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僕と彼女の魔法戦争  作者: Rb@
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エピローグ?

《始まりの町》、この町がそう呼ばれるようになったのは五十数年前のこと。

なぜそんな名前になったのか? 

それは早い話、魔法が発見されたから。

発見された魔法はすぐさま全世界へと広がる……かと思われた。だが、そんなことにはならず、五十数年の間この町を発展させ続けた。

魔法を解析しようとする者、新しい商売を考える者が現われ、町の人口は百倍近く跳ね上がった。

始まりの町は、来るものを拒まずに増加を続けていく。


この町にはいくつかのルールがある。

そのために僕は生まれた時から今に至るまで一度もこの町を出たことがない。

町の外に出る理由も特にはないのだが、テレビに映る東京や京都のような観光地を見ると自然と心が躍ってしまう。

また、こっちの海は冷たくて泳げるようなものじゃないからこそ、海で泳ぐなんて絶対にありえない。精々、砂浜でバーベキューをする位のこと。

そんなこともあって七歳の時、母さんに「旅行に行きたい!」と駄々をこねたことがあった。だが、母さんは泣いてしまった。

「国の決まりで町の外には行けないの…… ごめんなさい」と謝り続ける母さんを見てしまった。

それ以降、僕は自然とその話題には触れないように過ごした。

それから八年の月日は経ち、僕は十五歳になっていた。


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