新しい仲間?!
「あ~最悪!!あんな魔女いなくなっちゃえばいいんだよ!」
さやからすが朝から激怒
どうやらからす山の魔女とけんかした様です
魔女が取ろうとした実を
さやからすが後から取ったのです
それから魔女が意地でも取ろうとしたら
さやからすを殴ってしまったのです
「そんなに・・・怒ること??」
石ちゃんが言います
その夜はさやからすはからす山に帰らずに
小屋で泊まっていくことにしました
かぁかぁ
ぐぉぉぐぉぉ
「さやからすも石ちゃんに負けないくらいの
いびきかくんだね・・・」
杏が困ってます
「寝れないよ!!」
凛が枕で耳をかぶせています
石ちゃんとさやからすは気持ちよさそうに寝ています
結局さやからすと石ちゃん以外の動物たちは
草原で寝ることにしました
外はとても寒いです
「これじゃ寝れないよ~」
みおがみっけんに文句をいっています
「八つ当たりしないでよ~」
喧嘩をはじめました
「2人とも!喧嘩をやめなよ~」
にぃがあきれた顔で言いました
その時でした
ピかッ
そらに光る虹が出来ました
「なにあれ?」
それはさのさんの家の2階に着きました
そしてその光は帰って行きました
その時でした
ブヒィ~~~~~~~~~~~
大きな声が佐野さんの家から聞こえてきました
「なにあれ。。。」
凛がじっとみています
「なんか・・・豚みたいじゃなかった??」
にぃが言いました
みんなは不思議に思って観に行くことにしました
裏口からさのさんの家に入りました
ガチャガチャ
2階から物音がします
「こっ・・・怖いね」
「ひょっとしておばけ???」
いつのまにかさやからすと石ちゃんが
みんなの後ろにいました
コテコテ
何かがこちらに近づいてきます
きゃあ~~~~~~
ぶひぃぃぃぃ
みんな顔をかくして怖がっています
・・・・・
「みんな。みて!!」
そこに居たのはメガネをした豚でした
「豚?!なんでこんなところにいるんだ??」
豚はみんなをじっと見ました
「あれ??牧場の動物たち?!」
聞き覚えのある声です・・・
ひょっとして
さのさん?!?!
さのさんを小屋に連れて行きました
「魔女が呪文を唱えて、私に魔法をかけたのです」
さのさんがみんなに話しました
「さのさん・・・豚なんだぁ・・・」
みんな大笑い
「笑わないでください。でも…動物が話すなんてね・・・」
さのさんは不思議そうな眼でみます
「でも…どぉやって人間に戻すんだ?」
みんなはさやからすをじーっと見つめました
それもそのはず、すべてはさやからすのせいです
「なにか方法は・・・」
その時でした天井窓から手紙が落ちてきました
「なにこれ・・・」
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〒122-1212
メルヘン村さあの牧場
醜い動物たちへ
さやからすが持ってるやくの実を
返してくれたら。
豚から戻してやる
からす山の魔女
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「やだ!!!やくの実は1年に1個しかならない実だから
ずっと食べたかったの!!」
さやからすは大切そうにやくの実を持ってます
「さのさん…一生豚で居てください」
さのさんはしょんぼりしています
「もお大好きな吉川さんとお話できないのか・・・
僕は・・・もお」
その時でしたさやからすが飽きれた顔で言いました
「わかりましたよ・・・やくの実渡しますから!」
もお決めたとなると時間がありません
早くやくの実が腐らないうちにからす山へ行きました
ぴいいいいいいいいいい
さやからすが笛で何千匹ものからすを呼びました
そのうち500匹がさのさんを運びました
もおすぐで朝日が出てきます
いそがなと~
それもそのはず、やくの実は日陰にしか
生息していなく
日に当たったら腐ってしまうのです
やっとのことで魔女の屋敷につきました
いそいでさのさんを豚に戻します
さのさんはおかしな機械に座らされて
気を失いました
そしていつもの人間のさのさんにもどりました
そしてちょうど朝日が出てきました
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その朝
さのさんはベットに居ました
みんなが頑張ってベットまで連れてきてくれたのです
「あー。よく寝たな…」
さのさんはいつものように小屋へ行きました
「夢・・・だったのか?」
夢ではありません
さのさんのポケットにはあの手紙が入って
います
みんなはさのさんの後ろ姿を見て
おかしそうにわらっています
「まだ豚じゃん!」
さのさんのお尻にクルリとした
尻尾が生えていたからです
「きもちのいい朝だ」
今日も楽しい一日がはじまりました