合流
「クラブカツドウチュウッ!クラブカツドウチュウッ!」
ヒト蟹からダッシュで逃げる理威人。
道中でオゴポゴの生き残りと出くわす。
「お前ら、逃げろおぉ!」
「うお!なんだこいつ!」
「こっちに逃げてくんなーッ!」
巻き込まれるオゴポゴの船員たち。応戦するのだが‥。
「クラブカツドウチュウッ!」
船員は次々とハサミでチョキンとされたりなぎ倒されていく。
「どけやNoobども!」
パトリキウスはダブルバレルリボルバーショットガンをヒト蟹にブッパしまくった。
「クラブ‥カツドウ‥チュ‥ウ‥」
さすがのヒト蟹もズタボロになり動きが止まった。
「ふぅー‥‥大丈夫‥ではないな自分ら。」
理威人はパトリキウス‥かっけーと思った。
「パトリキウス艦長!無事だったんですね。助かりました。」
「ワイはもう艦長ちゃうねん。元艦長や。」
「では今は誰が艦長何ですか。まあ、船はもう無いんですが。」
「オペ子やで。押し付けてきたわ。今頃船と一緒に運命共にしたんちゃうかな。本官も特攻するーッ!言うてめちゃくちゃかっこ良かったで!」
パトリキウス‥クズだなぁーと理威人は思った。
「‥そうですか‥。オペ子さん‥。」
「これきみのやろ?」
パトリキウスは美業を理威人に渡した。持ってくるの忘れていたのだ。うっかりさんなので仕方ない。
「ありがとうございます。武器なくて大変だったんです。」
パトリキウスはクズだがたまには使える人なんだと理威人は思った。
「ミハイルたちは無事なんでしょうか‥あいつがいるだけでもだいぶ違うんてすが‥」
「あいつならオゴポゴ沈む前に見たな。潜水スーツ来て飛び降りたわ。」
「あいつまさか潜水艦を‥やはり常人ではないですね。」
「他のやつらもしばらく戦ってたんやけど投降して連れてかれたわ。アイツら皆殺しにするつもりはないみたいや。」
「最初からおびき寄せて捕まえるつもりだったようですね。まあ、パトリキウス艦長がミスってなければ‥。」
「その話しはもうええねん。アイツらを探しだして救出するで。」
理威人たちはまず海に飛び込んだミハイルを見つける事にした。