4話 はじめての魔物召喚
ーー転生してから、何日か経ったある日
「いくぞ!永!ウォーターガン!」
ダンジョンコアこと、永に全力でうつ。
[ありがとうございます。魔力がどんどん増えています。
この調子で続けていきましょう。]
いつもこんな感じだ。
最初は壊れないか心配したが、そんな心配はどこへやら。
永に一泡吹かせてやりたい一心で魔法を練習している。
これまでの生活で分かったことが3つある
1つ目は、魔力が空になったが、永がすぐ魔力を回復してくれるから死にはしないということ。
2つ目は、天空島には、俺以外の生き物がいないということだ。この天空ダンジョンは、天空島の山の中にあった。ダンジョンから出て当たりを見回すと岩石だらけの土地で生き物など全く住んでいないようだった。
3つ目は天空島以外にもダンジョンマスターは自由にいけるが、天空島以外で死んでしまっても復活することができないことだ。まあ今のところ、この天空島から出るつもりはないが。
「ふぅ〜ありがとう。でもまだまだだね〜
たった20発魔法を使っただけで空になるとは。
あ〜気持ち悪い〜。永、いつものちょうだい。」
地面に寝転びながら言う。
[魔力を伸ばす練習を始めてたった数日でこんなに使えるようになるのは素晴らしいですよ。さ、いつものです。どうぞ。]
すると、永の目の前に果物が落ちる。
重い体を持ち上げ、果物を取りにいく。
その果物を手に取り、そのままかぶりつく。
果汁で口の中が一杯になる。
「ふぅ〜。生き返る〜。やっぱり、ラポラの実はうまいな〜。」
やっぱり、このラポラの実。りんごの味と似てる。
[お口にあってよかったです。それよりももう少し魔力を回復された方がいいのではないですか??
とてもしんどそうです。]
「ありがとう。心配してくれて。でも、回復する魔力も節約したいからさ。空になっても死なない程度の回復にしてくれたら、あとは時間が経てば勝手に魔力が回復してくれるんでしょ?
なら、そこは我慢したほうがいいよ。」
はじめにトイレがないってことで、トイレを作るために魔力使っちゃったし。
それに、永に魔力を使ってほとんどのものが生み出せるってことを教えてもらったし。
だから、今は少しでも魔力を節約してやりたいことをやっていかなくちゃ。
ラポラの実を食べ終えて、永に話しかける。
「あのさ、天空島そのものがダンジョンっていうのはわかったんだけど、天空島以外のところにもダンジョンマスターって行けるんだよね?」
[はい。ですが、天空島以外の場所で死んでしまっても復活することができないだけですね。]
「さて、今から魔物召喚を始める!」
はじめて天空島を見た時、岩石だらけの土地で生き物が住んでおらず驚いた。しかし、この岩石だらけの土地を開拓してより住みやすく、自給自足できる生活を送ってみたいと思った。なにせ、ここには僕と永のみ。誰にも邪魔されずに自由にできるんだから。
その第一歩として、魔物を召喚する。ここには、僕以外動くことができるものがいないので、労働力としてだ。また、木剣など作って修行もしてみたい。
[今の段階では、スライム、コボルト、ゴブリンが召喚できますがいかがいたしますか?]
「じゃあその3種類にしよう。5匹ずつ召喚できるかな?」
[わかりました。それでは5匹ずつ召喚します。]
永が光る。
光が消えると、永の目の前に魔物たちがいた。




