魔術師
「謁見お疲れ様。慣れないところで怒涛の出来事ばかりでごめんね。
後は各客室で休んでもらおうと思っているんだけど、話したい事とかある?」
別室に移り、3人でお茶をしながら話すことになった。
「とりあえず、私がサポートなのは分かったけど具体的に何をすればいいの?
どれくらいで終わるとか、元の世界の私はどうなってるとか、いろいろ疑問。」
「1個ずつ答えていくね。
花子さんは太郎くんのサポート。具体的なことはそのときになれば分かるよ。
そういうシステムだと思って。太郎くんもね。そのときになれば聖女の力が
使えるようになるから。
期間は長くても3ヶ月以内には終われるかな?ってくらい。
それから、元の世界のきみたちだけど今は存在しないことになってる。
もし、元の世界に帰る場合は同じ時間軸に戻すから長い夢でもみている感じだね。
こんな回答で納得できた?」
「私は大丈夫。そのときになればなんとなく出来るようになるから従えばいいのね。」
「そういうこと!」
「拙者も良いだろうか。」
「うん!なに?」
「花子殿はこの状況をよく理解しているようなのだが、拙者は良く分からん。
まず聖女とはなんだ?サポートは援軍のようなものであることは理解したが、
剣を持たぬ者に援護される謂れはないとおもうのだ。」
「それはそのときになってみないとなんとも言えないのだけど、2人で力を合わせないと
今回は対処できないのは確かなんだ。それぞれが協力してくれるとありがたいのよねー。」
「その言い方も気になってた!王様も尽力して欲しいとか、あなたも協力してくれると
ありがたいとか、何もしないで帰るって選択肢もあるの?」
「正解!ただ、すぐに帰ることは難しいから1ヶ月は待ってもらうことになるよ。
その間だけでもお願いしたい。少し危険な区域に行かなくてはならないから、決定権は
きみたちにあるけどね。僕も一緒に行くから絶対死なせないけど、非日常ではあるから。
わざわざ怖い思いするの嫌ってこともあるでしょ?」
「死なない保証があるなら私は協力するよ。私たちがやらなかったら別な人呼ぶの?」
「ありがとう。そうだね、きみたち2人が最適であるのは間違いないから別な人だと10人は
必要になるかなって感じだね。そうなると長期戦覚悟だけどね。」
「太郎くんは?私はサポートだからなんとかなるかって思ってる節はあるけど、それの主体は
太郎くんじゃん?どうしたい?」
「拙者は協力する。花子殿が覚悟を決めているのに逃げるなど武士の恥。援護頼む。」




