プロローグ ハゲとの出会い
どこかのシリーズに似ているので続編はなしです。
はじめっから短編で書けって話だな。
オレの名前は一条聖一。 23歳。筋肉モリモリの細マッチョです。自称イケメンでもない。普通の平均的なハーフクォータ系の顔だ。白いジャージを着ている。右目に赤い瞳と左目は黒い瞳。髪は金髪。特徴がこの2つぐらいしかない。髪と瞳(目)だけ。
父ちゃんがアメリ〇人。そして、日本人のかーちゃんがいる。そう。国際結婚。
一人息子だ。一回だけ、
2人の夜の営みを見たことがある。勿論。ヤル前のアレ行為。流石。外人のお父さん。
(息〇デカ……。)
ハロワに足を運ぶことが一番いいと思うのだが……。結構な頻度で、
ハロワに足を運んで学んだことが、
一つある。
それは、給料の高い求人ほど、人が殺到する。
そう。面接すら受けられない現実。
だれでも知ってる情報が、1つ増えました。
それ以来、ハロワに、足を運ぶことはなかった。
約一カ月前の話なんだが……。
そして家を出て、近くに、有名な誰もが知っている。コンビニに徒歩5分で歩いていく。
結構広い町だが、この町には、いや町ではない。正確に言うと、村に近いと思う。
田んぼ多いし。田んぼ田んぼ田んぼ田んぼ田んぼ田んぼ5兄弟。
・・・・・・・・・(知らんわ)
(まさかの5兄弟) (知らんよ)
すみません。
ごめんなさい。
調子になりました。
・・・・・・・・・
とある有名なコンビニ。営業時間。朝8時開店。夕方17時閉店。
コンビニではなかった。有名なコンビニの名前をパクっただけのコンビニに近い。ロ村。(ロソン)
ローピーィ。でよくね?軽く思った。
営業時間が短すぎ。
コンビニじゃねぇ。
置いている品物。どこのコンビニでも売ってる商品。
軽くパクってねえ?
普通は誰でも思うだろう。
でも、このコンビニは違う。
このコンビニに陳列されている商品は全て異世界産で、販売されている品物だけだった。
正直。どこの異世界産なんて知らん。
でも、こんな変なコンビニで買い物をする人もいる。
そう。主なメインターゲット。
つまりお客様。
高校生だと思う。
多分……。普通のスーパーで買うより、コンビニで買うほうがかっこいいと思ったんだろう。
学生どもが……。いや主に男子学生が見栄を張る。そう。ステータス。つまり地位的な物。そんなものを示してるんだと思う。
そんなにモテたいのかなって思ってしまった。
オレがもし学生だったらこの男子学生と同じことをするかもしれん。
雑誌までは、流石にパクッていなかった。
話が結構ずれた。戻そう。
今日もコンビニに通って、某県求人情報の雑誌を読んでる。勿論全国版もある。
オレは、ため息をついた。
「ふう……。」
「あぁこの。いや。こんな不況かも知れない時代に、そう簡単に給料の高いお約束の仕事などなかった」
そして、コンビニを出て、いつものように家に帰ろうとしたオレは、変な人に声を掛けられた。
背後から……。しかも足跡も立てず……。
その人物とは、自分で神と名乗る如何にも胡散臭そうなハゲジジイだった。
なぜ、オレがすんなりちょっとだけ。神だと信じたかいうと、
私は神だよ。っていうネームプレイトが胸のほうに付けられていた。そして無駄に光るそのハゲた髪型。現実でも、見たことがないくらいの老け顔。そしてお決まりの白い服装。
頭に輪っかまではなかった。
オレは、これは絶対にドッキリカメラと思った。いやいや、どこかに隠れて撮影しているに違いない。
どうせ最後には実は、ドッキリでしたって看板が出るに違いない。
暇だから話でも聞いてやるかな。軽く考えた。それが、のちに大きな間違いとも知らずに。
神と名乗るハゲジジイがオレに提案を持ちかけてきた。
「そこのお兄さん仕事を探してるのかね?ハゲハゲ」
え?ナゼにオレが、仕事を探しているのを、このハゲジジイは知ってるんだ。
それは、約一カ月前の出来事。某有名でもないジムで、毎日の日課。体を鍛えている最中に、機材を壊しすぎた。それも大量に。ほぼ毎日に近いほどに。
一年は約365日ぐらいと決まっている。その内の約275日ぐらい多分。
勤務する日に限って、何かしら毎日。機材を破壊した。
18歳でアルバイト。そして3年後には正社員。
よくこれで正社員になれたと思う。運が良かっただけかもしれん。
勤務した日だけ毎日一日1個はなにか破壊する。
ただ老朽化していたのかもしれん。マシーンが……。俺のせいではないと思うけど……。
