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俺と不思議少女の一年間!☆  作者: 蒼空
癒菜の過去決着編
28/44

俺と転校生の部活案内

今回はなるべく早めに出せてよかったです。

どぞ(/・▿・)/

久露さんは転校初日から大人気だった。

おっとり系に見えて意外と言うことは言う子で、男子一同からは、あの清楚な感じがたまんないとか言ってた。


しかし四日たっても、各学年から様々なサークルや部活から勧誘が来ているが、すべて断っているらしい。


「久露さんはどこの部活に入るの?」


だいたい予想はついていたが、聞いてみることにした。


「もちろん。風夜さんと同じところにするつもりですよ?」

「やっぱりか。じゃあこれ渡しておくよ、先生に出せばいいから」


俺は机の中から部活の申込書を取り出して、手渡した。


「はい、ありがとうございます!・・・よしっ」

「ん?」

「あ、いえ、何でもないです!ええっと、この後部活の見学に行ってもいいでしょうか!」


早速部活に興味津々のようで、見学と言わず、出来るなら今日から一緒にお手伝いしたいと言ってく入れた。

こっちとしては、すごく助かる申し立てだった。




「ここが部で使ってる・・・まあ、部室と言うより憩いの場みたいなものかな」

「広いんですね」

「外見はね。さ、入って、今日は俺の担当だから他の人はいないけどね」


ドアを開け久露さんを中へと招くと、久露さんは最高の笑顔で中を眺めた。


「すごいですね!こんなに動物がいるなんて思ってもみなかったです!!」


ケージを見に行き、目に入ったケージから次々と犬種を言っていった。


「久露さんは動物がすきなんだな」

「はい!私、小さい頃にに母にワンちゃんを買ってもらって!・・・今はもういないんですけど・・・未練はないです!」

「そっか、きっとその子も未練はないと思うよ。久露さん優しいから」


会話が終わると久露さんは再び犬種を、今度は口ずさんで行く。

するとあるケージのところでピタッと動きを止めた。


部屋の一番下の一番端にあるケージだった。

中にはなにもいないが、ケージは新品のように綺麗だった。


「あの・・・なんでここだけ何もいないんですか?」

「・・・そこは前に・・・去年事故で亡くなったんだ・・・ここで」


俺の言葉で、場の空気が一瞬で変わった。

無意識に、久露さんの表情が暗くなった。


「あの、聞こうか考えていたんですけど・・・紙に現部員四人って書いてあったんです・・・確か今は、美奈さん、冬さん、幸也さん、風夜さんの四人ですよね?でも美奈さんは最近部活に入ったばかりなので・・・あのチラシの四人目って、今は何しているんですか?」


痛いところを突かれた。

まさか癒菜のことを指摘されるとは思ってなかった。

でも今後部活に入る久露さんに、あのことを話さないのはまずい。


ここは一つ、腹を括って言おう。


「そのことなんだけど、今後部活に入る以上は、聞いておいてほしいんだ・・・長い話になるから、座って話すよ、どうぞ座って」

「は、はい・・・」


そして俺はことの事情をすべて話した。

クロの事から癒菜のことまで、ついでに言い機会だから美奈の身の事情も話した。


「それじゃあ美奈さんはあれなんですか?!生まれ変わりなんですか!?」


予想通りの驚きに、少し笑ってしまいそうになるが、俺は言葉を続けた。

そりゃまあ、あんな非現実的なことを聞いたら、みんなこんな反応するか、信じないかの二択だよな。


「まあ、そういうことでいいかな」

「・・・でも、癒菜さんのことは残念です。最初この学校に来たときに生徒会で会ったんですけど・・・とても他人想いな人何だなって思いました」


癒菜はやっぱり性別問わずに人気だと再認識した。

転校初日から久露さんを虜にするとは・・・。


「でもさ、諦めたわけじゃないんだ、どうにか解決策を考えて、今年中に説得するつもりで入るけど・・・」

「私も、何かお手伝いできることがあるなら手伝いたいので、遠慮なく言ってください」


久露さんはどうしてここまでしてくれるのだろう。

いくら新人部員として手伝えることはできる限りしたいと思っているだろう。

でも癒菜のことに関しては、完全にこっちの問題・・・久露さんが気にするようなことじゃない。


「・・・一つ聞いていいかな?何で久露さんはそんなにいろいろと協力してくれるんだ?」

「そう・・・ですね。私だけ何も話さないのは不公平ですよね」


そういって一呼吸置いてから話し始めた。


「私、さっきワンちゃんを飼っていたって言いましたよね?実は去年の夏に、癒菜さんとクロに会ったんです・・・たぶん癒菜さんは覚えてないかもしれませんが、その時にとても優しくしてもらって」


聞いた話によると、二年前の秋に飼っていた小型犬の子犬が死んでしまい、トラウマになっていたところに、すごい楽しそうにしている癒菜とクロを見て、声をかけたらしい。


「だから私、癒菜さんの力になりたいんです!あの時の私のように、今の癒菜さんの時間が止まったままなら、今度は私が動かしてあげたいんです!」

「・・・わかった、そういうことなら改めて、よろしくお願いするよ」


癒菜が彼女に言ったように、久露が癒菜に問いかければ・・・もしかしたら癒菜の心が動くかもしれない。

俺はそれに賭けてみることにした。

次回の更新もできる限り早くしたいとただいま執筆中です!

それでは次回のお話でお会いしましょう!

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