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俺と不思議少女の一年間!☆  作者: 蒼空
俺と不思議少女の一年間 波乱の混浴温泉編
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俺と不思議少女の勉強会

久しぶりの本編投稿、やっとできました!

どぞ(/・▽・)/

クロの一連の出来事が終わって、一ヶ月ほどたった時だった。

あれから癒菜はクロに保護してほしいとお願いされた子犬には、クロと命名し、二代目クロとして、今まで以上にさらに気を配って育てている。

あまりの溺愛ぶりに、見ていこっちが疲れるほどだ。

でもみんな、そんな癒菜を微笑ましく見守っている。


部活にも、クロに許しをもらえたことで、心の傷を癒すことができ、今ではしっかりと部活のメンバーだ。

始め、癒菜は俺があの時渡された退部届を承認したと思っていたようで、俺が部室の引き出しからあの時の退部届を出して破くと、驚いた様子だった。

癒菜は初めから退部なんてしていなかった、ずっと、そしてこれからも、この部活の部員なんだって、言ってやった。

その時の癒菜の顔は、本気で大泣きしそうな感じだった

今まではクロのことがあって、強い自分を演じていたが、本当の癒菜はもっと打たれようわい感じだ。


色々なことがあった秋が過ぎ、今年も寒い冬の季節がやってきた。

さすがにもう外を歩くのに、手袋とマフラーは欠かせない。


「猫ちゃん達といるとああったかいよ~」


猫を数匹のっけて、二匹抱っこしている美奈がストーブの前で温まっている。

むしろ美奈の方が猫に見える。

そんな状態だ。


「今年はこれでもあったかい方なのよ?」

「犬は意外と寒がりなんだよ~」


冬の言葉にグデーっとしている美奈が答える。

完全になまけきっているいる。


「冬休みはどうするの?」

「冬休みもどこか行くのか?」


隣でクロと戯れている癒菜が思い出したように聞いてくる。


まあ、夏も出かけたから冬もそうなるとは思っていたが。


「私温泉がいい!」

「あ、私も!」


美奈と冬の意見が一致した。

確かに温泉とは、冬にもってこいだな。


「確かに、もう何年、温泉なんて行ってないんだろうな」

「私も、全然行かないのよね、幸也とは行きたくないし・・・」


まあまず学生やってる時点で、なかなか行けないしな。


「じゃあいいとこ探しておくわね。旅館にする予定だけど、なにか要望はあるかしら?」


全員の意見を聞き次にどんな場所がいいかと癒菜が聞いてきた、その編も聞いてから決めてくれるらしい。


「私は、海が見えて、当然露天風呂があって、雪とか降ってると嬉しいわね」


一番に言ったのは冬だった。

要望はかなり多い。


「俺は座敷がいいな、旅館の中にはベットとかあったりするし」

「私もお座敷がいい!」


前に住んでいたいた家が座敷だったこともあり、俺も美奈も、座敷が一番ゆっくりできる。


「わかったわ。雪が降ってて海が見えて、部屋が座敷に・・・それと混浴ね」

「ん、ちょっと待て、混浴ってなんだよ」


この人、サラッと問題発言してないか?

仮にも風紀委員長でもあるんだよね?


「あら、混浴をしらないの?男女が一緒に・・・」

「そうじゃなくて!混浴の必要性あるか!?」

「皆の公認よ」


そう言われ、俺がみんなの方に視線を送ると、気まずそうにみんな俺から目をそらして、合わせようとはしない。


「そうだ、幸也、いくらなんでもお前なら!」

「男なら・・・賛成、だろ?」


ダメだった、こいつそれしか頭に入ってねえ!


「はい、というわけで、混浴は決定ね。いいわね?」

「・・・・・・はい」


こうして、混浴温泉行きが決定した。


「あ、でも、今度の冬の期末テストで八十点以下を取らないことが条件よ」


それを聞いた瞬間、本人と冬意外の全員が固まった。


「それはまた・・なんで?」

「最近テストの点数落ちてるでしょ?」


その言葉に、全員が明らかに図星な反応をした。

みんな、頬が引きつっている。


「だから、今度のテストまでに私と私がみっちりおしえてあ・げ・る!」

「ハ、ハハハハハ・・・」


俺はただ笑うしかなかった。



混浴行きと同時に、放課後のテスト勉強がつづいて数日。

俺は癒菜に指定された問題を全て解け、次に出された生徒会長手製の小テストも難なくこなし、一抜けとなった。

それで、今日がその小テストの日だった。


「風夜って本当は頭いいのに、なんで隠しているわけ?」


ここ数日でこなした問題集と、先ほどやった小テストを見ながら俺にそんな質問をぶつけてくる。

いつも癒菜は、基本的に俺の勉強を見ていた。


「別に、そんな目立ちたくないだけだよ」

「十分目立ってると思うけど・・・」


隣で美菜の勉強をみていた冬がツッコミに入った。

まあ確かに今年は文化祭での女装やら、美菜との関係などがあり、それなりに目立った。

でもかと言って別に目立つこと自体が嫌なわけじゃない。

ただ意味は同じになるかもしれないけど、あまりちやほやされたくないだけだ。


「あっ・・・てか女装の件は癒菜が・・・!」

「だってあのほうが面白かったんだもんっ!」


こういうときは、可愛子ぶってプイッとそっぽを向く。


「あ、美菜の勉強は明日から俺が見るよ、そのほうが俺も復習見たくなっていいだろ?」

「そうね、私も幸也にも教えてあげないとだし、正直助かるわ」

「それじゃあ私は一足先に帰るね」


俺と癒菜の会話を一通り聞き終えた冬が、荷物をカバンに詰めて玄関へと歩いていく。


「あ、おう。ありがとな」

「いいよいいよ、全ては混浴のためだしね!」

「そこかよ・・・」


冬はグッと拳を握り、一人玄関で燃えていた・・・いや、おそらく萌えていた・・・俺に。

これに関しては、もう何も言うことはない。

俺は今ある現実を受け入れることをするしか。

というか受け入れるしかないしな。


「それじゃ明日」

「おう、明日」


冬を見送り、美菜の元に戻ると、癒菜が丁寧に教えていた。

遠目に見ていると、まるで仲のいい姉妹のようだ。


「癒菜も帰っていいぞ?」

「ううん、今日は最後までいるわ。言いだしたのは私だし、しっかりと後始末しないとね」

「癒菜さん、ここってどうやって解くんですか?」

「あ、ここは、こう考えると・・・ほら、簡単に答えがでたでしょ?」


癒菜が即答で答えたが、その教え方はわかりやすく大事なところをしっかりと掴んでいる。

家庭教師でもやればいいのに。


「それじゃあ俺は夕飯の買い物行ってくるから、悪いけど留守番頼める?」

「問題ないわ。気をつけてね」


俺は癒菜に言葉を返して買い物に出た。

このあと家に帰り、夕飯をあらかじめ三人分買ってきたことで俺の夕飯の誘いを癒菜は断れなくなり、本人はツンで返してきたが、たぶん本心は嬉しいのだろう。

美菜と俺を席に座らせて、俺の買ってきた食材を調理して今日の夕飯を作ってくれた。

当然美味しいし、うなく表現できないが落ち着く味だった。

次の投稿も早くできるように頑張ります!

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