『機械の狂った事実作用』・・・『詩の群れ』から

『機械の狂った事実作用』・・・『詩の群れ』から

㈠

我々は、絶えず、運命という機械の前に、佇んでいるな、だろうだ。

だろう、其処にはある一定の、狂った作用が見受けられるだろう。

だな、しかし、それが、何故狂っているかは、分からないんだ。

そうか、自問自答の末、理解したいものだよ、え？

㈡

だろ、我々は、運命に抗っているからね、意識的に。

そうなんだよ、パースペクティブを壊されても、先に意味を見出したいさ。

しかし、問題は、その事実にあるんじゃないか、だろうだ。

だろうだ、そんな事実は、完全御免だと、我々は、俺もお前も、思っているさ。

㈢

つまり、機械の狂った事実作用ってことで、思想の樹立が急がれるな、だろうだ。

そうだろう、俺の狂いでは、その正体はどん底から再出発だろうな、だろうだ。