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春恋歌  作者: はちみつレモン
7/13

相聞歌

創作の意欲と

才能はシンクロしませんね


なにか書きたくて

相聞歌風を思いつきましたが


オチがきつかったかもです

家庭があるのに

ちやほやされるの好きって


なんか憑いてるかもって

南国だから

もう花は咲いてますよ


あなたは寒がりだから

宮崎が大好きだと

いつも言ってましたね


わたしは雨も好きなんですよ

九州は雨も温かいので

むかしお付き合いしていた人は

濡れた学生服を着たまんま

シャワーを浴びたって

笑ってました


都会の雨は

人の心を寂しくさせますね


あなたが来なくなって

あなたからのプレゼント

部屋の中で寂しそうに見えます

雨が苦手なのかもしれないですね


あなたの街では

もう桜は咲きましたか?

待つのは嫌いだって

ひと月に一度

たくさんのお土産を

いろんなところで見つけたよって

ひとつひとつ説明しながら

テーブルに広げてゆく姿が

すこし懐かしくもありますね


あなたはみんなに優しいので

いまはまた違う人に

あんな感じで

プレゼントしているのかな?


ときどきは

手紙でもいいので

元気にしているよって

できればLINEなんかじゃなくって

おおげさだけど

あなたの手の感触の

残るものを送ってください


こうみえて

わたしも強い女なんですよ

あなたは冷静に見えて

ほんとは夜に

耐えきれなくなる人だから

かえって心配です


あなたにもし

桜の花びらを届けられるなら

封筒に一枚

でもきっと

奥さまに叱られちゃいますよね

小さいお子さまだっているし


でも


すこしだけ


わたしのところへ


来てくれたらなあって




ごめんなさいね


わたし

強い女じゃなくて

悪い女でしたね


えへへって

顔文字よくわかんない


またいつか

会いに来てください


できれば

花が散ってしまう前に


(お願い)


素材は

自分の感じたこと


創作は9割の真実に1割の嘘って

阿刀田先生も言ってますもんね


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