デートの準備
私達は彼の提案で一度別れて、各々自分の家で一旦私服に着替えた、理由としては、深夜まで制服でいると補導されたり、色々な店に入れなくなるから……らしい、幸い私達は同年代と比べて大人びており、年齢確認の甘い店を選べば深夜でも普通に入ることが出来ると言っていた、どうして年齢確認の甘い店を知っているのかは後で問いただすことにして、あまり時間の余裕がある訳でもないので、お気に入りの私服であるシックな、黒の縞模様のキャミソールワンピースを身にまとって陸の元へと向かう
あ、そうそう、今日は帰るつもりなかったから、お母さんとお父さんには朝に最後のお別れをしといたんだけど、家に帰ったから驚かれちゃった、朝にもされたけど、お母さんとお父さんにもう一度抱き締められて、人肌の温もりが暖かくて、年甲斐もなく泣いちゃいそうになっちゃったのは、あいつには絶対に秘密だ、だって恥ずかしいし……
陸は私の私服姿を見ると、照れながら褒めてくれた、いつもはそんなに褒めてくれないのに、こういう時だけ褒めるなんてずるいんだから……なんて言いつつも内心では喜んでいた、なんてことも、絶対に、内緒なんだから




