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天空島で自由にスローライフ  作者: 摩訶不思議
3/6

2話 魔法使ってみた!

キリのいいところまで頑張って投稿します。

よろしくお願いします。


 [マスター、おはようございます。]


 突然頭の中に声が響く。


 「っうお!」


 周りには誰もいない。

 緊張感が漂う。


[天空島及び天空ダンジョンのダンジョンコアです。ダンジョンマスター結芽様、これからよろしくお願いします。]


 「う‥うん。よろしくね。」


 これがダンジョンコアの声か。

 ダンジョンコアってどんなものなんだろうか。


 [びっくりさせてしまいましたね。申し訳ありません。]


 「いやいや、こちらこそごめん。神様からダンジョンコアに聞けって言われてたのに‥。それよりもこれって僕の脳に直接伝えてるの?」


 [はい。その通りです。テレパシーというものです。]


 「へぇ〜すごいな。異世界って感じがするよ。

  ちなみにダンジョンコアってどこにあるの?」


 ゴゴゴゴゴッ

 地面の中から、赤い球がはめられた、トロフィーのようなものが飛び出してきた。


 [これがダンジョンコアの本体であります。

  ダンジョンコアの私に命令してくだされば、このダンジョン、もとい天空ダンジョンを思いのままに変化させることができます。]


 「へぇ〜すごいね!でも、条件とかはないのかな?それとも必要なものとかがいるのかな?」


 [素晴らしいです。私が言おうとしていることを先に聞いてくださるとは。

  結芽様のおっしゃる通り、自由に変化させることはできますが、魔力が必要になってきます。

  小さな変化であれば魔力は少量で、大きな変化を望まれればそれ相応の魔力が必要になります。]


 「魔力?もしかして魔法を使うために必要なものですか?」


 [ええ。その通りです。魔法を使うためのものです。]


 「それってどうやって使うの?」


 [では、今回は私と一緒に行いましょうか。

  ダンジョンコアの赤い球に左手を置いてください。]


 言われた通りに左手を置く。


 [それでは私が魔力を流します。それを感じ取ってみてください。]


 赤い球が光り始める。

 と同時に


 「うわっ!」


 体の中に何かが流れ込んでくる。

 左手からどんどん体の隅々へと流れていく。

 しかし、不快感はない。


 [これが魔力です。]


 「これが魔力か。じゃあ、もう魔法って使えるのかな?」


 使ってみたくて仕方がない。


 [はい。使えます。]


 「どうやってつかうのかな?」


 興奮が伝わらないように心を沈めて問いかける。、


 [右手の掌の上で火が燃えていることを想像してください。そのまま想像しながら、ファイヤと、唱えてみてください。

 

 目をつむって集中する。

 そして


 「ファイヤ!」


 ボワァァァ!!


 右手から炎が出る

 自分が想像した大きさと違い、少し上体を晒す。

 

 [大きさも自分の思いで調整できますよ]


 その言葉に従って、小さくなれ、と炎を見ながら思う。


 「ふぅ〜。これが魔法か。

  一回やるだけでこんなに疲れるとは。緊張しすぎたかな?」


 [おめでとうございます。結芽様。一回で魔法を使えるなんて魔法の才能がおありなんですね!

  しかし、その疲れは魔力が少ないからかもしれません。

  魔力が少ないと同じ魔法でも連続で使用することができず、また使いたい魔法が使えないこともあります。

  ですので、結芽様には、魔力を伸ばすことをしてもらいたいと思っています。]


 一回で成功か‥‥そんなにすごいことなのかな?

 ーーあ、確か、神様に魔法適正もらったよな。

 そのおかげがするな〜。


 「魔力を伸ばすってどうやるの?」


 [はい。それは限界まで魔法を使うことです。

  魔法を使うことによって魔力がなくなっていきます。

  魔力が空になると、この世界では、魔力の総量が増えるのです。]


 「じゃあ、魔力がなくなるまで魔法を使えばいいだね。

  魔力ってなくなったらどうなるの?」


 [死んでしまいます。]


 「へっ?」


 喉の奥から変な声が出た。

 僕は耳を疑った。

 しかし、耳にはしっかりとダンジョンコアの言葉が残っていた。


 


  


  


 

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