俺と不思議少女の初日
第一話
俺と不思議少女の初日
とりあえず行くあてもないだろうし、ミーナが俺を無理矢理説得したわけで、住む家は俺の家になった。
すでに夕飯もすませ、お互い入浴もすませた。
ちなみに服は俺のお下がりだ。
あと残るのは、寝床のみ!
あいにく我が家には独り暮らし用のシングルベットしかない。
つまりやることはひとつ!
「ベットは勝手に...」
「こっちで寝るんだよね?」
「え?」
「流石に前世は犬でも、一緒に寝るわけにはいかないからな?」
「なんで?」
「いや、何でと言われても.....」
神さま、せめてそれくらいの常識は教えておいてください.....
「とりあえず一緒にベットー!」
「あー、わかったわかった!、今日だけだからな..」
「明日も!」
「とりあえず寝よう、今日はいろいろありすぎて疲れた」
「無視...」
ちょっと怒りぎみのミーナをおいて先に熟睡.....なんていかず。
彼女なんてもんを作ったことなどない俺にとって、一つのベットで少女と眠るのは相当大変だ、しかもシングルベットだ。
しかもこう、いろいろとあれなもので、ミーナを意識してしまい眠れない。
─────────────
次の日、土曜の朝。
俺は目が覚めると、とりあえず眠い、昨日は結果2時間程度しか眠れなかった。
大あくびをしながら台所へ朝ご飯の準備をしにむかう。
しかしなぜだろう、台所に近づくにつれて、味噌汁のいい匂いがする。
「おっはよ♪」
「おはよ」
ミーナはせっせと朝御飯のしたくをする。
「.....」
「.....」
「..っておかしいだろ!」
「え?何が?」
「いや、食品とか作れるのか!?」
「うん!」
「そこまで自信満々に言われるとなー....」
「カップラーメンとお味噌汁ぐらいなら楽勝だよ!、うん!」
「そ、そかそか、期待しないで待ってる..」
その後朝ご飯は作られたが、思っていた通りの光景だった。
昨日炊いた白米、そして味噌汁.....
まぁ味噌汁が旨かったのでどうにかなった。
(まず一つ、教えることができたな...)
─────────────
朝ご飯を食べ終えるとミーナが俺に問いかけてきた
「名前」
「名前?、ミーナだろ?」
「ちがう!、人としての名前!」
「あぁ、そっか、さすがにそのままはまずいか」
「犬の頃見たいに、いい名前がいいな!」
「てか、名字とかどうなんの?」
「義妹でいいんじゃないかな?」
「義妹かぁ、上の名前は桜木でいいとして、下の名前どうするか...」
「楽しみ♪」
「そうだな、名前なんて決めるの小三の虫以来だな♪」
「そこは私の名前決めるときを思い出すでしょ!」
「ごめんごめん、とりあえずなにか候補とかないの?」
「ミーナをつかって!」
「.......じゃあ、美菜」
「まんまじゃない!....まぁでも、悪くないから、それでいいよ!」
「じゃあきまりだな!」
「この名前、大切にするね!..お兄ちゃん!」
「お兄ちゃん...か」
「兄弟ならその方が自然でしょ?」
「まぁ、そうだな」
「あ、これからは毎朝毎晩、家の家事は私がやるし、ご飯も作るから、お兄ちゃんはゆっくりしてていいよ♪」
「え?、ご飯も?」
まさか、毎日味噌汁と白米のみ?
「ご飯は教えるから、それまでは俺が作るよ、うん、その方がいい!」
「そんなに言うなら、いいけど」
「そういや、何でも知ってるって訳でもないし、何も知らないわけでもないんだな」
「う~ん、頭が知ってた?体が知ってた?......わかんないや♪」
「ふーん」
「ねぇ、でかけようよ」
「どこに?」
「犬のころ、行けなかったところに!」
「いいよ、行くか♪」
とりあえず手始めに、バスで10分近くにある近場のデパートに行くことにした。
「ひろーい!」
「動物は入れないからな、初めてだろ」
「人いっぱい」
「聴いてないし....」
始めてのデパートに好奇心旺盛な美菜は次から次へとお店を回った。
そこは犬の頃から変わらないんだな♪
そして次々と店を見ていく美菜、俺の見る暇ないな..
美花「次行こー!♪」
風夜「おぉ~」
あとどれくらい回されるのだろうか....。
─────────────
そして一つの店の前で止まる
「.....」
「なに見てるんだ?」
「..」
ジっと何を見てるかと思ったら、レストランのガラスケースの中の作り物の食べ物だ。
「・・・」
「美菜、よだれ....」
「このアイスたべたい!」
「食べるかっ。」
「....うん!」キラキラ
そんな子犬のような目で見ないでくれ。
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「ありがとうございましたー♪」
店員が儲けた儲けた、なんて顔をして見送る。
美花のおねだりに負けた俺は見事1000札が三枚飛んでいった。
「ありがとう♪」
「その分夕食は豪華じゃないぞー」
「はーい.......」
「ん?」
「......服、欲しい..」
「じゃあ、買うか、流石にずっと俺の服着るわけにもいかないしな」
「ありがとう、お兄ちゃん」
「べつにいいさ、買いたい服一式選んでこーい」
頼む、なるべく安いやつ
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どうやら選んだ美菜が俺に感想を聞きたいらしくつれてこられた。
「どお、かな?」
「う~ん」
似合ってはいるんだが、パッとしない
「どうでしょ?彼女さんにはこちらの方がお似合いだと思いますよ?」
すると店員が一枚のワンピースを持ってきた。
「か、彼女...さん//」
「とりあえず着てみなよ」
「うん」
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「似合う?」
美菜はスカイブルーのワンピースを試着した。
なんと言うか....
風夜「スッゴク似合ってる!」
美花「ほんと?!じゃあこれにする!」
「すみません、これいくらですか?」
「セール品で....」
セール品か、なら安いな
「3500円です♪」
は?、高くない?これのどこがセール品なのやら。
「わかりました。」
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「よかったな、服買えて」
「うん♪このワンピース大切にするね!」
おう、たのむ、一生大事にしてくれ.....
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家へ帰り夕食をすませ風呂もはいりテレビを見ていると、もう11時。
明日は学校。
もう寝なくては。
「寝るぞー」
「はーい♪」
「おやすみー」
俺は今日こそ椅子に腰かける、が
「お兄ちゃん」
「ん?どうした?」
「そこで寝るの?、体、痛くならない?」
「気を使うことないさ、美菜はそこで寝ればいいから」
「ちょっと来て」
「ん?」
「えい!」
「わぁ!」
美菜が俺の腕を引っ張りベットへ引き込む。
「っいてて、ん?」
視界が薄暗い...まだ電気は消してないはず、そして柔らかく暖かい.......あっ!
「お、お兄......//////」
「ちょっ誤解!、不可抗力!......って俺は悪くないよな?!悪いのはそっちだよな!」
「欲求不満??」
「ちがうって!」
「そういうことにしとくー♪」
「たくっ」
「とりあえず、一緒に寝よ♪」
「いや、だけどな...」
「あれこれ言わないで寝るのー!私と前はあんなに一緒に寝たじゃない」
「わかった、降参、寝るよ」
こうして。
俺と不思議少女の初日は終わりを迎えた。
第1話END




