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吉川さんが寝込んだ?!

ぐ~


動物たちのお腹が鳴ります

もう昼の1時を越しています


いつもなら来るはずのお昼ご飯がまだ来ません


「吉川さん、忘れてたりして・・・」


石ちゃんが外を見ながらいいます


ですが今まで吉川さんは仕事をさぼるなど

したことは一度もありません


『仕事は私の命』


吉川さんはいつも言います


「あの吉川さんがね・・・」


杏がいいます


ガラガラガラ


「来た!!」


扉が開いたとともに嫌なにおいが

してきます


「なにこのにおい!!」


さのさんです

さのさんが御飯を作ってきました


「なにこれ!!」


みるとそれは豚用の食べ物で

魚のほねや泥がいり混ざっています


なんで吉川さんは来ないんだろう・・・


みんなは気になって吉川さんのお手伝いさんの部屋をのぞくことに

しました


「みお!見えた?」


石ちゃんのせなかにミオをのせてみおは窓をのぞきます


「いたっ!」


吉川さんは口に体温計をはめておでこに冷たそうな氷を

のせて寝込んでいました


「吉川さんも、熱が出るんだね」


みんなして思いました


そのまま夜を迎えました


夜ごはんは鳥用のごはんで

ライ麦やら食べれないものです


凛とさやからすはそれを食べています



ぐ~



「お腹すいた…このまま吉川さんが治ってくれないと

 私たちずっと変なごはん食べさせられるよ…」


いつもは大嫌いないじわる吉川さんですが

いまは吉川さんが治ってほしいと思っています


「そぉだ!みんなでお世話してあげようよ!」


さやからすが答えました


「いいね!!」


みんなは吉川さんと佐野さんが寝たのをみはからって

家へ忍び込みました


「どれどれ?ここが吉川さんの部屋か」


階段のすぐ隣に吉川さんの寝ている部屋がありました


その隣のキッチンで吉川さんの料理を作ることに…


かあかあ


少ししたらさやからすが来ました


さやからすはからす山の魔女に頼んで

「早く治るくすり」

をもらってきました


家の中はおいしいおいしい香りがします


ガチャ


2階のさのさんの寝室の扉が開く音がします


「やばい!!さのさんが砂糖水を飲む時間だ!」


みんなはさのさんが調味料室に行って砂糖水を飲む

ことを知っています


「隠れて!」


小さいたな大きなたな


みんなはなんとか隠れました


ふらふら


佐野さんがやってきました


どおやら寝ながら砂糖水を飲みに来たのでしょうか

口をむにゃむにゃさせています


「ふう。。。。」


さのさんは寝室へと帰っていきました


みんなはやっとのことで栄養満点おかゆを作れました


「できた!!」


時刻はもお5時です


吉川さんが起きる前にすぐさまおかゆを置きに行きます


キー


扉を開けます


そしておかゆを机に置きました


パっ


その時でした

吉川さんが目を開けました

(やばい!!)


どぉやらきずかなかったようです


__________


翌朝



ガチャ


小屋が開きました


みんなははっとしたかおで見ます


吉川さんでした


「なんだか元気がでてきたな、あのおかゆ」


みんなはにこにこします


「なによ。ほんとに憎たらしい顔した動物たちね。

 でも…ありがとう」


「ほぉ?」


ありがとうにはどんな思いがこもってるんでしょうか


動物たちは考えています


今日も楽しい一日がはじまりました



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