運が悪かっただけだと思う。
筋肉祭りではない。ただの破壊祭り。それも違う意味の破壊。
スポーツジムを経営する。
経営の社長みたいな人。オーナーみたいな人。ただの小太りのおっさんだけど。
小太りのおっさんって言ったら怒らさそうなので、オレはイケボーって呼んでました。
全然いけてもないただのおっさんだったけど……。
この社長みたいな人にこう言われた記憶がある。
そう……。破壊の神。それも違う意味の破壊の神。そう……!機材壊しの天才という、不名誉な名前を頂いた。(うる覚え)
スポーツジムのインストラクターっていうアルバイトから正社員になれました系。
そう。正社員。
勤務する日だけ。マシーン機材を何かしら壊すから、流石にオーナーも我慢の限界だったと思う……。
夏休みが終わる8月中旬ぐらいのとある蒸し暑い日に。
突然しゃちょさんに呼び出しを食らった。
首宣告された。しかも辞表も書かされずに。その場で即刻首。
よくこんな機材を壊す違う意味の天才を長く雇用していたのかが不思議だが……。
普通はどんな会社でも一カ月前にはそういうことを言うもんだろう。
機材の弁償代を払わされなかっただけでまだマシなほうかなと今になって思う。
勿論退職金0円だった。俺の予想では、壊した機材の弁償金が退職金されたと思う。
全然足りないと思うが……。いや全く足りん。最後の1年間は家にいても暇だから社員特権でスポーツマシーンをいくつか色々なにか壊していたのに……。
ばれないように、隠しました…。
バレましたけど……。
スポーツジムに通ってくる女性からは、結構モテまくっていた。
女性は筋肉に弱い人もいる。逆に嫌いな人もいる。
そんな人生最大のアレがモテ期だったと今でも思う。
筋肉しか取柄がない……。頭はすっからかんだ。
ちなみに、オレはお決まりのアレではない。ちゃんと付き合っていた彼女がいた。
スポーツジムで出会った24歳の美人の年上のお姉さんにアレを捧げてしまった。
約2年1カ月と3日ぐらいだったと思う。正確にソコだけは覚えている。
結局口喧嘩して、別れてしまったんだが……。
そのまま付き合っていたら、結婚していて子供も生まれていたかも知れん。
話が逸れた。
今の状況を確認しよう。
故障臭い神には関わりたくナイ。
そこに、まるで奇跡にと思える現象が起こった。
そう。偶然オレとハゲ神の横を通りすぎる。人間。
自転車に乗っている。イケメン男子高校生が通り過ぎていく。
ハゲ神は、ハァハァ吐息をハァハァ鼻から鼻血を出している。ハゲ神が興奮してそう叫んだ。
「まて~~~!!!!わしをピーピーピー!そこのイケメンハゲハゲワシのアレになってくれピーピーピー」
ハゲ神がそう大声で叫んだ。
多分こんな人がおったら誰でも逃げると思う。いや大抵は逃げる。
怖い……! 高校生のイケメンが叫んだ。
「ぎゃああああああああああああああ!!!アッチ系の趣味はないんで掘らないで下さい」
叫び方は至ってノーマルだった。
納得ですわ。
俺でも同じ反応する。イヤ間違いなくする。
ゆっくり走る自転車だったが……。ハゲジジイを振り返って見たイケメン男子高校があまりの恐怖に一目散に自転車のスピードを上げた。
「アレこそワシの求めているイケメン!」(絶賛)
ハゲ神がそう大きく叫んだ。
こええええ。もんじゃねええええ。どこかのぷりずんなんとか?こえええ。
ハゲ神って鼻血がでるんだ。
正直知りたくなかったわ。
「アイツは神じゃないと思うわ。いやマジで」
ハゲ神が一目散に、イケメンを追いかけて走っていった。
「早ィ」
ジジイの割に足が、早すぎヤしないかい。
「アイツは、ドラゴンピーのムテンロウピーか」
「いや、あのお方はちゃんとしたスケベだ」
「勿論個人的な感想です」
謝りません。
流石ハゲ神。どこの神だかまったく知らないが……!
ヤベ。超ヤベ。このハゲ神はアッチ系の趣味を持っているとしか思わざる負えない。
……!確信には至らないが……!!
「ありがとうイケメン男子高校生さん」
犠牲になってくれて……。本当にあざっした。別の意味の有難うございましたです。はい!
心の中でお礼をした。
「大チャンス降臨」
オレは思わず呟いた!!!
3億万うんたらの確立の低いフリーピを引いた気分。ギャンブルしたけど負けっぱなし。ギャンブル運が悪すぎる。
「グチこぼしてなんかごめんなさい」
ボタンがレインピー!
