1話 天空島のダンジョンマスター??
少しずつ加筆していきます。プロローグも変更していく可能性があります。
ご容赦ください。
ー目が覚めると、洞窟のような場所だった。
真っ暗と言うわけではない。自宅の部屋の明るさくらいだ。
服は寝巻きだった。
自宅で寝ている時の格好だ。
お腹周りもすっきりしていて、高校時代、部活をしていた時の体のようだった。
体を確認していた時、ふと手に何かがあたる。
「これは‥‥。」
丸まった賞状のようなものが落ちていた。
開いてみると
「ダンジョンの‥説明書‥。」
こんなことしてくれる人は1人しかいない。
神様だ。
まあ何もわからない状態なので見るしかないか。
『結芽くんへ
こんにちは!神様です!結芽くんなにもわからないと思うから説明書書いてきましたよ!
じゃあ少し説明するね〜!
ここはダンジョンと呼ばれるところです。そして、あなたはここの主人、ダンジョンマスターなのです!』
ダンジョン?ダンジョンマスター?
よくわからない言葉で戸惑う。
『ちなみにここは空飛ぶ島、天空島です!
そして、天空島にあるダンジョン、天空ダンジョンの中に今結芽くんはいます。
わからないことだらけだと思うけど、まずはダンジョンについて説明するね。
ダンジョンには、ダンジョンを作るダンジョンコアというものがあります。
ダンジョンコアは、ダンジョンを大きくするために、魔物を生み出したり、ダンジョンの環境を変えたりする意志のないものです。簡単に言うと機械みたいなものですね。
ですが、ダンジョンコアはダンジョンの中から出ることは出来ず、一生ダンジョンの中に存在しなければなりません。
このままでは、結芽さんが自由で無くなってしまうので私はこの異世界に新しいものを生み出しました!
実はそれが、ダンジョンマスターなのです!』
めちゃくちゃだな。神様ってなんでもして良いのかな?
他の人たち困ったりしないのかな?
少し不安。
というか、なんでこんなに良くしてくれるんだろうか。
まあ、神様に聞ける時があったら聞いてみよう。
『では、ダンジョンマスターについて説明します。
ダンジョンマスターとは、ダンジョンコアとは別の、意志のある者のことなんです。
なので、ダンジョンはダンジョンコアに任せて、結芽さんは自由に外に出て行ってもらって構いません。もちろんダンジョンコアと一緒にダンジョンを改造してもらっても構いませんよ。』
僕がダンジョンマスターで、ダンジョンコアは別にあるのか。
『まあ、天空島の天空ダンジョンのダンジョンコアも結芽くん用に少し特別仕様にしたから詳しくはその子に聞けばなんでも答えてくれるよ!だから、詳しくはダンジョンコアに聞いてみてね!
てことで、結芽くん!がんばってね〜!
ーーー神様より』
ふっ。最初の印象と違って神様がだんだんフランクになってきた。まあ、私も緊張しなくてすむし、このぐらいがちょうど良いかな。
すると突然、ダンジョンの説明書が光だし、消えていった。
光が消えていくのをじっと見つめる。
ここがダンジョンで、僕がダンジョンマスターなのか‥‥
今までの仕事を思い出す。
これからは、
ダンジョンマスターとして自由に生きていきます!
そう心に決めた。