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俺と不思議少女の一年間!☆  作者: 蒼空
俺と不思議少女の一年間 最初の季節編
7/44

俺と不思議少女の想い(前編)

今日の放課後、美奈が正式部員になったのを記念して、歓迎会をすることになった。

もちろん場所はうちになった。


「お邪魔します」

「じゃますんぞー」

「お、来たか、まぁ狭いがゆっくりしてくれ」

ま、何もないし、そこまでごちそうも出せないのけどな。

「今日はどれくらいまでお祝いするの?」

「時間が許すまでだな」

俺たちが話してると、台所から美奈が声をかけてくる。

「お兄ちゃん、お味噌汁できたよ」

「お、サンキュー」

「あれ?、美奈ちゃんも手伝ってるの?、せっかくのお祝いなんだから、あっちで話してていいよ、後は私がやるから」

美奈は戸惑うが、冬が説得し、美奈はリビングに座る。

「いいんのかな?」

「大丈夫だよ、それに冬の料理はすごいうまいんだぞ?」

美奈はやっと納得したらしい、たぶんおいしいってところに反応したのだろう。

「ところで美奈ちゃん、好きな人とかできた?」

「おいおい、まだ来て三日だぞ?きがはやすぎるだろ?」

「よければ友達から・・・」

始まった、自分のことになると周りが見えなくなるクセ。

「え、えぇっと、言えないです」

「大丈夫、誰にも言わないから!」

美奈は隣にいる俺のズボンのすそを引っ張る。

このサインは遊園地で覆えたぞ。たぶん怖いんだ。

「おい幸也、美奈が・・」

「美奈ちゃんがこわがっいぇるじゃない!」

「って!、何すんだよ!」

俺が言い終わるよりも早く、冬が幸也の頭を歩お玉で叩いた。

そして言い争う二人。

二人の喧嘩を見ている美奈が急にクスッと笑った。

「ん?、どうした?」

「どうもしないよ、ただ、二人を見てると、本当の姉弟なんだなって思って」

「美奈ちゃんと風夜は喧嘩したことないのか?」

「ないよ」

まぁこの前会ったばかりだしな。

それに美奈はいい子だしな。

「あ、そうそう、ごはんできたんだった!」

「じゃぁたべるか!」

俺たちは、食卓へ行った。

食卓には、何も変わらない、いつも道理の野菜炒め、奮発して買った骨付きチキン、味噌汁とご飯がある。

いただきますといい、まずはいつもの野菜炒めを食べる美奈。

「これ、すっごくおいしい!」

その後も美奈はたくさん食べ、たくさん話した。


時刻は午後10時。もう帰ならければいけない時間だ。

「幸也!起きろー!」

はしゃぎ疲れて寝てしまった幸也と美奈。

幸也には帰ってもらうために起きてほしいのだが、まったく反応しない。

「仕方ない、幸也は泊りだな」

「じゃぁ、私は買えるね」

「送ってくよ」

「ありがとう」


7月、夏の夜空がテラス道、俺と冬は歩いている。

「ねぇ、風夜最近明るいね」

「そうか?」

「まえまでは、ミーナが死んじゃって、元気なかったのに、最近はウソみたいに明るいよ?」

確かに、周りから見たらそうかもしれない。

「もしかして、美奈ちゃんが原因?」

「い、いや、ちがうから!」

「別に悪いわけじゃないんだよ?、ただ、大切な家族ミーナがなくなったのに、あんまり気にしなさすぎるのもどうかなって」

「忘れたわけじゃない、あのときの悲しさは、絶対に忘れない・・」

話が一区切りするとちょうど冬の家に着いた。

冬は家に入り幸也の着替えをとってくると、俺に手渡す

「はい、これ着替え・・・それと、一ついい?、目、閉じて?」

「お、おう」

おれは目を閉じると・・何かが俺の唇に触れるのがわかり、とっさに目を開ける、そこには目を閉じ顔を赤くした冬の姿が映る。

「冬?」

冬が離れると、俺は問う。

「私の・・ファーストキス・・ずっと風夜に上げたかった」

「だけど・・」

「私と付き合って!」

それは、予想外の一言だ。

昔から俺に想いを寄せていることは、噂や幸也から聞いていたからわかってた。

でもまさかこんなタイミングとは思わなかった。

             俺と不思議少女の想い(前編)END

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