フリッタ。全フリータ。
リールが全回ピー。
お決まりの数字を決める作業のマシーン。
そうアレである。アレではないけど想像です。
リールが回り中。
3。いや……!
5。いやいや……!
7。いやいやいや……!
GOピーがここは欲しい。7も扱いは大体一緒かな。
そしてGOピーが揃った。
神が降臨した。
GOピー降臨。
ちゃんちゃっららららちゃっららちゃんたんどんどん。某お店でおなじみのマシーン。
しかも無駄に大音量。店の客にまるで注目を浴びたいぐらいの大音量。
一撃でどんぐらいは出るかもわからない。まさに確立の低いフリーピー。
頭で想像した考えなんでアレとは思わないで下さい。ほとんどアレに近い表現だが……。
「チャンス。大チャンス。今の瞬間こそが、逃げれる。絶好な逃げ気到来」
大声で叫んだ!
「うしゃあああああああああああああああ」
逃げれる。
スキが出来た。
オレは決断した。
オレは走った。
全力で走った。
必死で走った。
なぜに、走ったからというと、変な故障臭いハゲ神ジジイに関わりたくないと思ったからだ。
「ハァハァハァハァハァハァ」
全力で走ったから息が苦しい。
逃げた!絶対逃げれた。
本気と書いてマジで疲れた。
多分10キロぐらいは走ったと思う。
体感的にだが。
喉が渇いた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ここまで来たら、流石に、ハゲジジイ、しかも老人だし、追ってこれるわけがない。
幸いなことに、自動販売機が近くにあった。自動販売機の近くに歩み寄ると、なぜか、先客いた。
その後ろ姿が、もうアイツしかおらん。オレの目にはアイツとしか映らなかった。
そして自動販売機にお金を入れてペットボトルの水を買っていた。
オレは呆然とした。
こいつ、なぜに、日本円持ってるんだと単純に思った。
足、早すぎじゃーねぇか!このハゲジジイ
そこのいたのは、あの神と名乗るハゲジジイだった。
どうやって回り込んだんだ。
怖い。なぜに、こいつはまたターゲットをまたオレに絞り込むんだ。
ヤバイ。
ハゲ神が、ポツリとぼやいた。
「せっかくイケメンをスカウトしようとしたのに、警察に通報されそうになったぜ。ハゲ」
ハゲハゲハゲと笑っている。
笑い方もハゲなんか。
マジ。怖い。助けて!!!!!
違う人を狙ってほしい。
オレ以外の多分いや。間違いなく。男と思うけど。それも極上のイケメン限定。いやもういい。
これ以上考えると、頭が痛くなる。
こういうときに限って人が通らね。マジでここは町なのか。
ハゲジジイがオレにペットボトルの入っている水を手渡してくれた。
オレは、もう喉が渇いていたのでキャップを回してそれを、グイグイと一気飲みした。
当然、ちゃんと自動販売機のそばにあるゴミ箱に捨てました。
常識は心得トル。
オレは警戒した。怖すぎて。このハゲジジイがとんでもないことを言わないかと思って。
思ったとおり、お約束の展開キマシタ。
ハゲ神が提案をしてきた。
「ちょっとハゲ。そこのお兄ちゃんハゲ、ワシのお願いを聞いてはくれないかハゲ?」
どんなお願いだろう。物凄く痛いお願いだったら即刻逃げる。
逃げたら即刻回りこまれそうだ。これはあかん気がスルな。
ハゲ神は、違う意味で警戒をしている俺に、笑顔で、ハゲハゲと。
どぇぇえ??そこはニコニコか笑顔を浮かべるんじゃ……!
話が進みそうもないから、聞こう。
違う系のヤバさなら即刻逃げる。どんなことをしてでも。違う意味で恐い。
「実はハゲ? 今、ある、1つの異世界の一角でちょっとマズイ事になってるハゲ。って言うのもハゲ、俗に言うハゲ。モンスター群ってのがいて、そのモン群にまあ、その世界の人類みたいなのが結構殺されているんだ。ハゲハゲ。ピンチハゲさハゲハゲ。」
このなんとかの展開?とオレは一瞬思った。
「……で、俺に代わりにそのモンスター群の王を倒せ系なのかい?」
ハゲ神が、ハゲハゲと口で、笑った。
笑い方変えてくれんかな。
「まさか、幾ら何でもイケメンじゃない奴に命じるほど落ちぶれてないわい。ハゲ! ハゲハゲハゲ!」
「オレはお決まりのアレ。じゃないけどな」
そう……。決め台詞を言ってやった。
「なぬハゲ?」
一瞬静寂という時が流れる。
「まさか、お前、アレじゃないのか?」
神が珍しく驚いてる。ドン引きしてる。明らかに後ずさりしている足。なぬ。ハゲ?
