俺と不思議少女の過去
「起きて、朝だよ?」
「ん?・・・もうちょい・・」
「起きないと襲っちゃうよ?」
「おすきに~・・・」
「せーの!」
「ん?・・ちょっ!タイム!・・グハァ!!!」
俺の腹に見事に美奈ののしかかりが炸裂した。
違う意味で安らかに眠りかけたぞ。
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あの後別の意味で眠りかけた俺は、二度目の襲撃がくる前に起き上がり、急いでしたくをしている最中だ。
「そういえば、美奈はどこだ?」
まあどっかいったわけでもないからそっとしておくか。
おれは寝室に荷物を取り行くと。そこには予想もしてなかった光景が。
「ふぇ?////」
「え、えっと~使用中?、あははは、は」
そこには。昨日買ったのか、ピンクの下着を身に着けた美奈が顔を真っ赤にしている。
「お兄ちゃん、私まだ心の準備が・・・/////」
「誤解だ!てか心の準備って何だ!」
「ちがうの?」
「ちがうだろ!・・・ん?それよりなんでお前、俺の部屋なんかに?」
「これ♪」
「お前、それ、うちの高校の制服!何でうちに!?」
「今日から私も一緒に行くんだもん」
「でも、お前の存在なんて誰かに知られるわけには・・」
「その辺もね、神様がどうにかしてくれた!」
神様、そんなことして許されるの?
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その後無事登校できたおれは、美奈を職員室に送り届けて、教室で一息つく。
「おつかれか?リア充?」
「わるい、疲れたからそっとしといてくれ」
こいつは中学の時から一緒だった朝波 幸也
はっきり言って何でこいつが高校を受かったのか不思議だ。
「聴いたぜ、美少女と登校したらしいな、それとまた噂によると、その美少女はお前の親戚の妹とらしいな」
「もうそこまで話が出回ってるのか」
「風夜、女の子と登校したって本当?」
この子は幸也の双子の姉の朝波 冬弟とは違って頭もいいし、生徒会にも入ってる、いつ考えても双子とは思えないな。
俺たちが話していると、チャイムが鳴り、朝のホームルームが始まる。
チャイムがなり終わると、担任と美奈が入ってくる。
担任がある程度話し終えると、美奈は自己紹介を始めた。
「桜木美奈です、よろしく」
自己紹介を終えると拍手が起こる、男女構わずみんな美奈に見とれてしまっている。
その後、毎休み時間、美奈は質問責めだった。
美奈の親戚だけあって俺にも質問がちょくちょく来た。
そして放課後、家に帰ったら俺は美奈にあることを聴こうと思う。
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家にかえって、食事を終え、俺は美奈をリビングに予備ソファーに座らせた。
「美奈、今から聴くことは正直に話してほしい」
状況を読んだのか、美奈は、小さくうなずく。
「俺と初めて会った、あの日のこと覚えてるよな?」
そう、初めて会った日、それは、まだ美奈がミーナで、捨て犬だった頃の話。
綺麗な桜散るあの公園で・・俺はまだ小学生だった頃、公園で遊んだあと、一つの段ボール箱の中に、生後まだまもない子犬が一匹、入っていた。
子犬は、俺を見て何かを訴えるかのように必死に鳴いた。
それを放っておけなかった俺は、家へ持ち帰りどうにか家で飼えないか説得した。
説得のかいもあって、子犬いはうちで飼うことになった。
「あの時は、本当にありがとう、おにい・・風夜に見つけてもらえなかったら・・」
「美奈、今だから聴く、お前の過去に何があった?、何で捨てられたんだ?」
「言われた・・・前の飼い主さんに・・お前は何で生まれてきたんだって・・」
いやなことを思い出させてしまった。
きっと、まさか飼い犬が子供を産むとは思ってなく、多すぎる子犬を他の人へ引き取ってもらって、余ったのが美菜で、処理に困った前の飼い主は、捨てたのだろう。
最近ではよくある話だ、金がない、こんなに多く飼えない・・無責任にもほどがある、俺は、そんな人間を許せない、そのために俺は・・・・。
俺は美菜を見たすると彼女の膝が、少し濡れていた。
泣いていた・・。
「わるい・・いやなこと、思い出させちまうことは分かってたんだ、だけど、このことだけは聴いておきたかったんだ、ごめんな・・」
俺は美奈を優しく抱きしめた。
すると美奈は、 少し泣いた後、疲れて俺に抱きしめられたまま寝てしまった。
美奈をベットに寝かせ、俺もその隣に横になる。
俺と美奈(不思議少女)に与えられた期間はたったの一年間。
願わくば、美奈に幸せがあることを祈った。
俺と不思議少女の過去END




