表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

沢木先生お題シリーズ

ときめきメモリマス10(四百文字お題小説)

作者: りったんばっこん

お借りしたお題は「涙袋」です。

 布貝ふがい那実雄なみおの告白に御形ごぎょうなずなは涙袋が壊れたかのように泣いた。


「ああ、ごめんなさい、御形さん。御形さんが嫌なら、好きなのをやめますから」


 びっくりした那実雄が慌てふためいて言った。すると薺は思わず噴き出した。


「違うよ。嬉しいから泣いてるんだよ」


 そう言って、人目も憚らず那実雄に抱きついた。


「ご、御形さん……」


 那実雄は失神しそうになった。


 こうして幼馴染の二人は付き合う事になった。


「ありがとう、蘿蔔すずしろさん」


 那実雄は力になってくれた綾香に礼を言った。


「布貝君、私も布貝君の事、好きだよ」


 綾香の言葉に那実雄ばかりでなく、薺も仰天した。


「綾香?」


 すると綾香はクスクス笑って、


「貴女にはこれくらいの意地悪をしても許されると思うけど?」


「綾香……」


 薺は綾香が本当に那実雄の事を好きなのを知った。


「別れたりして、私の苦労を無にしないでよね」


 綾香の優しさに薺はまた泣いた。

あと一回で終わりです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