面白いハゲ神だな。
「ワシも童貞ではないけどな。ははっははっは」
あ!大嘘だな。語尾にハゲがついてないし。
分かりやすいハゲ神だこと。というかこのハゲジジイ違う意味の童貞ではないだろうか。
いや。聞かない。
いやいや。聞いたらやばい気がする。
いやいやいや。聞いたらどこかのホテルに連れ込まれそうだ。
違う意味で受けるか攻めかどっちかだと思う。
こんなハゲジジイに正直相手にされたくはない。
ドッキリってわかってるし、どこかに、早くドッキリでしたって看板お願いします。
スタッフ。早く出てきてくれないかな。某テレビのドッキリ番組なんだろ。早く出て来いよ。スタッフ。
出てきて本当に、こっちはこんなジジイと喋りたくないんだよ。どうせドッキリだろ。
おれの心配をよそにハゲ神が喋りだす。
「話を続けるハゲ。で、その異世界で死んだ人達って、まあハゲ、モー群に殺された訳ハゲ? んでもんでハゲ、そこでハゲ、死んだ人達は結構な数の人間が減らされているんだ、ハゲハゲ。はっきり言って、このままじゃ人類が滅亡もして、人は生まれるけどハゲ、その星の世界が滅びちゃう命運が掛かっている。ハゲハゲ! みたいなハゲ。でハゲ、それなら他の星で生きてる人達を、そこに送り込んでしまえって事になってねハゲ?ハゲ」
あれ、珍しくハゲ連発しやがった。なんだこれ。真面目な話してるのかな。
どうしよう。早くスタッフ。出てきてくれないかな。遅いな。ってか隠しカメラで撮影しているに違いない。
つまり、生存競争世界?
なんで誰も通らないんだよ。おかしすぎだろう。
今、俺たちがいる場所、普通の田んぼに囲まれている。道のド真ん中。車ぐらい通るだろうが……。
このスカウトのハゲ神。なんか結界でも張っているのかな。
またおれが無言なことをいいことに一人で呟くハゲ神。
「でもってハゲ。どうせ送るならハゲ、若い男やらイケメンの男。ハゲハゲ。男がいい。男だけがいいんだよ。男限定のスカウト神。無理やりワシがスカウトしてハゲ、」
「どうでもいいけど言葉はどうなんですかね?」
興味はさほどないけど訪ねてみた。
「その辺は問題ないハゲ。全部日本語だ。多分」
!!??
多分!多分ってどんだけの頻度の多分なの?
もはや、イケメンにしか興味を持っていないハゲ神。お決まりの多分安心サポートはあった。
どんな多分サポートとかは知らん。
男だけにあるんだろうか。変な多分安心サポートだな。
おれじゃなく別のイケメンを連れて行ってほしい。
オレの存在など無視して一人で喋りだすハゲ神。
「早くハゲ。バカ男がハゲー。一カ月前まで元ニートで女大好きな人なんかに誰も期待はしてないからハゲ、何でもいいからハゲ、はやくしてハゲ」
なんでオレはこいつにバカにされないといけないんだ。しかも初対面で。
オレはハゲ神にこう言ってやった。
「おい……、オレは女が大好きなだけだ……っ!」
「ハロワもちゃんと通ったわ」
オレ話など全く聞かないハゲ神……。
オレは、このスカウトの名乗るハゲ神を言葉だけで言い負かしてやると決めた。ってか決意した。
「お前は、アレ系のスカウトのハゲ神だろ。ってかもうこんな変なゴタゴタに巻き込まないでくれ。というか、そんな危険な場所にオレを行きたくもない。オレはこの世界で生きていくんだよ。わかるか?オレは冒険にも興味ないし、普通の生活がしたいんだよ!違うやつをスカウトしてくれ。マジで、オレを、こんなこの世界で幸せに暮らしていきたいんだよ。わかるか?オレの人生を奪うな。他の奴に当たってくれ」
オレの発言に、このスカウトのハゲ神の逆鱗にようだ。
「じゃあお前」
ハゲジジイはオレに、中指を立てた。そして言葉でお前を言った。
フックユー的な手で指差ではない。
英語だしき単語でいうと、ファックユーされた。手と言葉だけ。
逆鱗に触れスカウトのハゲ神、
絶句した。
スカウトハゲ神の逆鱗に触れたオレ。
え?おれは止まった。時間が止まったように……。
「あーはい。ハゲハゲそれじゃ、このハゲの魔方
遊びで書いてみただけです。
はい。
さーせん
謝りません。