俺と不思議少女のホワイトデー
以前投稿したのホワイトデーを割り込み投稿させわかりやすくしただけです。
今日はホワイトデーだが、同時に学校でもある。
そのため渡すのは放課後の部室になった。
「美奈、冬。これ、バレンタインのお返し」
俺は躊躇していると恥ずかしくなるため、思い切って二人に渡す。
「ありがとう」
「そっか、今日はホワイトデーかあ、ありがとうね」
美奈は嬉しそうに、冬も当然嬉しそうだが、忘れていた様子だ。
「それで、手作り?」
「ごめん、手作りなんだけど、作る時間があんまりなくて、見た目はただの板チョコになってさ・・・味の方も保障できない・・・・・・」
俺のチョコは、昨日急ピッチで作り、銀紙に包んだため、正直完ぺきとは言えない。
「どれどれ・・・・・・っ!!」
「いただきまーす!・・・・・・風夜、おいしいよ!」
美奈は大喜びして味も絶賛しているが、冬の動きが止まっている。
・・・うまくなかったのだろうか。
「そ、そうね、おいしいわ!うん、おいしい!・・・・・・・・・私よりおいしいとは言えないわ・・・」
「そうか、来年はもっとしっかりしたのを渡すよ」
「た、楽しみにしてるわね」
「じゃあ来年もチョコ作るね!」
美奈は来年と言っているが・・・・・・その話はやめておこう。
・・・しかし、どうして冬は動揺してるんだろうか。
すっごい謎だった。
ところ変わって生徒会室。
今日は私が生徒会室の報告書作成当番の日だから、今は私と幸也の二人しかいない。
「先輩、これ、ホワイトデーのチョコです」
「え、いいわよ、私何にもあげてないわ」
生徒会長の座る席にいる私に、幸也がチョコを差し出してくる。
「それに買ったやつでしょ?」
「あ、えっと・・・はい、すみません」
「だからなんで謝るの!」
「あ、すみま、あっ・・・」
最近こんなやり取りばかりで、調子が狂う。
「受け取ってください!」
「うっ、そこまでいうなら・・・ちょっとこっちきなさい」
「はい」
私は幸也を隣呼び、幸也のチョコを受け取ると、すぐに開けた。
「丸いチョコ・・・ちょうどいいわね」
「え、ええ?なにするんですか?」
幸也が挙動不審になっている。
私はチョコを一つ口に入れると、少し溶かす。
「ふぁつ也、ふぁおをこっちに寄せてちょうふぁい」
「ん?あ、はい」
口にチョコを含んでいるため、聞き取りづらい言葉を話す私の言葉を理解して、幸也は顔を寄せる。
「っ・・・ん」
「っ!?」
そして近づいた幸也の唇に、自分の唇を重ね、口移しで、私のチョコを幸也に渡す。
「んん・・・・・・はっ、ごめん!こういうの嫌いだった?!」
やってから気づいたが、もしも幸也がこういうことが嫌いな人間だったら、完全に拒絶されてしまう。
「・・・い・・・いいです!バッチグーです!!」
幸也は私のあげたチョコを、大切に味わって食べている。
「そう、それならよかったわ」
「世界で一番甘い先輩のチョコ、最高です!」
「改めてそういわれると、なんだか恥ずかしいわね」
「俺、先輩のこと、もっと好きになりました!」
「あ、ええ、ありがとう」
その後、テンションとやる気が爆発的に上った幸也は、次々と生徒会の仕事を片付けてくれた。
今後ともよろしくお願いします!




