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天空島で自由にスローライフ  作者: 摩訶不思議
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プロローグ

 はじめまして!初投稿です!

 皆さんに少しでも楽しんでいただけたらいいな〜と思っています。よろしくお願いします!

 サラリーマンはきつい。


 毎日朝6時に自宅を出て夜12時過ぎに帰宅。


 たった6時間の間に洗濯、食事、睡眠を行えば、自由な時間などあるわけない。


 そんなサラリーマンが僕、福満結芽ふくみつゆいがだ。


 彼女もなく、趣味もない。


 仕事が大変すぎてそんなこと考える暇はない。


 と、言い訳しておく。


 別に悲しくなんてないもん‥‥‥




 僕は、小さいころから夢はなく、親に勧められるまま高校へ進学。


 その後大学へ進学し、そのまま企業へと就職していた。


 こんなことならもっと自分のしたいこと見つけて自由にやりたかったな〜


 自宅のベットで寝転びながら思う。


 ー明日は30分早く出社しないと‥‥‥


 そんなことを考えながら眠りにつく。


 だが、結芽はそれ以来目覚めることはなかった。


 


 ーなんだか、体が軽い。

 

 違和感を感じ、目を覚ます。

 

 目を覚ますと、辺り一面真っ白な空間の中にいた。


 あたりを見回しても何もない。


 ボーとしていると、突然目の前に光が集まり、やがて光のボールのようなものが現れた。


 『こんにちは。福満結芽くん。』


 光から声が聞こえる。


 不思議だ。だが、それ以上に心地のよい声だ。まるで、神様にでも声をかけられているような‥‥‥


 『そうです。あなたたちの世界で言う神様と呼ばれるものです。』


 え、心が読まれた!


 「こ、こんにちは。私は福満結芽と申します。ここはいったい‥‥‥」


 とりあえず、自己紹介しておこう。

 周りをもう一度見渡すが一面真っ白なだけで何もない。

 あるのは、目の前の光の玉のみ。


 『ここは簡単に言うと天国のような場所ですよ。』


 神様?が質問に答えてくれた。天国??ってことは、


 「私は死んだのでしょうか?」




 『‥‥‥はい。残念ながらその通りです。』


 光だから表情はわからない。

 だが、今までの声とは違い、少し悲しそうな声だった。


 「ふっ、やっぱりですか。まあしょうがないですね。」


 自然と笑ってしまった。


 『びっくりされないのですね?』


 神様が戸惑ったような声で言った。


 「ええ、まあいつかこうなるとは思っていたので、、でも、神様に会えるとは思っていませんでしたよ!」


 『そうですか、、。私に会える人間などほとんどいませんからね。ラッキーとでも思ってください。』


 神様が気を遣って慰めようとしてくれた。優しい神様なんだなと思った。


 『私は優しい神様ですよ!

  ところで、結芽くんには異世界に転生してもらおうと思ってます。どうですかね?』


 心を読まれた、、と思った瞬間とんでもない言葉が聞こえて頭が真っ白になる。


 「異世界‥‥へ‥転生‥‥ですか?‥‥‥」


 『はい。あなたは転生できるラッキーな人間です!』


 異世界?転生?なんのことだろう。


 『異世界がわかりませんか‥。異世界というのは、今結芽くんが住んでいる地球とは別の世界のことです。

  その世界に転生してもらおうと思っているんです。』


 それを聞いて、素直に行ってみたいと思った。

 しかし、その世界でも今までのように忙しいのだろうか‥。


 「神様、異世界へ転生したら、使命とかあるんでしょうか?。」


 『いえいえ、そんなことはありません。自由に生きてくれてかまいませんよ』


 「えっ!自由に暮らせるんですか?」


 『はい。結芽さんが自分で考えて好きなように生きてみてください!なので、そのためには私が少しでも力になりますよ?』


 「ありがとうございます。」


 「さて、結芽さん。あなたの望みはなんですか?私もできる限りは力になれますよ』


 望み‥と言われても何も思いつかない。

 1番の望みはやっぱり‥‥


 「やっぱり自由ですね!」


 『な、なるほど。結芽さんは自由についてとても必死なのですね。それでは、さらに自由にできるよう手を加えておきましょう。

  では、異世界へと転生します。最後に何か質問などはありますか?』


 「魔法とかって使えるんですか?」


 『ええ、もちろん使えます。結芽さんは魔法に興味がおありで?』


 「ええ!自分が思ったことをそのまま書いてくれたり、一瞬で移動できたりほかにも〇〇〇〇などと、こんなことができたらどれだけ仕事が楽になるか、と考えていましたから」


 仕事のことを思い出しながら答える。


 『そ、そうですか。なら全属性の魔法適性をおつけしますね!』


 「ありがとうございます!」


 『ですが、適性があるだけです。練習しないと使えませんから努力してくださいね』


 「はい!もちろんです。」


 ウキウキがとまらない。自然と笑みが溢れる。


 「はあ〜やっと私にも福が回ってきたか〜。福満って名前なんだからもっと福であふれててもいいのにな〜」


 『ふっ、ふっ、ふっ、そうですね!名前負けしちゃってますよ。では、今から転生します。結芽さん、いってらっしゃい!』


 「ああ!ありがとう、神様!」


 結芽の体の周りが砂のように消えていく。


 残ったのは、明るく光る神様の光のみ。


 『頑張ってくださいね。』


 ーその言葉を残して神様の光も散り散りになり消えていった。





 

 

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