸す約束してるのにさ。

 

 それから一言言っておきますけど、従弟のダイキなんか駄目よ。


 全然ガキなんだから。上げるわよ。あんなのでよかったら、いつでもシーちゃんに。


 受験生か。ヒトミはきっと短大に行って、花嫁修業で料理学校にでも行かされた後、お見合いさせられるんだろうな。

 アユはいいわよ。夢があって。国立の日文科に推薦で入れるんじゃない。

 リナも大学行くし、シーちゃんも芸大行くんでしょ。みんなバラバラになっちゃうね。しんみり。

 またね。バイバイ。


 PS.リナ。負けてもくじけるな、よく頑張ったぞ。次の試合で屈辱を張らすのだ。頑張れば報われるとは言わないけれど、頑張った分、得るものは多いんだからね。

  next→アユカ


  *

 集中連載 第一回 『悪魔に魂を売り渡した少女たち』

 都内にある某有名私立女子高で、とんでもない不祥事が発覚したことは、新聞やニュースでとり沙汰されて、多くの人間に知られることなった。しかし、この事件の真相は、未だ闇の中と言っても過言ではない。

 お嬢様学校として有名なこの学園で起こった問題は、思いもかけない事件から明るみに出ることになった。売春組織があったことを知る者は、生徒のうちでもごく少数であり、関与していた者は更に限られていただろう。

 証言できる人間が、誰一人としていないことで、事件は迷宮入りを見るしかない。事件そのものよりも、名門女子高で行われていた売春行為という事実の方が、記事としてはよほどセンセーショナルな響きを持ち、人々やマスコミの目もその部分にだけ向けられがちだ。

 しかし、忘れてはいけない。売春はあくまで、事件の全容を被い隠すものでしかないことを。――中略――

 唯一証言を期待できる少女、仮名Kさんは未成年でありプライバシーを侵害される可能性からか、事件の真相を黙したままでいる。

 どれほどの波紋をこの学園に及ぼしたかを考えれば、真実を明るみに出すことの必然性は問わず語りだろう。――後略――

 〈記者 萩原武史たけし

   週刊Nより一部抜粋

  *

 

 アユカ→ディアフレンズ 1/30

 三日間学校を休んでいただけなのに、まるで浦島太郎の気分です。

 シホさんが電話をくれなければ、きっと驚いて今日は何も手につかなかったでしょう。昨日の夜は、ちなみによく眠れませんでした。

 自殺は大罪です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