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パンツを見たら殺しますよ?  作者: ねむり だいじろう
第2章 ただいま開店準備中!!

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第3話 天才少女


私の名前はアンジュ。


今、とても後悔(こうかい)している。


どうして、こんなことになったのだろう―――



草木(くさき)()(しげ)り光が届かない室内


()()がるホコリ


蜘蛛(くも)()をかき分け進む


カビと湿気(しっけ)(にお)いが立ち込める最深部(さいしんぶ)・・・



なんとも不気味(ぶきみ)風貌(ふうぼう)幽霊(ゆうれい)がこちらを見ている。


「ま、ま、真白ネェ・・・う、うしろ」

「え?どうしたのアンジュ?」


「ひぃっ!・・・ま、真白」

「え?美桜まで?」


・・・ドサッ

「え?ミーナ?・・・気絶(きぜつ)してる!」


「ちょっと、みんな~。どうしたのよぉ。」



「何やお前ら!失礼なやっちゃな!!」

幽霊が(さけ)んだ―――


「ギャー!!」

「キャー!!」


「あれ?マミー。()たの?」

「居たの?やないでー!オレのこと忘れとったやろ。」

「あはは、ゴメンごめん。忙しかったからさー。」


「あ、あの・・・真白の・・・知り合いか?」

「あ~、紹介してなかったね。え~っと、使(つか)()?みたいな?」

「誰が使い魔やねん!ダチやダチ、マブダチやで!」

「そ、そうか。使い魔だったのか。」

「マブダチや!ま・ぶ・だ・ち。」

「ねぇ、使い魔ってなぁに?」

「そうだな~、お手伝いさんみたいな感じだな。」

「誰がお手伝いさんやねん!・・・て、もうええわ。」


「この子はマミー。みんなヨロシクね。」

「ヨロシクやで!」

「あ、ああ。よろしく頼む。」

「こんにちは!マミー。」

「おぅ、こんにちは!ええ子やんか。」


「で、マミー。何しに出てきたの?」

「ん?ああ、アドバイスしてやろう思ってな。」

「アドバイス?」

「そや。この物件、なかなかのモンやで。」

「そうなの?ボロボロだけど?」

「そんなもんは何とでもなるわ。」


「ここには()()()が流れとる。」

「ちゃんとキレイにして御日様(おひさん)いれて。」

「水だけイマイチやから、水道管()えてもらえ。」

「ふ~ん、そっか。ありがと♪」


「あ、ミーナ。大丈夫?」

「ごめんねー。この子、私の友達なの。」

「マミーっていうの。ヨロシクね。」

「マミー・・・。」


「それでね、ミーナ。ここに決めたよ。」

「え?本気ですか?」

「うん。水道管って替えてもらえるかな?」

「あ~、そうですね。古くなってるので無償(むしょう)交換(こうかん)しておきます。」

「やった。ありがとう。」


「それと、お金なんだけど・・・支払い待ってもらえるかな?」

「う~ん、頭金(あたまきん)で10万WN(ワーヌ)ほど入れていただければ、多少は。」

「わかった。ギルドに戻ったら払うよ。」


「ところで、(かせ)げるギルドクエストとかない?」

「あるにはありますが、お2人はまだEランクですから受けられませんね。」

「そっかぁ・・・どうにかならない?」

「まぁランクの高いメンバーと一緒なら大丈夫ですけど。」

「なるほど・・・わかった。ありがとう。」



翌日―――


真白と美桜は出かけて行った。

Eランクのクエストをこなしながら、上位ランクの仲間を探すらしい。


私は食堂へ。


扉を開けるとコーヒーの香りが(ただよ)ってきた。


カウンターでは今日も老人が1人、コーヒーをすすっている。


「先生、おはよう。」

「おお、お(じょう)さん。おはよう。」

「お勉強、教えてくれる?」

「ほっほっほ。もちろんじゃとも。」



3日目―――


新聞を読むのに苦労しなくなった。

九九(くく)を覚えた。



5日目―――


長編(ちょうへん)小説を読破(どくは)した。

方程式(ほうていしき)をマスターした。



7日目―――


2人はFランクに上がったらしい。


私は先生と図書館へ来た。

絵本から学術書(がくじゅつしょ)まで何でもそろっている。


1冊の魔導書(まどうしょ)を手に取る。

見たこともない古代文字(こだいもじ)で書かれている。

しかし、不思議と理解(りかい)できた。


先生が小さなガラス玉を差し出してきた。

私はそれを受け取ると、ガラス玉に”()”を込める。


すると、ガラス玉は緑色の光を(はな)粉砕(ふんさい)した。


「ほう・・・」


先生の(うれ)しそうな顔を見て、私も嬉しくなった。




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