それが私の知ってる君じゃなくても

6話水色のブ〇ジャー

「いやーほんとに神谷くんが私の部屋にいるなんて懐かしいなー」

「俺もほんと懐かしいよ」

「あっ！そうだ！あれ…あそこにあったはず！待ってて！」

「ん？ああ…わかった…」

そういうと彼女はクローゼットの中を物色し始めた…クローゼットの中にはかわいい服がズラーっと並んでいて女の子なんだなぁーっと思っているとおもむろに下の半透明の引き出しがある…そしてその半透明の引き出しはうっすらピンクだったり黒だったりに見える…もしかしてあそこに入ってるの…って…パン…俺は急いで目を逸らした…するとその先には部屋の角に突っ張り棒がかかっており

そこには洗濯バサミ……そこには………水色の…ブ〇ジャー…………俺はどうしたらいんだ？…くそぉ…目が離せねぇ…これは言ったほうがいいのか？でも言ったら…変態だよなぁ…

「あった！良かったー無くなったかと思ったー！

ん？神谷くん？何見てる……あっ…あー！！！！」

彼女は急いで水色のブ〇ジャーを取り後ろに隠す…恐ろしく早いブ〇取り僕じゃなきゃ見逃しちゃうね！

「えっと…見た？」

「見てない…」

「見たよね？」

「見てない…」

「見たんだね…あーなんで私掃除はしたのにこれ取り込むの忘れるかなぁ…」

「見てない…」

「まぁ…神谷くんなら…いいか…」

「ん！？ん？今なんて？」

「なんでもない！」

今…俺ならいいって言ったよな…でもその相手は俺じゃないか…

「まぁーこのことは2人とも忘れて！コレ見て！」

「ブ〇ジャー？」

「ちがうわ！ったく！これ！」

そういうと彼女はボロボロのダンボールを見せてきた